京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

№3674 歩行練習/南ア/塩見岳

 2017年7月15日~16日 天候:晴

【参加者】

上坂淳一L 藤井康司 YN MK 会員4

 

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【記録】上坂淳一

15日京都→飯田(昼食、買出し)鳥倉林道P()

16日鳥倉林道2:40三伏峠5:16~本谷山6:26~塩見小屋7:568:57塩見岳9:10三伏峠12:0812:55登山口~13:58鳥倉林道P帰京

15日は17:00から就寝し、早朝に出発。三伏峠の手前から明るくなってくる。本谷山から塩見小屋までは樹林帯が続く。塩見小屋の裏側にはまだ残雪があった。

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頂上直下の岩場は連休のためか少し渋滞気味。

頂上では天候も展望も良く、南アルプスの山々と富士山が見渡せた。遠望する白根三山にもわずかに雪渓が残っていた、

気温が上がる前に下山開始。順調に下り、およそ11時間半で全行程を終えた。

 

【感想】48期 上坂淳一

まったく期待していなかったのですが、道々にはゴゼンタチバナ、コミヤマカタバミ、ミヤマグンナイフウロ、カラマツソウ、シナノキンバイツマトリソウミツバオウレン、ハクサンチドリ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマキンポウゲハクサンシャクナゲハクサンイチゲイワベンケイコイワカガミ、アカモノ、ミヤマオダマキが見られました。

大きな群落はありませんが、南アルプスの高山らしく、短い夏を惜しむかのように多くの花々が咲いていました。

駐車場付近ではヤマホタルブクロ、クガイソウオダマキが見られ、ヨツバヒヨドリにはアサギマダラが飛来していました。

天候とメンバーに恵まれて、充実した山行となりました。皆さまありがとうございました。

 

 

 

【感想】 60期 MK

のんびり3日かけて塩見岳の歩行練習だと申し込んだのに、なんだかどんどん厳しいものに変化していき、最終的に日帰り穂高か塩見に決定。

天候による判断で塩見になりましたが、意外と楽だなと言っていたのは途中まで・・下りはかなり疲れました。やはり南アルプスは山の懐が深いですね。富士山が綺麗に見られたのが御褒美でした。

御一緒していただいた皆様、お疲れさまでした。ありがとうございました。

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【感想】 57期 藤井康司

夏の北鎌合宿に向けての歩行練習だ。23日の予定を日帰りで行くこととなったが、意図せず弱点克服のアイデアを得た。

加齢のせいか昔に比べ睡眠時間は少なくなり眠りも浅くなった。山行ともなれば、前夜を含め朝方ウトウトする程度の夜が23日は続く。睡眠不足で行動中に睡魔や疲労に襲われたりはなかったが、朝まで悶々とするのは辛い。今回もそんな調子だったが、出立は午前2時半すぎだったため、暗闇の中を2時間は歩くこととなった。

リーダーによれば一般登山道を暗闇夜歩くのは特別でもなんでもないとのこと。確かに歩行に支障はなく、涼しい分この時期はかなり楽だ。(大汗かきの自分にとって、行動中の最適体感温度は零下を下回る。)夜中歩ければ苦痛でしかない前夜泊は不要となり。翌日の行動にも数時間の余裕がでる。より風景や自然を楽しむことができるし、荷物が軽くなる上にゆっくり歩けるので、より遠くまで楽にいける。暑くなれば木陰で横になったり、沢で足を冷やしてもいい。長時間行動した結果その夜バタンキューできればラッキーだ。

3000メートル峰のピークハントが6月の比良縦走に比べても楽に感じられたのにはいくつか要因が思い浮かぶが、涼しい時間帯に高度を稼げたのは大きい。単独行でしか出来ないだろうが、近いうちに、試してみたい。

天気と同行者に恵まれて、岩稜帯の登り降りは面白かったし、シラビソの森歩きは気分最高でした。

 

【感想】60期 YN

日本アルプスは初めてで、そこで歩行練習できることも貴重だと思い参加した。

意外なテン場から午前2時起床、登山口からの足取りはかなり重く、一抹の不安を感じながら歩く。

三伏峠に着く頃には空も明るくなり気分が晴れる。頂上までの何度かのアップダウンは本当にきつかったが、メンバーの会話で気を紛らせる。晴れ渡った頂上からの眺望は圧巻で鋸岳や富士山も運よく見えた。下山もスピード下山+登り返しで結構きつく最後の方は足が棒だった。

温泉にも立ち寄り、3日の予定が2日となり1日得した気分で帰京。

ザックの調整していただいたMKさん、経験豊富な上坂リーダー、自分だけ重いザックの無駄や軽量化の必要性を教えていただいた藤井様、歩行以外にも得るものの多い山行でした。

皆様ありがとうございました。