京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

個人山行 台高の沢 奥ノ平谷

2017年8月12日(土)~13(日)  【参加者】CL小松久剛 長野浩三 W.S. 計3名

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仙人滝をフォローする長野

 

【天候】8月12日(土)雨のち晴れ

    8月13日(日)晴れ

【記録】52期 小松

(注記)今回、多くの遡行記録を参考にさせていただき、ようやく遡行を成し遂げることが出来たことから、この谷については特に詳細に記録を残す。長文になることについてご容赦願いたい。なお、メンバーはクライミングレベルとしてはジムグレード4級程度3名で構成されており、靴は全員ラバーソール。登攀、巻きの難易度はこのメンバーの感覚をもとに記載している。

また、滝の名前は山と渓谷社「関西起点沢登りルート100」吉岡章著を参照している。

8/11 烏丸六角を20時に出発。途中湖南トンネル付近で事故渋滞があったものの、おおむねスムーズに進み、23:20蓮ダム着。少し宴会をして翌日に備え、すぐ寝る。

地面も平らで蛭の心配もなく、涼しく、快適に眠ることが出来た。

8/12 4:30起床、6:00発。快晴。車で千石谷林道に入り、ヌタハラ谷の橋を越えたところの左手に駐車。6:45装備を整えて出発するも、空が真っ黒な雲で覆われ、突然雨が降り出す。川への降り口を探しがてら様子を見るも、青空も見えていることから一時的な雨と判断し、出発。6:50林道の車止めから数m進んだ箇所から明瞭な道が下っていたのでここから川に向かって下り始めた。踏み跡は明瞭。

6:55奥ノ平谷出合着。最初はガレた感じの広い河原だが、徐々に巨岩が現れ始め、7:20初音滝着。事前の下調べ通り、岩と岩の隙間をすり抜けるが、思ったよりも高い位置であり、ザックも引っかかりやすく、しょっぱなから緊張する。登り自体は容易。

ここを過ぎると徐々に両岸が立ち始め、うねうねとした怪しげな暗い廊下が始める。

7:40戻滝前着。右岸に固定ロープが下がるのを確認しつつ、せっかく来たので魚止めの滝を見るため、戻滝の突破を試みる。最初は多くの遡行記録で見られるように泳いで取りつこうかと考えたが、左岸側水面付近にステップが続いており、戻滝右まで容易にトラバースすることが出来た。そこからは戻滝右上の岩まで簡単なクライミングをして戻滝上に上がることが出来る。泳ぎによる体力消耗やロープを出す時間等を考えるとこれが最短かと思われる。

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魚止滝の深いゴルジュを進む

 

深いゴルジュから深淵に落ち込む魚止滝を見てから、戻滝右岸を飛び込んで下り、8:00から巻きに入る。

巻き始めが垂壁で、かつ、ホールドも甘く、滑っているので、ロープをつけ、全体重をかけない程度に固定ロープを使いつつ3m程度上の木まで空身で進み、ザックを引き上げ、そのままロープを引いてバンドの上まで這い上がる。途中ややバランスを要する箇所もあったので、ロープを出しておいて良かった。8:35分頃に歩いて谷に下りることが出来た。このあたりから空には青空が広がり出した。

続いて目の前に3段8mがかかるが、左岸をトラバースできる。登攀自体は容易だが、激流の横の登攀で、緊張する。ゴルジュはうねうねと続き、8:50、すぐに仙人滝の深い淵が現れる。

圧倒的な沢の狭さと暗さにたじろぎつつ、トップがロープをつけて淵を泳ぎ、淵の奥の岩に乗り上げる。天気も良く、日がさしているはずだが、周囲は真っ暗で目を凝らさないとホールドもよく見えないほど。

左岸からトラバースをトライするも、1段目の滝の右側の甘いステップに乗り込むのに苦労する。

滝横はずっと左岸側をトラバースするが、結構急な傾斜をノーハンドで靴のグリップ頼りにトラバースする箇所もあり、かなり緊張した。

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仙人滝をリードする小松

 

