京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.3938 朽木 三国岳 スノーシュー

2022年1月22日(土)

カフカの雪面を下る

【メンバー】CL 秋房伸一、丸山 弘、NH、梅木一利 会員4名

【行程】1月22日(土) 曇り ロッジ前6:30=朽木桑原(デポ地)8:40~9:02桑原橋(高島トレイル便所前)-スノーシュー装着-9:20~登山道地点9:45~12:30三国岳~13:38林道~14:00桑原橋~14:32デポ地=京都

【記録】52期 秋房伸一
地形図には朽木エリアに「三国岳」が2つ記されている。どちらも「高島トレイル」エリアにあり、ややこしい。
北方にある776mの三国岳は、今でいうところの京都府滋賀県福井県丹波と近江と若狭の国境に位置するので、もっともだが、今回の目的地の959m「三国岳」は何故にそうなのかと思って調べたら、近江(朽木)と丹波(美山=南丹市)と山城(左京区久多)の境だからだと判った。久多が山城というのはピンとこない。幕藩体制期には久多は近江朽木藩領であったが、明治になって京都府愛宕郡編入され、山城の最北端ということになっている。
今年は積雪状況に恵まれ、久々の圧雪走行。除雪車とすれ違ったりしながら、ソロソロと走り、デポ適地を探した。
デポ地から登山口までも、道路沿いには雪の壁があり、ワクワクした。
除雪していない箇所には即刻スノシューが必要な状況で、高島トレイル便所前ですぐに装着。
丸山さんのスノーシューのストラップが切れたが、用意していた結束バンドでことなきを得た。
針畑川右岸の林道歩行の後、地形図アプリを頼りに三国岳に取り付く。登山道もあるようで、案内の杭もあったが、積雪が多くてどこが道なのか判らず、適当に斜面を登った。
カフカの雪を先頭交代しながら登り、三国岳には昼頃に着いた。山頂からは伊吹山や比良の山も望めた。おにゅう峠等北方の展望が開けた箇所もあった。
下りはサクサクと小一時間で登山口に到着し、余裕の行程で帰宅した。

先頭交代しながら登る

【感想】43期 丸山 弘
久しぶりに出動させたスノーシューが、持ち主同様の経年劣化でバンド8本中4本が切れてしまい、いきなりリーダーの結束バンドのお世話になる羽目に。帰宅して早速バンドを全て取り除いて細引きとリユース型結束バンドで修理しました。ビンディングも劣化すると早晩破損するようなのでシビアな山域に行くなら買い換えた方が良さそうです。
高島トレイルは無雪期も含めてほとんど歩いていないので琵琶湖と若狭湾の両方が見下ろせる展望が新鮮で、しかも新雪がのった直後の無人のルートを歩けたのはラッキーでした。リーダーやメンバーの皆様お世話になりました。

三国岳にて

【感想】64期 梅木一利
前週の朽木蛇谷ケ峰例会に続き、二週連続で三国岳例会に参加しました。三国岳の深い新雪はまるで真綿の上を歩くようで、天候にも恵まれたせいか、清しいものを感じました。なにか長い間忘れかけていたものを見つけた時のような感じです。
今回の例会では、前週のスノーシュー初挑戦での気付きや不足していた装備を揃えて、ひとつひとつ改善を確めながら、雪山歩きを楽しむことができました。
スノーシューを装備している時の足の運び方や身体の捌き方に意識をむけながら、
できるだけ労力を使わない省力歩行を自分なりに試してみました。少し身体が装備の扱いに馴染んできたかと思います。
今回の例会では、秋房リーダーをはじめ、丸山さん、NHさんとご一緒して、車中での数々の冬山雑談や四方山話がとても楽しくいろいろと勉強になりました。
精進いたします…。次週の経ケ岳例会も雪山歩きを楽しんでみたいと思います。