京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.3806 武奈ヶ岳ボッカ例会

2019年8月3日(土)    

【メンバー】
小泉賀奈子(CL)、加藤一子、YK、近本かずみ   計4名

【行 程】
8月3日(土) 晴れ
9:11イン谷口~9:26 大山口~10:30 カモシカ台~11:35 北比良峠~11:56 八雲ヶ原(昼食)12:40~13:50 武奈ヶ岳14:10~14:46 八雲ヶ原~15:15 北比良峠~15:41 カモシカ台~16:07 大山口~16:18 イン谷口、比良とぴあ入浴

【ボッカ重量】
 小泉 18.5kg  加藤  16.4kg   YK 17kg   近本  16.6kg 

 

【記 録】 52期 小泉賀奈子
 連日猛暑日が続いていたので、ボッカ例会を行っても大丈夫だろうかと心配しながら当日を迎えた。集合場所のJR比良駅から比良山系を仰ぐと、靄がかかっており、幽玄な様子を見せていた。
イン谷口に着くと、思いの外涼しく感じた。ザックの計量をして出発。ゆっくり歩いた。大山口の川は水がとても冷たくて気持ちがいい。ダケ道ではじわじわ汗が出てきて、気付いたらズボンまでびっしょり。大山口から北比良峠の中間地点であるカモシカ台がいつもより遠く感じた。この暑さの中で荷物を担げないと夏山縦走は難しいからと毎年この時期にボッカをしているが、今日は様子が違う。体力の衰えか・・・と心配になったが、加藤さんからの指摘を受けて分かった。いつもと違う下着のせいだった。熱がこもって熱中症気味になっている自分に驚いた。塩分を補給し、経口補水ゼリーを飲み、しばらく歩いたら感覚が戻ってきた。貴重な熱中症体験として記憶しておこうと思う。
北比良峠に到着。しかし、琵琶湖が靄のせいであまりきれいに見えなかったのが残念だ。近本さんと先頭を交代して八雲ヶ原へ。大きな木の下のベンチで昼食をとった。
昼食後に武奈ヶ岳山頂へ向かう。歩き出してすぐ、YKさんが体調不良を申し出られたので、八雲ヶ原で待っていてもらうことになった。スキー場跡地の日陰のない急傾斜はいいトレーニングコースである。途中で休憩を入れるとかえってしんどいので、コヤマノ岳分岐まで進んだ。

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     武奈ヶ岳山頂にて

 

 山頂は快晴で、遠くまで澄み渡っており、景色がよく見えた。あとから来た方が、
「晴れていると、遠くに白山が見えるよ。」
と教えてくださった。この日は残念ながら見えなかったけれど。大きなカップのゼリーを手に、みかんが溶けずに凍っていたと喜ぶ近本さん。私の小さいゼリーは、保冷バッグに入れていても完全に溶けてぬるくなっていたので残念そうにしていたら、加藤さんがマンゴープリンをくださった。甘い物を補給して一路八雲ヶ原へ。YKさんと合流して、もと来た道を下山した。

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山頂でゼリータイム☆

 

【感想】 60期 YK
一週間前の予報では猛暑日ではなかったはずなのに猛暑日…。しかし曇天のおかげか ひやっとするタオルのおかげか、リーダーのペースも歩きやすく、暑いとはいえしんどさはあまり感じない。今回は問題なく歩けそうだ!と意気揚々だったが、八雲ヶ原昼食休憩後に歩き始めてすぐに吐き気がした。クーラーの効いた部屋にいてばかりで自律神経が弱っていたようだ。残念だったが、涼しい快適空間・八雲ヶ原で待たせてもらうことにした。地図や景色を眺めたり、ゴミ拾いをしたり、偶然通りがかった山岳会員Nさんとおしゃべりしたりして待ち時間を過ごし、そのまま下山…。達成感は味わえなかったが、同行の皆さんと夏山に大いに刺激を受け、夏をしっかり味わう時間をつくろう、トレーニングもしよう!とスイッチを入れてもらったので、やはり参加してよかった、と思う。

 


【感想】 61期 近本かずみ
今回初めてボッカ例会に参加させていただきました。イン谷口からのルートは1年前に経験していたため何とかなるだろうと思って参加表明をしました。しかし、家で15Kgのザックを担いだときその重さに驚き、35℃を超える暑さも予想されたため、最後まで歩けるか不安がどんどん大きくなっていきました。対策としてゼリー状のアミノバイタルアクエリアス、お茶、行動食をいつもより多めに持っていきました。ボッカなので重さを気にしなくていい点が思いがけない発見でした。
当日は予想通り36℃の猛暑日であり、いざ歩き出すと多量の汗が全身から吹き出してきました。自分の熱気でサングラスが曇ったり、Tシャツは塩が噴いて白くなったり、暑さと疲労で厳しい登山となりました。何とか武奈ヶ岳の山頂までたどり着く事ができ、その景色は今までより格別なものでした。下山はザックの重さでよろめきながらでしたが、何とか歩ききることができました。リーダーの小泉さん、ありがとうございました。ゆっくり歩いて頂いたため何とかバテずに歩くことができました。ペース配分や歩き方、パッキング方法、少しだけ読図もして頂きいろいろ勉強になりました。加藤さん、YKさん、暑い中お疲れ様でした。そしてありがとうございました。みなさんと一緒に苦労を分かち合うことで何度も気力を回復する事ができ、充実のボッカ初参戦となりました。またご一緒できる日を楽しみにしています。
    

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八雲ヶ原にて