後続のトラバースのために仙人滝の手前のテラスにハーケンを1本設置。

仙人滝の水量は多く、水流をまたぐのに躊躇するが、ぎりぎり手が届くところにスローパーがあり、これに両手を置いて、水流に負けないギリギリの足場に足を置き、気合一発で右岸のバンドに乗り上がることができた。右岸にわたってしまえばガバホールドも多く、容易に安全地帯に入ることが出来る。

仙人滝を越えると一瞬沢が明るくなるが、6m滝を左側から簡単に超えると、また一気に沢が狭まり、洞窟のようなゴルジュに入り、10:10、ほら貝の滝前に至る。

この直登はできないので、先ほどの6m滝すぐ上の岩の切れ目から右岸のバンドに乗ると、10:40、ほら貝の滝の上の河原に懸垂なしで降りることが出来た。

少し進むと、10:50、息つく間もなく、巨瀑がはるかな高みから降り注ぐ。ドーム状の釜に一気に直瀑が降り注ぐ鎌滝だ。

滝の巨大さもさることながら、滝周囲のドーム状の空間があまりに圧倒的で、しばらく見とれてしまう。

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鎌滝の左岸を巻く

 

巻きは左岸から。最初の数mが微妙なクライミングとなるが、後は容易。11:00に巻き始め、11:30に巻き終わる。

滝上はこの沢にしては珍しく普通の小滝と河原の連続となり、しばらく癒される。

11:50、直瀑20m。左岸から巻き始めるも、途中出てきたルンゼを避けようと、上へ、上へ、と上がり過ぎ、旧道らしきところまで達してしまう。そこからトラバースを始めるも、ルンゼを越えることが出来ず、もう一段上に上がろうとして、尾根に達してしまい、少し上がりすぎていることに気づき、懸垂で下降、なんとか本来の巻き道らしきバンドに戻り、ほぼ切れているトラロープが張られている箇所をバイルを突き刺しながら通過し、13:30、佐助滝前にたどり着いた。

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佐助滝

 

佐助滝も写真などで見るよりも圧倒的に大きく、逆くの字状の滝とすだれ状の滝が両方かかっており、荘厳なたたずまいを見せる。ここは左から入るワサビ谷から巻き始めるが、ワサビ谷から入る滝はツルツルのスラブなので、佐助滝の下部を左に一段上がったところから、ワサビ谷の滝の右側の溝状をクライミングで上がることになる。

13:50から登り始め、10分程度でビレイ点となる木にたどり着いたが、溝の中が非常に滑りやすく、足場もホールドも不明瞭で、いかにも沢っぽいクライミングとなった。途中、ハーケンを1本打ったが、ラストがどうしても抜くことが出来ず、打ち直して残置することとした。溝状のクライミングさえこなせば、あとはややズルズルの登りではあるが、容易に滝の落ち口に向かって歩いていくことが出来る。

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佐助滝巻き。溝状を登る長野

 

14:40佐助滝落ち口右岸に到着。時間も押してしまったので、予定通りここで幕営とした。

場所的には若干狭いのと、落ち口付近ということで水をくむのにやや注意を要したが、この沢の長さを考えると、この地点に幕営適地があるのは非常にありがたい。

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落ち口すぐ横の幕営

 

タープを張り、いつも通りたき火と串焼きを楽しみ、沢の夜を楽しむことが出来た。

 

8/13 4:30起床、6:00発。朝一から3m、5mの巻き。3m滝上から左岸の岩に乗り、そこから垂壁を数mモンキークライムすると、歩いて上流に抜けることが出来た。上流に少し進むと、6:15、美瀑15mとされる滝が現れる。どう見ても右岸からしか巻きようがないが、いまいちよいルートが見当たらないまま、滝から10mほど下流の斜面をロープを引いて上がったが、ルートを誤ったようで、とんでもなく悪いズルズルの斜面を腐った根やあんまり効いていないバイルを頼りによじ登る、という精神力を消耗する巻きとなってしまった。なんとかバンドに至り、7:20、上の4m滝も合わせて巻き、歩いて沢に戻る。

