2020年11月28日(土)~29(日)
【メンバー】CL秋房伸一、松岡みずほ、安宅義人、穐月哲、中尾諭、高橋秀治、筈井益夫 会員7名 ※大江山は男性5名
【行程】28日(土)雨ときどき曇り:16:30綾部・蒼鳩庵現地集合
29日(日)晴:蒼鳩庵=大江山グリーンロッヂ9:40~10:49東稜線~11:35大江山(鍋塚)12:00~13:15大江山グリーンロッヂ=蒼鳩庵
【記録と感想】52期 秋房伸一
四方・元会長(京都岳連前会長)が故郷のご自宅をリノベーションされて民宿を2年前に開業された。御年75の時に思いついてそれから実行されたということで、その気力と実行力には頭が下がる。
例会としては土曜日の16時半に現地集合としたが、高橋さんが怪我のリハビリで最近は自転車によく乗っていらっしゃると聞き、筈井さんも誘って、自転車で現地までの走りを楽しむことにした。
嵯峨嵐山駅7時半に集合、保津峡から日吉ダム、由良川左岸の旧道を走って14時半に到着した。筈井さんはフルサスペンションのMTB!
保津峡を過ぎたあたりから雨となり、上下レインウエアで走ったが、午後には止んだ。
集合時間までに風呂も済ませ、5時半頃から牡丹鍋大宴席がはじまった。上品な味わいで日本酒によく合う献立の上に、食中酒としても秀逸な大吟醸酒もふるまわれ、しっかり飲んだが翌日はスッキリであった。
翌日の大江山は、整備されたハイキングコースだという先入観があり、漫然と歩いていると、道を間違えてしまい、反省。地形図記載のルートをとることしたが、登山道としては廃道化しており、支谷に入り込んでしまった。お陰で、沢登りの詰めのような気分を味わいながら、尾根に上がった。
尾根上の道がなかなかよい感じで気持ちよかったが、やはり山とは真剣に向き合わないといけないと反省した。
女性会員2名は、登山はされなかったが充実した時間を過ごされたとのこと。
四方ご夫妻、参加の皆さん、どうもありがとうございました。
【感想】21期 穐月哲
私にとって2度目の蒼鳩庵訪問です。前は食材を持ち寄り料理を作った記憶があります。ところが今晩は特別メニュー。夕食は四方農園採れたて野菜たっぷりの真知子さんの手料理と囲炉裏を囲んで豊かな海の幸が、、、それからそれからぼたん鍋。なんとも贅沢な食材であることか!
それにも益して四方ご夫妻の心温まるオモテナシとメンバーの楽しい会話にすっかり心も体もリラックスしました。皆様ありがとうございました。
翌日は足が軟弱な松岡さんと私はメインの大江山ハイクに参加せずに真知子さんを頼りに中丹の歴史探索を楽しみました。以下簡単にご報告いたします。
<塩谷古墳>
5c末から6c前半。小高い丘に築かれた12基の大小の円墳群。5号古墳から全国でも珍しい2つの巫女型埴輪が出土。丹波インター味夢の里隣接。
<福知山城>
明智光秀が築いた丹波の拠点。明智光秀は由良川治水、税の免除など善政を施し地元で名君と慕われた。大河ドラマ館も見学。
<丹波の名の由来>
丹色の波:山々が陽に照らされ丹色の波が広がるような国。「福知山城のビデオ」
田庭(たにわ):平らかで広い地。
古代米の赤米が波のように実る国など諸説あり。
<安国寺>
14世紀半ば、室町幕府足利尊氏により創建された寺院。尊氏出生の地と言われる。本堂に釈迦三尊坐像(国重要文化財)、産湯の井戸、母上杉清子の墓が残される。
安国寺とは、臨済宗の夢窓疎石の勧めにより、後醍醐天皇以下の戦没者の菩提を弔うため国ごとに1寺1塔を建てる計画を立てた。聖武天皇の国分寺建立に倣った。
1345年、北朝光厳院の院旨を得て、寺号を安国、塔の名を利生と称した。1338年に和泉久米田寺を始め、南北朝時代中期にはほとんど完成した。
安国寺と利生塔は新しく造営されたものもあるが、既存の寺院を修理してこれにあてた国もある。安国寺による禅宗の地方への波及、また、利生塔による禅宗以外の宗派の統制など、文化的、政治的意義が大きかった。
室町幕府の没落と共に、安国寺と利生塔も衰退した。
【感想】53期 高橋秀治
四方前会長が囲炉裏のある民宿「蒼鳩庵」をオープンされておられて、以前から行きたいと思っていました。そこに秋房さんから自転車で行きませんかとお誘いを受け、さらに夕食はぼたん鍋との事で、喜んで参加しました。
