2017年10月7日(土)~8(日)
写真:雨飾山頂から笹平を望む
【メンバー】L秋房伸一、松井篤、ts、yn 会員4名
【行程】
7日(土):ファミリーマート山科三条通店9:40=(湖西道路)=敦賀=(北陸道)=糸魚川IC=15:30雨飾山荘(梶山新湯)(幕)
8日(日)曇 4:10起床、幕地5:35~6:35一ぷく処~7:15池~7:54稜線(梶山新湯道標)~8:13雨飾山8:40~8:59(梶山新湯道標)~9:07小谷温泉分岐~9:33金山分岐~11:14鋸岳分岐~11:46渡渉~12:30雨飾山荘(幕地)14:15=(北陸道)=19:40山科駅
【記録】52期 秋房伸一
雨飾山荘のテン場は、クルマで入れる温泉建物の敷地内で、テン泊でも温泉に入り放題、食事も予約すれば提供してくれる。
翌朝は登山道が混雑する前に出発。途中、1人に抜かれただけで、静かに歩けた。山頂でその人に「どれくらい(の時間)で上がりました?」と聞いたら「2時間15分」とのこと。我々は無理のないペースで2時間40分弱だった。登山口の道標には(ゆっくり歩いて4時間)とあるが、登山道は狭くて急なところも多いので、行き違いや追い抜き(抜かれ)等が多ければ、結構余分な時間がかかるのかもしれない。
稜線に出て小谷温泉方面からの道と合流すると、一挙に人が増えた。百名山なので仕方ないか。
山頂からは360度の展望。八ヶ岳の間から富士山も見えた。糸魚川の街と日本海も広がり、眼下の笹平も美しい。
山頂を8:40に出発。鋸岳方向への周回コースをとっても十分、時間に余裕がある。
余裕の山行かと思ったら、前日までの雨の影響で山道はスリップしやすいこともあり、結構歩き応えがあった。ちょっと悪いトラバースや梯子も複数あり、子ども連れ等には、おすすめではないかもしれない。 すれ違ったのは鋸山に登るというベテラン1組だけであった。
地形図をみると、最後の雨飾山荘手前に沢を渡る箇所がある。橋が壊れていたり、増水で渡れなかったりするとゴール直前にして引き返さないといけないと心配したが、橋ではなく砂防工事で作った道路の下を暗渠で川が流れるようになっており、全く心配なかった。
温泉入浴後、小屋でラーメンを食べ、帰京した。名神で渋滞があったが7時半過ぎには山科駅に到着した。
【感想】59期 ts
雨飾山は1963m。低いが100名山の1つである。100名山すべてに登ることを目指してはいないが、どんなところか興味はある。
AM5:30行動を開始した。寒くはないかと心配していたが、大丈夫だった。就寝中は暑かった。登り始めるとチラホラ色づき始めた木々が見えて、高度を上げるにつれて黄や赤の色が増えていく。稜線の手前で空気が冷たいと感じたが、上がってしまうと暑かった。紅葉した山々を眺めることはできたが、この暑さは季節外れだった。
笹平は素晴らしい眺望だった。草原の向こうに雨飾山が見える。
山頂からはアルプスの山々を見ることができた。昨年9月に登った鹿島槍ヶ岳が見える。登ったことがある山が少しずつ増えていることが嬉しかった。ガスのため日本海が見えなかったのは残念だった。
帰りは往路ではなくて、周回路を辿った。落ち葉がたくさん積もっていて、人が入っていないのは明らかだった。初めは歩き易かったが、途中から危険なトラバースやハシゴ,クサリ場があった。「山と高原地図」では点線になっていることと、人が通らないことに納得した。途中で会ったのは、鋸岳に向かう1パーティーだけだった。ひっそりとした、少しスリルがあるこのルートを、私は気に入った。
写真:雨飾山頂にて
写真:幕地
【感想】46期 松井 篤
初秋の好天のもと、360度の景色が楽しめる名山で大名登山を満喫させてもらいました。
乗り心地最高の高級車に乗せてもらい、早めに宿泊地に到着し、混む前に天然温泉に入り、小屋でゆっくりと夕食をいただき、とまるで初日はごく普通の観光旅行のようでした。
2日目は早朝こそ曇天でしたが、高度を上げるに伴い徐々に晴れて、稜線に出た時は晴天に。
ピークからは後立山の山々はもちろん、遠く富士山まで望めて、いつまでも留まっていたいような絶景でした。
また、下山ルートは秋房リーダーらしく、一人ではあまり行かないような少しマニアックなコースで、百名山でも少しルートを変えると、これだけ静かに楽しめることを改めて認識しました。
【感想】60期 yn
紅葉の時期と重なる百名山、そんなイメージにつられて参加した。
山荘近くまで車で来られテン場代で温泉も入り放題、リーダー曰く大名山行と納得。
AM5時半発、ゆっくりと歩く、明るくなってくると共に晴れ間が広がり、背面の鋸岳や鬼が面山もはっきりと見える。ピークでは360°見渡せ、後立山連峰と富士山も見えた。復路は笹平から山荘までの周回コース。往路途中や雨飾山頂から見えた紅葉が多く見られる方面だった。道ははっきりとあるが、あまり人が通らない様子。金山分岐までは急斜面と前日までの雨で濡れた草でよく滑った。分岐から尾根に出ると紅葉絨毯の縦走となった。いくつかの鎖場や梯子もあり中々危険なコースだが、静かで 遠近の紅葉を満喫できた。
鋸岳分岐から山荘までは1パーティにだけ出会う。ブナ林が広がっていたが、紅葉はまだだ。日陰に落ち葉の積もった急斜面と所々にトラバースしなければならない道がありここもなかなか危なっかしい道だった。
山荘に帰る温泉とラーメンを頂く。山荘の案内には鋸岳方面~山口?への周回コースもある様だった。またいつか行きたい理由が増えた。秋房リーダー、ご一緒させていただいた皆様ありがとうございました。