続いて、両岸立ち始め、7:30、右から支沢の小滝が、左から8m滝が落ちる箇所につくが、少し戻って右岸から容易に巻くことが出来た。巻き終わるとすぐ、25m滝が右から降り注ぐが、これは右岸側のガレた斜面を10分程で容易に歩いて越えることが出来る。

25m滝を越えるとしばらく巨岩のゴーロとなり、左岸側からすり抜けると、8:00、右岸から二つの滝が並んで落ちる大石滝にたどり着く。二つ並んで落ちる滝が朝日に輝き、虹もかかって非常に美しい。数多くの困難を乗り越えた者だけが見ることが出来る絶景だ。時間的にも順調なので、しばらく大休止する。

8:20出発。ここは奥のルンゼに入り、そこから左側の土の斜面をよじ登って水際に進路を取ると大石滝上の連瀑帯の際にたどり着くので、リッジをよじ登る。

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大石滝

 

リッジはややバランスを要する箇所もあり、落ちたらただでは済まないのでロープを引いた方が良いが、これまでの悪い登攀や巻きを考えると、容易な方だ。

9:10、歩いて上流に至る。

ここからはしばらく小滝を乗り越す程度の穏やかな渓相となる。幕営地となりうる箇所も何か所か見当たった。

9:25、25m滝前に到着。まだまだ水量多く、美しい。この巻きも大きくなりそうだったので大休止し、左岸を巻き始める。左岸側はすぐ5mほどの岩壁が現れるので、一段乗り越えられそうな箇所はないか探してみたが、いまいちよい所が見当たらないまま、ルンゼ付近までバックして岸壁の切れ目を上がる。

そのまま上流に向けて斜面を歩き、支沢を一つまたいで歩いて、10:10、上流に降り立つことが出来た。25m滝の上流は小川の横に平らな草地が広がる幕営適地で、どこでも寝られそうな場所だ。これまでの厳しい渓相とは打って変わった景色に心を癒される。

何本か支沢が現れるが、基本的に西に進路を取れば問題はなく、最後は全く藪漕ぎもなく、11:10、台高の縦走路にたどり着いた。

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上流部の穏やかな流れ

 

そこからは千石山まで約1時間ほどの急登をこなし、12:25、笹ヶ峰通過、笹ヶ峰から東南東の急な尾根を下ると13:30、千石谷と赤嵓滝谷の出合に着く。ここまでの下りは基本的にテープがあるが、一部不明瞭な個所もあるので、GPSを多用した。また、1か所ボロボロの固定ロープを伝う箇所があったが、安全のため懸垂下降を行った。

出合いから千石谷林道終点までは赤テープが設置されているので、容易。14:00林道終点に到着。もう安全地帯か、と思いきや、途中林道が崩壊しているどころか、完全に滝の中になってしまっている箇所が3か所程度あり、全く気の抜けない下山となった。15:10、駐車場所着。 無事遡行を完了した。

 

【感想】46期 長野浩三

今までで一番凄い沢だった。小松さんらに誘われなければ行くことはなかったでしょう。仙人滝の登攀,いくつかのやばい巻きのリードなど小松さんの突破力がなければ遡行は完成しなかったでしょう。たき火も盛大にできて本当に充実した沢でした。

W.S.さんには詳細な調査をしていただいた。小松さん,W.S.さん,本当にありがとうございました。次の沢があれば,ついて行きます。

 

【感想】52期 小松久剛

冒頭に挙げた吉岡氏の本に「悪絶をもって聞こえる」と表記される上級の沢だけあって、心・技・体のいずれにおいても我々のパーティーの実力のギリギリまで要求された遡行でした。

逆に言えば、パーティーの3人でそれぞれの力を補い合ったからこそ完遂できた遡行だったと強く感じています。

終始トップでパーティーを引っ張り、巻きでも適切な判断をして下さった長野さん、事前準備で数限りないメールのやり取りをして、遡行情報を収集し、何よりもこの沢に対する熱意で、心が折れがちなリーダーの背中を押してくださったW.S.さんに感謝したいと思います。

2011年に上坂さんに白川又川本流に連れて行っていただいた時に感じたのと同じ充実感を感じるほどの沢にいつか行きたいと毎年少しずつ高みを目指し続けていますが、今回の沢で少しは手ごたえを感じることが出来ました。引き続き、少しずつ、高みを目指していきたいと思います。

 

【感想】59期 W.S.