自宅から90キロ余りの距離が有りましたが、途中にある胡麻駅近くのとてもおしゃれなパン屋さんで昼食。また、自動車の往来が有る国道を避けて、自転車旅を満喫できるルートを選んで頂き、午後14時30分頃に到着。
越畑辺りから雨の中を進みましたが、蒼鳩庵に着く頃に雨も上がり、いつもの笑顔で四方さんが玄関でお迎え頂き、長旅の疲れが癒されました。
蒼鳩庵での時間は四方ご夫妻のおもてなしで感動の連続でした。特に奥様の料理は素晴らしく美味しかったです。
翌日は、大江山ハイキングと高を括っていましたが、クリートを付けた靴で稜線を這い上がり、岩道を下りるには危険と痛感しました。
四方さんから教えて頂いた、「山良し、天気良し、メンバー良し」を実感できた例会でした。秋房リーダーをはじめ皆様ありがとうございました。
【感想】26期 中尾 諭
10月中旬の白山別山の例会では、いわゆる、両足をツルという痛い目にあったので、リハビリをかね今回の大江山の例会に参加しました。
前日に宿泊した、元四方会長が運営されている蒼鳩庵では、囲炉裏を囲んでの、おいしい手作り料理と猪肉鍋、そしてお酒を頂き、若干入会期の古い会員が揃ったので、会の昔話にも話題が弾むなど楽しい時間を過ごすことができました。
翌日の大江山登山(鍋塚)では、観光化された山という前提で、地図もろくに見ないで道なりに進み、鹿ネットが張られていた関係もあり、登山道を大きく外し、皆さんを鍋塚まで藪漕ぎさせてしまい、反省しておりますが、久々の藪漕ぎ登山で、観光ルートからだけでは物足りない山行が、充実した山行になり、結果オーライかなとも思いました。
【感想】17期 松岡みずほ
比良の麓にながらく住まいおるかぐやと名乗る歳を経た老婆でございます。
この度、なるはやの殿より、久方ぶりの大江山へのお誘いを受け、嬉しさは月までも届くほどでおじゃりました。
が如何にせん、もはわらわの弱りたる脚では御同行もままならず、打ち沈み駆けたるところ、うたげのみにても可という事で、早急に蒼鳩庵参加をお願いしたのであります。
ここで読みし拙い一首でございます。
無惨なる本歌取りの一首をお笑いくださりませ、ピエン (*´Д`*)
と言うことで、山は放棄した哲とかぐやは28日は丹波の古墳を探究し、29日蒼鳩案御台所真知子様とともに、麒麟ブームに乗り損ねた福知山城と城下町、足利尊氏ゆかりの安国寺等々の旅を楽しんだのでした。
いえいえ忘れてなりませぬのは、囲炉裏を囲んでのソーシャルディスタンスなうたげで御座います。
かぐやは歳下のおのこ達に囲まれいとも満悦のひと時を過ごしたのでごじゃります。
歳下のって誰かというと、
中尾くん、安宅君、高橋さん、なるはやの君なる秋房さん、新人の筈井さん。
どなた様も婆から見れば若者達でございますよ。
後の便りで、大江山の道は荒れ果て厳しかったとの事でごじゃりまする。
行かなくて良かったと山の会員とも思えぬ本音をつい漏らしてしまいました。
お許しくださいませ。
婆の御託をくだくだくだしく書き連ねるのも憚り有れば、下記なるさいとてふ物を覗きたまえれば、いと嬉しく存じ上げまする。
ではでは、またいつの日にかお目もじありますることを・・・
28日
塩谷古墳公園を見て綾部に 農家民泊「囲炉裏の宿 蒼鳩庵」は大判振舞い
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29日
麒麟がくる尽くしの福知山城、丹波生活衣館、足利尊氏産湯の井戸、安国寺を巡る
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【感想】21期 安宅 義人
久々の例会参加でしたが、美味しいお料理とお酒、鍋塚への登山(気軽なハイキングと思っていましたが、結構シビアな登山となり、逆に面白かった)と楽しい二日間となりました。
四方ご夫妻にお世話になった蒼鳩庵では、囲炉裏を囲んで、懐かしい話も挟みながら、楽しいひと時を過ごすことができました。
鍋塚登山では、手元に地図を持ちながらしっかりした確認を怠り、ルートサポートができなかったことを反省しております。
四方ご夫妻、参加者の皆さま、大変お世話になりありがとうございました。