京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.3665 小女郎谷から蛇谷ヶ峰へ

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2017年6月9日夜~10日 天候:晴

 

【参加者】4

L上坂淳一 松井篤 藤井康司 MK

【記録】

21:30蓬莱駅23:20小女郎峠

9日 天候:晴

蓬莱駅に集合し、小女郎谷を登る。松井の完璧なRFで難なく小女郎峠に到着。満月が美しい夜だ。

峠周辺のみ風がある、適当に散らばってそれぞれビバーク

 

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10日 天候晴

4:20小女郎峠~4:42蓬莱山~5:26比良岳~6:54金糞峠~8:14武奈ヶ岳9:20イクワタ峠~10:47須川峠~11:42蛇谷ヶ峰~12:39朽木スキー場~

14:55近江高島駅

起床後、行動食のみ取ってすぐに出発。すでに明るい。快適な朝。

 

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蓬莱山を越えたあたりで日の出を迎える。金糞峠の分岐で水を補給する。

武奈ヶ岳を越えるころから気温が上昇し、虫もうるさくなってくるが、イクワタ峠を過ぎれば、しばらく樹林帯の中で日光の直射を避けられた。蛇谷ヶ峰は十数名の登山客でにぎわっていた。

 

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スキー場からは長いアスファルトの歩きで高島駅に到着。

 

【感想】48期 上坂淳一

残雪の山が過ぎ、新緑祭を終え、ようやく夏山へ向けて始動。

今回のコース、長いアプローチの蛇谷ヶ峰とは十年近くご無沙汰しているので、不安だらけ。エスケープも視野に入れての挑戦。

結果はベテラン松井さんをはじめ、参加者の協力を得て、また天候にも恵まれ順調に消化できた。

皆さまありがとうございました。

 

【感想】60期 MK

夏山に向けて体力つけなきゃと申し込みましたが、詳細を確認して不安で一杯に。

強風の中でのツェルト泊は初めてで、一晩中寒さと形を保たないツェルトとの戦いは良い経験になりました。横でマミー型のまま快適そうに外で寝ておられる上坂L、経験は偉大ですね。感動しました!

最後まで歩きとおせてほっとしましたが、山行の感想は「しんどかった」の一言です。

近江高島駅前ローソン前で、電車の時間つぶしに、みんなで2つ連続アイスorスイーツの打上げも、40km近く歩いた後では最高でした

優しく受け入れて頂いたリーダーと参加の皆様、本当にお疲れさまでした。ありがとうございました!

 

【感想】57期 藤井康司

小女郎峠でのビバークでは、5月の沢泊の経験を踏まえ、エマージェンシービビィと中綿ベストで臨んだ。

稜線泊ということで風雨対策にツェルトを持ってきていたのが、まだ体が火照っていたため、そのままもぐりこんだのが悪かった。夜半風が強くなりツエルトと銀ペフを中に押し込んだものの、寒くて朝まで寝れなかった。教訓:横着せずにツエルトを張っておくべし。

翌日は前夜のスピードハイクとは打って変わって、登りはスローペース。時折涼風が吹き抜ける中初夏のブナ林の尾根歩きを充分楽しむことができた。

昼前には蛇谷ヶ峰に着いたものの、そこからが長かった。特に10キロのアスファルト歩きは足にきました。

 

【感想】46期 松井篤

小女郎峠でのビバークは、梅雨時期にはこれ以上は望めないような満月の好天でしたが、夜通し風が強くあまり眠ることができませんでした。

翌日は早朝から行動したため、武奈ヶ岳まで全く登山者に逢うことがないという、静かな比良を満喫することができました。

また、昨晩悩まされた風が、行動中は心地よく、武奈ヶ岳までは比較的快調に歩を進めることができました。

しかし、比較的順調だったの は、このあたりまでで、武奈ヶ岳から蛇谷峰までの長い距離と微妙なアップダウンの連続がボディーブローのように効いて、蛇谷ヶ峰に到着したときは疲労困憊の状態でした。

その後の蛇谷ヶ峰から、近江高島駅まではほとんど惰性で歩いた状態で、これがもし単独なら、絶対にあの時間にはたどり着けていなかったです。

上坂さんの絶妙のペースと休憩のタイミング、皆さんの揃ったスピードに助けられて、何とかゴールまでたどり着けました。

今回の例会で、まだ歩けるかなという気持ちと、しかしこれが今の自分の限界かなという気持ちの両方を感じました。