奥ノ平谷は滝を巻けばすぐ奥にはまた滝が出てくるような贅沢な沢だったが、先月の堂倉谷に比べるとかなり難しかった。美しく、印象的なところばかりだったが、1日目のハイライトは仙人滝ゴルジュだらう。

仙人滝は左岸から容易に巻けるらしいのだが、gorge strong styleの小松さんに巻きという選択肢はなかった。核心と言える箇所が複数ある長いルートで水量も多く、あの激流の突破は素晴らしい。5日前には大型台風、前日にも大雨が降っていたというコンディションの中、真のゴルジャーと言えるだろう。しかし、そうまでして貫いたGSSも、翌日には冷たい水につかりたくないといって簡単に捨て去ってしまっていた。

テン場で焚き火をしていると、少し酔った長野さんが、切りたくなってきた、と言って倒木から直径20cmはこえるであろう巨大な薪を切り出してきた。もう木こりやんと思ったがそんな長野さんは素敵だった。

2日目は寝起き早々出てくる15mの巻きだった。

比良の奥深谷の高巻きを木の根ホールドを無くして、ズルズルにしたようなルートでフォローで登るのも一苦労だった。帰ってから調べるとどうも巻き道は違うところにあるらしく、ただの崖を小松さんのクライミング力にまかせてゴリ押しで登ったというに近かった。

長く厳しいゴルジュを抜けると一転して、木漏れ日の射す林の中を小川が流れるような平穏な場所にかわって、地獄から天国に来たかのような気持ちになる。暴力を振るった後に優しくしてくるDV彼氏と別れられないという人の気持ちが少しわかった気がした。

今回の沢は、長野さんの的確なroute findingと小松さんの突破力に必死でついて行く格好となり申し訳ない限りですが、濃密な時間を過ごさせていただくことが出来、本当にありがとうございました。

これぐらいの沢をゆとりを持って遡行出来るために、もう少しダウングレードして着実に力をつけて行きたいと思った。

№3678 「沢練習 ツメカリ谷遡行」

2019年8月5日(土)

 

【メンバー】CL高橋秀治、SL辻 博史

鹿嶽眞理子、藤田哲陽、藤井康司、土井司、若山照代、TS、平川暁朗会員9名

【天気】曇り後小雨後晴れ

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【行程・記録】平川

集合ロッジ前 7;00~神崎川林道前 8;45

林道からの下降点10:10~ルートに迷い引き返す10:45~ツメカリ谷出合11:30~ 6mスダレ状滝13:00~ツメカリ谷出合 14:50~赤坂谷下り終了点16:20~神崎川林道前17:10~八風の湯18:00~帰京

 

 

【感想 59期 平川暁朗】

4月にUリーダーに連れられて行った比良の白滝谷以来2回目の沢登りでした。

 事前に聞いていた感じではゆるいと思っていたけど、沢に慣れていないせいか思いのほかワイルド。

 初回よりは川の流れに対する耐性もできたし、時期的に寒さもまったく感じませんでしたが、やはりぬめりは苦手。

 今回はサポートしてもらったが、どこを触ってもヌメヌメするホールドはなんとか攻略できるようにしたい。

お釜にダイブできる箇所がたくさんあり、怖かったが思い切って飛び込んでみると爽快でした。瞬間目は閉じていますが。

 渓谷の美しさを内部から見られるのは沢登りの魅力。危険もはらんでいるとは思うが、たまにはこういう別世界を見せてもらえるだけでも山岳会に席を置いた意義があるかもしれない。

 登攀スキルとセンスのなさは実感しているので、あくまで私自身は「縦走屋」として谷より尾根を根城にしたいとは思っていますが、沢エキスパートの皆さま、ご迷惑でなければこんな素人にも時折お付き合いください。

 

