2024年4月20日(土)

【メンバー】CL:52_SA、44_KT、54_NK、62_HI、64_MA、67_TS. 会員6名
【行程】2024年4月10日(土)晴れ
ロッジ前7:30=出町柳7:40=8:45広河原下之町(車デポ)9:20〜10:31ダンノ峠10:38〜11:30佐々里峠11:40〜13:57小野村割岳14:25〜15:57デポ地
◎『北山の峠』掲載峠:ダンノ峠、佐々里峠
【記録と感想】52_SA
改めて京都北山を歩いてみたくなり、本例会を企画した。5月から67_TSさんとの主幹で、金久昌業『北山の峠』(全 3 巻、ナカニシヤ出版、1978-80 年)に記された峠を巡る例会を適宜開催する予定だが、本例会はそのプレ的意味合いを内包した。当該書は「まさに山岳地域研究の金字塔のひとつとして、日本登山史に正しく位置付けられるべき名著である」とされることに同意である。
小野村割岳には1987年5月に芦生側から途中山腹でのテント泊を経て頂上を踏んだことがある(当時は演習林への立ち入りに今のような制限はなかった)。道はなく、シダ類が生い茂る中、地形の弱点を探して単に這い登って這い降りた。後年、山岳会のスノーシュー例会等でも訪れたが、今回のルートは初めて。
佐々里峠から小野村割岳への尾根道は、歩きやすく整備されていて、難なく到達した。下山は早稲谷ルートとしたが、地図に記されている林道は594mの標高点付近まで崩壊していた。通行が困難な程ではなく、単調な林道歩きを免れたが、地図通りの林道があるものと思ってはいけないと感じた。
ダンノ峠へは尾根をゆくべきところを谷沿いに歩いてしまい、沢登の詰めのような感じで尾根へと直登した。尾根上にはちゃんとした道があり、反省した。
峠は、八丁側が明るい広葉樹林。かつて(廃村)八丁の住人が広河原へと移住する際にはどんな思いでここを通ったのだろうかなどと思いをはせた。
当該書の下巻最後に「車道の峠」として記された佐々里峠には自転車ロードバイクの人たちが小休止していた。聞けば、佐々里の集落から20分程とのことで、尋常になく速い。日本最高峰のヒルクライムレースといわれる乗鞍の大会での自己最高タイムは1時間6分とのことで、なかなかの水準の人であった。
帰り道の花脊の里では、名残の桜に出会うことができた。

【感想】67_TS
『北山の峠』上巻の表紙を飾るダンノ峠と、全3巻の最後を締めくくる佐々里を峠をつなぎ、小野村割岳まで足を伸ばしました。広河原の菅原と八丁を結んだダンノ峠は、1978年の『北山の峠』上巻では「(菅原側は伐採され)積雪期のこの場面の風景は信州の山のカールを思わせる」と書かれています。今は木々が成長して、樹林の中の峠道になっていましたが、それでも趣のある風格のある峠のように思いました。「私の若い頃、丁度八丁が廃村になった頃などは木の生い茂った暗い暗部に細々とした道が越しているにすぎなかった」とも金久氏は書いているので、昔の風景に戻ったということかもしれません。峠の八丁側は『北山の峠』に書かれている通り、八丁川源流の美しい高原ふうの景色でした。ぜひ次回は八丁側へも歩いてみたいものです。
菅原と佐々里、灰野を結んだ佐々里峠は、1978年頃に車道が開通したとのことで、『北山の峠』の刊行(下巻は1980年)はちょうど車道ができた直後のことだったようです。かつては北山を代表する良い峠だったと金久氏は書きます。今回はダンノ峠から尾根道をたどって峠に下りたので古道を歩いたわけではありませんが、佐々里峠は石室も健在で、なんとなくほっとするような峠でした。峠への尾根道は、とても気持ちの良い道でした。
佐々里峠からは灰野への古道をしばらくたどってから、東に延びる稜線をたどって小野村割岳へ。1箇所だけ支尾根に吸い込まれそうになるところがありましたが、全体的に道も良く、アップダウンも少なくのんびり歩くことができました。
なお、ダンノ峠への道で間違えて谷道をたどってしまったので途中で無理やり尾根に上がりました。これは「峠へは谷が2つに分かれた真ん中の尾根を登る」と『北山の峠』に書かれていたことを記憶していたからですが、帰ってからもう一度本を読むと、尾根の道は古道ではなくかつては谷道を登っていたと書かれていたので間違えたと思った谷道の方が古道だったのかもしれません。

