京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

〈例会〉燕岳―大天井岳

2024年11月16日(土)~17日(日)

【メンバー】CL HT、YK、HI、MK 会員4名

【行程】11月16日(土)6:10中房温泉登山口~9:06合戦小屋~10:49燕山荘~11:55蛙岩~14:24喜作レリーフ~15:24大天井岳~15:40大天荘冬季小屋

11月17日(日)6:04冬季小屋~6:15大天井岳~7:00喜作レリーフ~8:47蛙岩~9:16燕山荘~10:11合戦小屋~12:22中房温泉登山口

【感想】53期 HT

年末年始の例会下見で燕岳―大天井岳に行ってきました。

今年は雪が少なくどこまで下見できるかと思いましたが、結果として行きは冬道を歩き、帰りは夏道を歩くことができたので当初目的は達成できたかな?と思いました。冬道は細かい上り下りがあり、足場も悪く雪が無いと通過に結構時間がかかることや蛙岩の夏道・冬道の状況を両方確認できましたので、エスケープを含めルート状況の下見が良くできました。

燕山荘以降はいつもの高山病もどきを発症し、せっかくテントを担ぎ上げたのに大天荘ではあっさりと避難小屋に入ってしまい、失礼しました。

(でも避難小屋はめちゃくちゃ快適でしたね。)

行きも帰りも色々と理由をつけて結局燕岳には登りませんでしたので、年末年始山行ではチャレンジしたいと思います。

ご一緒いただいたYKさん、HIさん、MKさん、どうもありがとうございました。

【感想】60期 YK
雪山の経験が積めると期待していたのですが、山行前夜も小春日和で「雪、ないな…」と登る前から諦めモードでした。ただお正月を燕山荘で過ごす予定の私以外の皆さまは、訓練に来たからには冬靴履くしアイゼン担ぐ!とのことでしたので、私も軽い気持ちで冬山装備で登ることにしました。夏のアルプスにはトレランシューズ&超軽量ザックで登っていたのに、慣れない冬靴&重いザック(といっても16kgくらいだったと思います)&2〜3000mの標高という三重苦に身体がびっくりしてしまい、1回1回の休憩が超嬉しかったです。
Fさんに軽量化の方法を教えていただいたときに、軽量化もいいですけど重い装備で登る雪や岩山行もまだ諦めないように、と釘さし?応援?をいただいたことを思い出しました。軽量化を知って以来、封印していた65ℓのザックを担いだのはなかなかの試練でしたが、これからはこのザックとも仲良くしていこうと思います。HTリーダーはじめ、モチベーションにあふれた皆様と一緒だったので気持ちを切らさずに歩け、とてもよい訓練山行となりました。憧れの燕岳には登りませんでしたが、大天井岳には往復2回+1回(山頂に貴重品を忘れて取りに戻ったため)の計3回登ったのでよしとします。ありがとうございました。