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【感想 57期 若山照代】

ツメカリ谷を遡上したら、どんな景色が見えるのだろう?と、参加させていただきました。事前に高橋リーダーより「今回はアプローチの林道歩きが核心部」というアドバイスをいただき、家で事前に「神崎川ゲート・鍵・番号」、「ダイヤル式南京錠・開け方」等で1時間程グーグル検索するも、諦めて当日。もっと調べたら良かったなぁ・・・と少し後悔する程、長い林道歩きでした。沢への取り付きも、ヒルがぴょんぴょん飛び跳ねている藪の中を、地図を見ながら前進。汗と雨とヒルにまみれて、沢にじゃぶじゃぶ入って全てを流してしまいたい気持ちがピークになった頃に神崎川が見え、喜びもひとしおでした。

目的のツメカリ谷では、楽しみにしていた簾状6M滝の取り付きで泳いでいる最中に両足が攣ってしまい、残念ながら現地待機。一緒に居残りをしてくださった高橋リーダーから身体を温めるようにアドバイスを頂き、川で身体が冷えきっていた事に気が付きました。夏だから、と甘く考えていましたが、泳ぎの沢の場合は温かい装備が要るなと痛感した出来事でした。

帰りは足も治まり、思う存分川に流され、さっぱりして帰りました。ツメカリ谷が途中になり残念でしたが、歩き・地図読み・藪こぎ・ヒル沢登り。探検の楽しさが詰まった山行でした。高橋リーダー、みなさま、どうもありがとうございました。

 

【感想 57期 藤井康司】

去年赤坂谷の途中で時間切れとなり、リベンジを兼ねて今回の企画には飛びついてしまった。ツメカリ谷ピストンのお気楽山行ということだったが、いやいや丸一日じっくり遊ばせてもらった。天気は生憎だったが、渓相は、広く明るい。水温に比してヌメリも少なく、邪悪なところはない。遡行後は藪をツメて登山道に出る沢と異なり、ここは下りがハイライト。滝から飛び込んだ後は、ザックにいれているマットと防水袋が浮袋替わりになって空を見ながら流れていく。気分は最高。温泉後のソフトクリームは掟破りだが、今回も自制が効かなかった。リーダー、来年は周回コースでお願いします。(教訓:ジップロックは水圧がかかると中が濡れる。)

 

【感想 54期 藤田哲陽】

7月に赤坂谷とツメカリ谷に行き、大変楽しかったので、今回のツメカリ谷に参加しました。林道歩きと谷の出会いまでの道のりは、思った以上に大変でしたが、その分谷に入った時の気分は最高でした。いつも下ってばかりのツメカリ谷だったので、登りは新鮮さがあり、面白かったです。しかし、今回の沢登りのメインは、滝壺への飛込みだったので、今回も思う存分に飛び込み、仕事のストレスも吹っ飛び、爽快でした。リーダーの高橋さん、ザイルを出していただいたサブリーダーの辻さんをはじめ皆さま方、ありがとうございました。

 

【感想 53期 辻博史】

ツメカリ谷の遡行に初めて参加しました。

メジャーな場所で、過去遡行したメンバーも参加していたので大した下見もせず参加してしまいました。

長い林道歩きに疲れたこともあり、取付に迷い、河原にでるまで一苦労しました。

遡行自身は水温は思ったより暖かく、楽しく遡行させていただきました。

今回、改めて山行前の下調べ・地図読みが大切と思いました。

ご同行いただいました皆様どうもありがとうございました。

皆無事に戻ってこられたことが一番よかったです。

これからもよろしくお願いします。

 

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【感想 59期 TS】

ツメカリ谷は明るい渓相で、頑張れば登れる滝が続く。滝つぼに飛び込むこともできる。

アプローチは楽で、修行のように厳しい源頭へのツメもない。この沢に行けば、誰でも沢登りを好きになると思う。

 入渓地点に着くと、目の前に涼しい、美しい渓が目の前に広がる。気持ちが昂る。日常の生活とは別世界である。渓を見ながら食べる行動食が美味しい。

ヌメリが少なかったことが意外だった。水温は高くて、つらい思いをせずに済んだ。天気が悪く、本降りなったら寒いだろうなと思った。雨具を持って来なかったことを後悔したが、幸い雨は強くならなかった。