【感想】64_MA
小野村割岳のハイキングに参加しました。
今回は「北山の峠を歩く」シリーズのプロローグと言えるでしょう。ダンノ峠、佐々里峠を歩き小野村割岳へ向かいました。
表題はハイキングですが・・・
林道歩きから沢沿いに谷を進んでいると道が不明瞭になり、尾根に向かって直登することになりました。スタートから中々ハードです。掴める枝や根が無くずり落ちないように注意しました。リーダーが簡易ロープを出して下さり尾根に復帰。途中バイルがあればと考えていると、なんだか沢での巻きと同じだなぁと思いちょっと苦笑いしてしまいました。
2つ峠を越えますが、小野村割岳までは遠く感じ、歩いても歩いてもなかなか着かない感じでした。途中雷杉などの巨木を見ながら尾根道をズンズンと進みます。やっとこさ到着した小野村割岳は眺望乏しく少し残念でした。山頂には三等三角点があり、三角点はある方向に向いているという話が出て、帰って調べてみると。三角点は南に向いて設置されてるそうです。しかしきちんと設置されているのは7割くらいなので道迷いで信用するには少し不安がありますね。
今回は周回で距離もあるため用心はしていましたが、やはり暑さと飲み物がギリギリになりややキツイ山行となりました。後ろでモタモタしてご迷惑をおかけしたかもしれません。久しぶりの例会参加しんどかったですが近況報告したり、大笑いしたり楽しかったです。リーダー、サブリーダー!皆様ありがとうございました。

【感想】62_HI
小野村割岳、今回の52_SAさん企画で初めて知りました。どんな山か検索してみると、巨木がたくさんあって、雰囲気も良さそう。そして、私の足のケガ的にも十分歩けそうだったので参加させてもらいました。北山っぽい感じと、巨木、今回はおまけの急登も楽しませてもらいました。
途中、雷杉があり、巨木の中がくりぬかれた感じになって真っ黒焦げ。それでも上を見ると緑が茂っていました。木の生命力はすごいですね。そして、小野村割岳山頂から南に下る道にも焦げた木がたくさんありました。これも雷が落ちたのでしょうか。他の山ではなかなか焦げた木をみることはありませんが、この山は雷が落ちやすいのでしょうか・・・実際に雷が落ちて焦げたのかはわかりませんが、雨が降って雷の気配がしたらと思うと、逃げ場もなく恐ろしい限りです。
山頂から南に降りるルートでの下山、ほとんど人が通っている気配がありませんでした。林道には、木が生えてきていて、あとどれくらいか経ったら歩けなくなるんじゃないかと。。。なんとか歩けるうちに来られて良かったです。
企画してくれた52_SAさん、みなさま、楽しい時間をありがとうございました。
【感想】54_KN
たぶん北山ははじめてで、小野村割岳も今回はじめてでした。はじめ道が外れているということで、尾根に出るためにロープをだしてもらい、楽に尾根に出られてありがたかったです。佐々里峠からは、杉の巨木が多くあり、年代を感じました。どうしたらこんな風になるのかと思われる形が多く、自然はすごいなと思いました。
気候もよく、楽しい山行でした。
【感想】44_KT
久しぶりの例会参加、緊張気味で集合場所に向かいました。途中の枝垂れ桜に目を奪われながらどんどん進みましたが、何故か到着できず、結局間違っていて凄く遅れてしまい皆様にご迷惑をおかけしました。もう今日は諦めよう、と思いましたが待っていただいて参加できることができ、本当にありがとうございました。
普通にしっかりと山を歩くのは久しぶりでしたが、じっくりと北山を堪能することができました。可愛いトクワカソウも沢山見ることができて嬉しかったです。新緑もきれいで暑くも寒くもない天候で気持ちの良い一日となりました。
