京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

〈個人山行〉Team BCS ゲレンデトレ ~八方尾根、志賀高原、野沢温泉~

【メンバー】
山本夏雄、加藤一子、穐月大介(テレマークチームコーチ)、小泉賀奈子、藤井康司、H.H(アルペンチームコーチ)、T.S、K.I、梅村重和(CL&記録)      計9名
【行 程】
1月11日(金)
ファミリーマート山科三条店20時集合=五竜とおみ エスカルプラザ仮眠室(泊)
1月12日(土)
エスカルプラザ8:00=八方尾根スキー場(終日ゲレンデトレ)=長嶺温泉(泊)
1月13日(日)
長嶺温泉7:30=志賀高原スキー場(終日ゲレンデトレ)=長嶺温泉 (泊)
1月14日(月)
長嶺温泉7:00=野沢温泉スキー場(午前券にてゲレンデトレ)=京都

【記 録】59期 梅村重和
一昨年、昨年に続き、今回も信州のビッグゲレンデ3か所をハシゴするツアーである。本命は志賀高原。仕事を終えてから京都を出られるのはせいぜい20時頃。三日間のゲレンデトレを睡眠不足になること無く、出来るだけ快適に過ごすため、初日の寝どこには遅くとも午前1時頃には到着できるところが良いな、との判断で今回も金曜日の深夜はエスカルプラザ泊、翌日は八方尾根スキー場とした。今シーズンはまれにみる寡雪のため、実施出来るかどうか直前までヤキモキしたゲレンデトレであった。

1月12日(土)
R148はこの時期、アイスバーンの走行となるが、今日はほとんどドライ。快適に走行し八方尾根スキー場の無料駐車場に到着。みんなで名木山ゲレンデを2本ほど滑り足慣らしの後、ゲレンデトップのリーゼングラートへ。その後、アルペンチームは黒菱ゲレンデ下部にてH.Hコーチからワンポイントレッスンを受ける。

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当方も我流ゆえ、H.Hコーチからの指摘はとてもありがたい。教科書の通りにやっているつもりでも、上級者から見れば違うことをやっている。また上級者のシュプールを忠実に追いかけることで、ターンのポイントを学ぶことが出来る。これは目からウロコのトレーニングとなった。ちなみにウロコが何枚あっても足りませんが。
オリンピック道路を通り、道の駅 信州新町 の“そば信”にて夕食。中野市
こけしの宿 “長嶺温泉”に宿泊。

1月13(日)

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長嶺温泉にベースを置き志賀高原に出撃。志賀高原中野市街地からゲレンデまでカーブの多い国道を登っていかねばならない。ここも例年、アイスバーンにビビりながらの運転となるが、今年はほとんどドライな道路と変わりなく走行できた。信州のゲレンデのなかで志賀高原はどことなくおしゃれ。八方尾根スキー場が体育会系ゲレンデとすれば志賀高原はリゾート気分のゲレンデかな?サンバレーにクルマを置き、みんなでジャイアントゲレンデまでスキーで移動。集合場所をサンバレー駐車場16時30分とし、各々のレベルに応じて自主トレとした。T.Sさん、K.Iさんはスキースクールにてみっちりとレッスンを受ける。もっとトレーニングに精進しましょう。

夕食は中野市内のお食事処 “山どり”。唐揚げ定食がとっても美味しい。スーパーマーケット”ツルヤ” で反省会用のアテを仕入長嶺温泉に無事帰還となる。

1月14日(月)
長嶺温泉を7時にチェックアウト。最終日は野沢温泉スキー場にてゲレンデトレ。アサイチのやまびこゲレンデの雪質は最高である。スキーが走る走る!今日も実り多いトレーニングとなった。12時にゴンドラ乗り場の休憩室集合にて今回のトレーニングは終了。帰路、道の駅 “花の駅千曲川”で昼食とお土産を買って京都に向け帰還となった。

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【お店情報】
1)道の駅 信州新町 “そば信”
地元民イチオシの蕎麦屋。こしのある蕎麦とサクサク天ぷらの天ざる蕎麦(850円)がお勧め。
2) お食事処 “山どり”
志賀高原の帰路に立ち寄りたい定食屋さん。鳥の唐揚げ定食が看板メニューか?志賀高原から長野方面に向かう国道を少し入った中野市内にある。
3)スーパーマーケット“ツルヤ”
長野県限定のスーパー。店内は明るく清潔感が大。オリジナルブランドを多
く持っている。特にジャムはいろいろな種類がある。信州ヨーグルトもツル
ヤブランドのヨーグルト。焼きたてパンも美味しい。お総菜は信州名物 “山
賊焼き”がお勧め。
4)道の駅 “花の駅千曲川
安くて美味しい地元の野菜と果物が豊富に並んでいる。お土産には地元・飯
山産のリンゴがお勧め。併設されているCafé 里わ は地元の食材を使った料理が美味しい。お土産コーナーもあり概ねここで完結できるかも。

【感 想】25期 穐月大介
ここ三年あまり土日出勤となり、30年以上続けてきたスキーツアーへの参加が難しくなっていたが、この日は参加可能だった。今年最初で最後になるかもしれないスキー練習だった。今回のメンバーには私を含め3人のテレマーカー(古式スキー保存会)が参加しており、なかなか伝えることが出来なかった古の技術を伝承する機会を得た。というのは、テレマークスキーは深雪の技術でスキー場の圧雪ではどうしても心髄を伝授できないのだが、ツアー中は生きて帰るのに精一杯で練習にならない。今回3つのスキー場には圧雪していないゾーンがあり、かなりみっちり指導することが出来た。技術の大事な要点は伝えられたと思う。
テレマークは軽いスキー、軽くて極端にシンプルな構造の靴とビンディング。カカトを固定しない独特の滑り方は林間でも小回りがきき実際のツアーでは大変信頼できる道具と技術となる。
人、場所、天候、正に千載一遇のチャンスを与えてくださったリーダーに感謝致します。梅村さんのゲレンデトレは色んな人が参加していて大変楽しかったです。

【感 想】59期 H.H
白馬八方尾根・志賀高原野沢温泉と、普段のスキー旅行ではやらない大移動をし、3日間とも違うエリアでのスキーは新鮮。
年末年始でやっと来た大寒波のおかげで積雪量も増え、パウダーゾーンも締まった雪の整地バーンも楽しめました。
八方尾根の八方池山荘から白馬三山が見え、1月の極寒の志賀高原を満喫し、雪が降り続ける野沢温泉でかっ飛ばして、とにかくたくさん滑って楽しみました。ここ何年か滑りで悩んでいたのですが、おかげで自分の滑りを振り返る事ができ、やっとスキーの楽しさを取り戻せたようです。ただシールを持って行ってなかったので、シール登行の練習が出来ずに残念でした。
宿泊先の長嶺温泉は、いつも志賀高原に行く時に、「見るからに怪しい温泉があるなぁ…」と車窓から眺めていた温泉でした。こけしや人形がたくさんありましたが、よく見ると精巧な作りの物が多い。特に1階のロビーに飾っているこけしは、何かの賞を受賞した作品が多かったです。(内閣総理大臣賞もあったような・・・)意外と普通の温泉宿の部屋で、ぬるめの温泉で気持ち良かったです。
これから新雪深雪のシーズン真っ盛りですね。皆様、また機会がありましたら、よろしくお願いします。