 今年の沢登りはこれで終わりかと思うと、名残惜しい。

 

【感想 56期 土井司】

 沢山行と言えば川を遡行し登山道など道を下るというのがイメージされるのだが、今回の沢は林道を上り川を下る(少し遡行したが)という真逆のパターンであった。それもその筈ツメカリ谷、神崎川本流はダイブできる滝が次から次へと現れ川を下る(流される?)のが核心であり、また違った楽しみを謳歌できた。

 出足は曇りの中であったが延々と続く林道歩きで全身汗まみれ。入渓地点についたところで疲れてしまい、そこから遡行できるであろうかと心配したほどであるが腹ごしらえをしたら俄然意欲が湧いてきた。単にお腹がすいていただけであった。

水は暖かくさほど危険な箇所もなく丁度楽しめた遡行であった。時間切れで目的地まで行けずに引き返す。これからがメイン。登った滝をダイブしていく。一発目はかなり緊張し雄叫びを上げてダイブ!飛び込んだ後の爽快感これはやめられない。郡上八幡の子供たちが橋の上から飛び込んでいる映像を何度も見たがその気持ちがよくわかる。ツメカリ谷だけでなく神崎川本流に入っても何箇所も現れる。飛び込んだあとは桃太郎の桃よろしくどんぶらこと流されていく。何とも極楽のような下りであった。

高橋リーダーを始めご一緒くださいました皆様ありがとうございました。まるっきりおまかせの山行でしたが、またご一緒しました機会でもよろしくお願いします。尚、フローティングベストは最高です。外せません!

 

【54期 鹿嶽眞理子】

取りつきまでが、一番の核心ですとのリーダーの言葉通り、なかなか長い林道のうえ、降り口を探し右往左往。それでもようやく川に降り立ったときはホッとしました。

あいにくの小雨交じりの天気でしたが、水はあまり冷たくなく気持ちよく歩けました。次々出てくる滝は美しく、目を楽しませてくれました。泳げない私は、ライフジャケットのおかげで何とか滝下に取りつき、ちょっと弱音を吐きつつもみんなに励まされ、助けられて滝を制覇していきました。

下りは皆さん、気合を入れてドボンと飛び込んでいましたが、私は尻込みしてしまい一度スライダーで降りましたが、あとは懸垂下降をさせてもらったりクライムダウンしたり。

飛び込みが不安な私は、本流を下って行ったみんなと別れて、高橋さんとまた林道歩きで戻りました。それでもすごく楽しかったです。

みなさま、本当にお世話になりありがとうございました。

 

【記録・感想 53期 高橋秀治】

 2年前に土井さんと「ツメカリ谷に行きましょう」と約束していましたが行けず、今回ツメカリ谷のピストンという事で実現できました。

 定番の「赤坂谷遡行~ツメカリ谷下降」は何回か行っていたので、入渓地点がその先にある「ツメカリ谷」の取り付きまでは林道を進めば安易に行けるとタカをくくっていましたが、林道からの道標もなく、釈迦岳・神崎川こちらと言う標識を見つけ、その先は登山道が整備されていたのでそれを進めば神崎川にすぐ降りられると思っていました。しかし、進めど着けず最後は地図を確認してツメカリ谷に一番近い谷を降りる。そこは皆さん慣れたもので突破するのみで、ようやく入渓地点に到着。

 そこで入渓準備をして遡行開始。前を辻さんにお願いしてどんどん進み、核心部の5m直瀑の釜を泳ぎ、左側の岩を掴み這い挙がり、最後を若山さんにお願いしていましたが、釜を泳いでいる途中で足が痙り、それ以上無理を強いると下りが心配と思い、その前で待機して頂く。

 予定の裏見ノ滝までは皆さんも行けなかったみたいですが、皆で協力してスダレの滝までは遡行され、思い思いにダイブして下って来てこられました。その頃には小雨になり、急いで本流出会まで降りて来ましたが、その頃には運良く晴れ間が見え出す。水量も多くないと判断、そして7月に本流を下降したメンバーが3名居る事もあり、辻班は本流を下り、高橋班は林道を戻る事にした。駐車場には辻班よりやはり1時間程早く着いた。