【感想】62期 HI
去年、ケガをして雪山へは行けなかったので、2年ぶりの雪山!!と思っていたら、残念ながら雪山ではなかった大天井岳
一応、雪があった時のために、12本爪アイゼンは持参。今回の荷物は約16kg。
今回登ったルートは北アルプス三大急登と言われる合戦尾根。何年も前、今よりもだいぶ体力がない時に、日帰りでこの合戦尾根を登ったことがあり、そこまで大変だとは思っていなかった。でも、今回はテント泊装備で荷物の重さが違う。やっぱり、この重さを担いでの合戦尾根は、ちょっと負荷が高かったよう。おかげで、合戦小屋を出発した直後、太ももの筋肉に異変。そして、少し高い段差を登る時に足の筋肉が攣った!!! この時は、筋肉を伸ばしてすぐに治まった。そしてさらに進んで、時々軽く筋肉が攣りながらもそのまま歩いていたけど、燕山荘の手前の鎖場の少し手前でかなり強く攣って歩けないほどに。リーダーのHTさんが後ろから来てくれていたけど、筋肉が攣った旨伝えて立ち止まったら、攣りながらでも歩くようにとスパルタなお言葉を頂きました(笑) ただ、歩けないレベルの攣りと痛みなので、「痛すぎて歩くの無理です~~(泣)」と立ち止まって休ませてもらいました。右の内腿の筋肉が攣って伸ばしていたら、逆の右股関節外側の筋肉が攣り、そっちを対応していたらまた内腿の筋肉。しまいには、両足の内腿の筋肉と両股関節の外側の筋肉が攣るという、どうしようもない状況に(笑) しばらく痛みに悶えながら何とか落ち着かせて、内腿の筋肉が攣らないよう、気を付けながら歩き、何とか燕山荘へ。睡眠不足と水分不足が原因のようでした。さらに言えば、歩く時の筋肉の使い方が、内腿の筋肉を使う割合が大きくなってしまっていたこと。お尻と裏ももの筋肉をもっとしっかり使えていたらよかった。
水分不足については、荷物がこれ以上重くならないよう、持っていく水の量もセーブしていたし、この時期、途中で水の補給ができるか分からなかったので(雪もなさそうだし、この時期、山小屋で水の販売があるか分からないし)、登山中の水分もいつもより取らないようにしていました・・・。結局は、合戦小屋ではミネラルウォーター、燕山荘ではミネラルウォーターと雨水?の販売があったので、水分補給をセーブしなくてよかったのですが・・・。
燕山荘以降は、私の足攣り問題で、どうするか相談(荷物を担いで大天井岳行って泊まるか、燕山荘に荷物をデポして大天井岳までピストンして燕山荘の所で泊まるか)。Kさんからコムレケアを貰って飲んだし、自分でも筋肉の調整をして、なんとか大丈夫そうだったので、荷物は担いで大天井岳へ。燕山荘から大天井岳への道のりも、まあまあ距離があったので、ピストンの選択をしなくてよかった。
二日目は、大天井の避難小屋から、大天井岳、燕山荘まで戻って、燕岳は相談のうえいかないことにし下山。下山完了後に雨が降り始めたので、燕岳はやめて正解だった。
今回も、今後の課題が色々と見つかったので、色々とトレーニングを積んで行きたいと思います。

リーダーのHTさんをはじめ、YKさん、MKさんにも色々お世話になり、ありがとうございました。

【感想】64期 MK

冬山シーズンに向けてHTさんが例会を企画していただき待ってました!とばかりに参加しました。しかし11月中旬も過ぎようとしてるのに雪がない!

朝6時駐車場を出発。HTさんとYKさんはすでに半袖…。大天荘の営業は終わっていて水場は使えないため水は歩荷しました。私はあまり飲まないので3ℓ弱で足りました。

燕山荘で休憩後、出発してすぐの蛙岩で冬道の穴をチェックして、その後は冬道を歩きました。2年前の10月末に大天荘まで歩いたことがありましたが、この区間こんなに長かったっけ⁈ 重いザックのせいもありますが、大下りの頭から切り通し岩まで長いこと!なかなか進まず地図を見てはガッカリ。最後に山頂への直登の急登は少し雪が残っているだけで地面は完全に露出していて、薄らと登山道がありますが、ガレガレで不安定な石だらけ。ひーひー言いながら登りやっとのことで大天井山頂。大天荘まで下り、避難小屋を除くと誰もいなかったのでそこに泊まることになりホッとしました。気温も高いので私の薄いマットでも寝始めは暑いくらいで快適に眠ること出来ました。

翌日、帰りは山頂からの冬道を下りた後は雪もほぼないので夏道を歩いてラクに燕山荘まで戻って来て、無事下山しました。

今回、水の歩荷はありましたが、暖かくて冬山装備でなかったので荷物も少なかったはずですが、燕山荘から大天井までの区間とても疲れたので本番はどうなることやらと思いました。

ルーファイや長時間の運転していただいたリーダーのHTさん、参加された皆さん、ありがとうございました。