No.3160 比良55-24 無雪期 比良全山縦走

12/3（土）～4（日）

5時起床予定だったが、風に加えて雨粒の音がますます強く6時起床に変更。

・・・イクワタ峠から栃生に降りると決定。

写真：幕地にて

＜参加者＞CL：秋房伸一、亀島文子、鹿嶽眞理子、南部　桂

＜記録＞　南部

12月3日（土）　京都バス　出町柳駅7:45=桑野橋9:00頃

9:25桑野橋出発→10:35猪ノ馬場→11:37天狗の森→11:55蛇谷ヶ峰（昼食）12:15出発→13:03須川峠→13:37横谷峠→14:12地蔵山→14:27笹峠→15:00幕（イクワタ峠手前の平坦地）　17時頃夕食、19:30就寝

12月4日(日)　6時起床　7:10幕営地出発→7:22イクワタ峠北峰→7:36笹峠出合→7:50コメカイ道出合→8:18朽木栃生バス停着　9:41バス乗車→10:47出町柳着

降水確率70％の予報が出され、小雨のぱらつく中、「須川峠くらいまでは行きましょう」ということで出発。雨は弱まりまた比較的暖かく、20分ほどで全員レインジャケットやミッドウェアを脱ぐ。

要所要所で秋房リーダーから「ここは雪に覆われていると迷いやすい」など、1月の本番に向けた注意点を教わる。濡れた粘土質の土が露出した箇所で滑らないように気をつけて登りつつ、12時前に蛇谷ヶ峰着。

写真：霧中の縦走路

尾根沿いに歩く中、ガスで見通しがきかないことが度々あり須川峠の手前で、道を間違えて引き返す（「ボボフダ峠」の看板を見落とす）。目印テープを準備してこなかったのを反省しながらも、道に落ちている古いテープを見つける度に亀島さんが木にくくりつけて行く。

写真：なめ茸を採取し、夕食に

細かなアップダウンを繰り返して須川峠、横谷峠、地蔵峠、笹峠と越えてゆき、徐々に疲れが溜まる（少なくとも南部は・・・）。幕営の目安時間と決めていた15時に、木に囲まれたちょうど良い平地に到着。結局、ほとんど雨に降られることなく行動時間を終了。

ビーフンと牛丼の豪華な夕食とお酒を楽しんだのち就寝するが、一晩中強烈な風音が続き、破れ箇所などからテント内に雨が浸入する。

写真：幕地付近縦走路

12月4日　

　5時起床予定だったが、風に加えて雨粒の音がますます強く6時起床に変更。

　秋房リーダーが、イクワタ峠から栃生に降りると決定。当初計画の約１／３の行程で切り上げることに。午前中1本しかないバスを逃さないように急いで幕営地を発つ。昨日同様、滑りやすい箇所もあったがテンポ良く下り続け、約1時間で下山完了。皮肉なことに帰りのバスの中では陽射しに照られ続けて、好天の市内に帰着。

写真：雨中のスポットライト

【感想】　53期　亀島

週間天気予報で雨マーク

中止になって欲しいなーと思いながらも食担の準備をしながら直ぐに調理しやすい用に（雨を見込んで）家で野菜を刻み、肉を煮込む。

歩きながら「雨降らないでおくれ」繰り返し唱え、行動中は何とか雨の神様が願いをかなえてくれた様だ。

蛇谷頂上から里の家にはお日様で明るく、琵琶湖も見える。山の上はガスがかかり今にも泣き出しそうな空模様。秋房リーダーが「行動は3時迄としたい」

良きテン場が有り3時にテント設営。

夕食を済ませ、7時頃から寝袋に入るが、風、雨が強くなり雨がテントの中に進入。顔に滴がかかる。

朝迄うとうと状態。やはりマットが濡れている。

ザック、カッパまで濡れている。

朝食は昨夜の牛丼残りで済ませ、雨の中下山。

縦走コースで笹峠からイクワタ峠の登り以外は歩きやすいコースでした。キノコも取り美味しかったです。

【感想】52期　秋房

　夜中に吹き荒れる風雨で弱気になり、早々に撤退してしまいました。

　ただ、幕地については昨年も同時期同目的で縦走した際に、同じく亀島さんが幕地として目をつけていた場所で、積雪期にここまで1日で来られれば全縦走破できると思います。強風の直撃をうけることもなく、良い場所でした。この場所よりも先に行くと、釣瓶岳への稜線登りとなり、幕地に適当な場所はなくなります。

　イクワタ峠北峰からのエスケープルートも、奥比良最深部から脱出するのに知っておかないといけない道で、積雪期の本番に向けて、良い練習になりました。

　定員一杯のテント生活の練習もできました。

　食当の亀島さんが下ごしらえをしてきていらっしゃったので、狭いテントでの食事もスムーズでした。現地調達のナメコも美味でした。新入会員の南部さんと鹿嶽さんは悪天候下でもボッカに挑まれ、意欲的に過ごされました。