2022年2月12日(土)
【メンバー】CL 秋房伸一、鹿嶽真理子、木内真佐子、梅木一利 会員4名
【行程】2月12日(土)晴れ/曇り ロッジ前6:30=朽木生杉(デポ地)8:10~10:10 P805~10:40高島トレイル合流地点~11:25百里ヶ岳12:00~12:53 P805~14:30デポ地=京都
【記録】52期 秋房伸一
以前もスノーシュー例会で百里ヶ岳に登ったが、その日は雪も降って、ラッセルで時間が押したうえに、山頂は真っ白で何も望めず、山頂を確認して急いで引き返したことを覚えている。
今年は、積雪量が多いので、大変かもしれないと、半分心配していたが、大量の雪が締まって、スノーシューの沈みはわずかで、誠に歩きやすいコンディションだった。
登り口の集落をスタートして、地図の夏道では小川を右岸から左岸に渡るようになっていたが、小径の終点である堰堤のところまできたところ、渡渉地点が見つからない。
地形図アプリでよくよく見ると、堰堤の上を渡るようになっているようだが、堰堤には雪が山のように積もっており、不可。地形図をみて、今いる堰堤の山側斜面を直登した支尾根を登って夏道ルートと合流することにした。支尾根へは急登であった。
合流地点に来てみると、なんと、スノーシューの軌跡があった。人の軌跡の無い雪面を進むのがスノーシューの醍醐味だと私は思っているので、ちょっとがっかりしたが、雪が締まっていて軌跡も見苦しくなくて気持ちを立て直した。フカフカの雪に先行者の跡がボコボコ付いていたら、とても残念だが。
1ヶ所、若干手間のかかるギャップがあったが、他は歩きやすい斜面で、予想していたよりも断然早く、山頂に着いた。山頂では男女4人のパーティーと出会った。360度の眺望で、伊吹山や白山の姿が神々しかった。
復路は、車道の峠付近に出る夏道正規ルートに降りるのか、往路と同じルートにするか思案したが、夏道ルートだと車道歩きが長くなるので、往路ルートにした。といっても急斜面を降りることはせず、尾根に忠実に進んだところ、困難なく出発地点に戻れた。
住民の方が、パワーショベルで除雪作業をされていて、それをみると、改めてすごい積雪量だとわかった。背丈ほどあり、スノーシューでは楽々だったが、なければとても歩けないだろう。
【感想】64期 梅木一利
天候にも恵まれ、雪の百里ケ岳はとても気持ちの良い山でした。
この時期にあっても山には新雪のような深い雪が残っているものだなと思っていると、中腹あたりから素晴らしい眺望が目の前に現れました。雲海に覆われた琵琶湖にはかすかに竹生島がぽっかりと浮かんで見え、雲海の上では雪をかぶった伊吹山や霊仙山から連なる鈴鹿山脈の山々が威風堂々と佇んでいました。
百里ケ岳とは、雄大に百里四方が見渡せることから名付けられたようですが、はたしてその名に違わず、山頂ではさらに奥にある白山連峰までくっきりと見渡せました。遠方にばかり気をとられていると、手前にいる武奈ヶ岳あたりが俺もいるぞとばかりに山容を表していたのは少し可笑しく感じました。
今回の例会では、急斜面での下降時の足の力点に改善を意識してみました。
前回の経ヶ岳で氷化した湿り雪の急斜面の下降に窮屈さを感じたので、今回急斜面でのトラバースや湿り雪状態での足の置き方について、秋房リーダーからアドバイスをいただき実践で確認できたのは勉強になりました。ありがとうございました。
歴史小説好きの私にとって、この朽木村という土地はとても興味深いところです。その朽木村をとり囲み息づいている蛇谷ケ峰、三国岳、経ヶ岳、そして百里ケ岳にて冬の雪山登山を始め、スノーシューを履いて歩き回ることができて嬉しかったです。
秋房リーダーをはじめ、例会でご一緒させて頂いた皆さまには色々とアドバイスを頂き、また楽しい時間を過ごさせていただき本当にありがとうございました!
【感想】54期 鹿嶽眞理子
今期二度目のスノーシューハイクに参加させていただきました。晴天に恵まれ、雪質はちょっと固めでしたが、伊吹山や白山等の素晴らしい景色も見えて最高でした。途中からスノーシューの踏み跡があり、バージンスノー好きのリーダーにはちょっと物足りなかったかもしれませんが、体力のない私には楽に行けて助かりました。百里ヶ岳は山頂の景色も抜群だし、冬場も割と登る人がいるんですね。最近軟弱な山に登ることが多かったせいか、下りで足が攣り、だましだまし下りました。もうちょっと体力をつけないとだめだなあと思った山行でした。
【感想】64期 木内真佐子
今シーズンは雪が多く急遽追加された秋房リーダーのスノーシュー例会に参加させていただきました。
百里ヶ岳の名前はよく聞くと思っていたら6月の小前さんの例会で行く予定が天候で中止となった山。アクセスが不便なイメージで更に積雪時となると個人では行きづらいので例会で行けるのはありがたいことです。
車を停めた集落は豪雪地帯で道路脇は雪の壁が出来ていました。登山道へ行くのに堰堤が積雪で渡れないため近くの急斜面を激登りして尾根に出ました。私は最後尾でラクさせていただきました。
尾根に上がると急斜面からは想像出来ないくらい気持ちいい尾根に出ました。一回目のスノーシュー例会のときと違って雪は固くて沈みにくく歩きやすい状態でした。私は前日大山で足の疲れが残っていたため正直ホッとしました。
途中から正式な登山道に合流するとそこからはトレースがあり、途中は伊吹山や琵琶湖や武奈ヶ岳などが見える展望ポイントがたまにあり、風もなく寒くないのでその度に写真を撮ったり楽しみながら歩くことが出来ました。
山頂では白山も綺麗に見えて最高の景色でした。お昼ご飯を食べて下山しました。
参加された皆さん、秋房リーダー、ありがとうございました。