 チームを2班にその場で分ける事にためらい等があったが、そこはSLの辻さんの力量と状況判断で決めた。また、入渓地点までの道迷い等リーダーとして力量の無さを自覚した例会で有ったが、しかし皆さんの協力と笑顔に救われた充実した1日であった。参加された皆様ありがとうございました。

 

【個人山行】「前鬼川本谷遡行」

2019年7月22日(土)~23日(日) 

【メンバー】CL高橋秀治、SL小西幸一郎田辺久美子、鹿嶽眞理子、N/F、高橋幸三郎、土井司、若山照代会員8

【行程】722()ロッジ前1800分集合道の駅 吉野路上北山幕

23日(日)道の駅林道林道終点(車デポ)

730分入渓~820分 210m滝~

1100分 垢離取場 着~斜滝7m~

1200分 垢離取場 発~1300

宿坊~1345分駐車地下北山温泉きなりの湯京都

【天気】曇り後晴れ

【記録】N/F

入渓後、川を上っていくとどうも様子がおかしい。別のパーティも引き返して来るため、間違えたことに気付く。川を下っていよいよ前鬼川に入る。水の透明度が増し、たいへんうつくしい。天気は曇りだったが青空も見え、なんとか天気ももちそう。われわれ以外にもパーティがたくさんいて、人気の沢だ。小西さん先頭に、順調に進んでいく。幸三郎さんがいち早く泳ぎはじめ、はしゃぎ方がまるで少年のよう。大きな釜が現れ、「前鬼ブルー」といわれる深く透き通った緑色に息をのんだ。これを見るだけでも、この沢の価値がある。

 大半がアクアステルスだったので、時々ぬめりに足をとられそうになる。唯一フェルトをはいていた田辺さんはすいすいと身軽にあるいて行かれる。やはり、フェルトはぬめりに強いようだ。

 この沢の核心といわれている2段10㍍の滝の徒渉も難なく通過し、ナメや釜を楽しみながら進む。もう核心はないと思いきや、大きな岩が立ちはだかり、急な流れもあり、どう進んでいいか分からない地点に出くわす。右岸に登れそうな岩があるが、ぬめが少し怖そうだということで、ロープを出すことにし、順番に登っていく。後続の夫婦とみられるパーティは左岸をへつるようにして通過していた。ロープは出していなかったので、そちらが正解なのかもしれないが、沢には正解はなく、総合力で登れればいいというある会員さんの名言を思い出し、総合力の沢の醍醐味を改めて感じた。

 

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210mの滝

その後も、釜にジャンプしたり滑り台したり、めいめいが楽しみながら無事に終了地点まで到着した。水は冷たく、寒いときもあったが、心配していた天気も晴れ間が多く、美しいコバルトブルーの沢を楽しめた。ところが、つめと最後の林道歩きで再び汗をたくさんかき、さっきまで寒いといっていたのに···と、沢のおきまりのパターンで駐車場までついた。

 

 

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巨岩と前鬼ブルー

 

【感想 44期 田辺久美子】

前鬼川の水の色は想像以上に綺麗で感動でした。薄着の私は冷たくて震えるほど寒いときもありましたが辛くは感じず、ずっと楽しかったです。目一杯楽しもう、と泳いだり滑ったりも出来て大満足でした。飛び込みはちょっと無理でしたが

諸事情によりなかなか山には入れない今日この頃ですが、また沢に行ける日が来ることを楽しみに待ちたいと思います。

沢初心者で装備もろくに持っていない私を誘っていただいた高橋リーダー、ご一緒していただいた皆さま、本当にありがとうございました。

 

【感想56期 土井司】

これが前鬼ブルーか!その水の透き通った青さは、大杉谷や神童子谷のように他を呑み込んでしまうブルーではなく、全てと同化するブルーだった。スタートは曇りであったが、しだいに日が射してきて一層透明度が増す。その中を遡行していく、素晴らしいの一言であった。

これを計画いただいた高橋リーダー、この空間·体験を共有いただきました皆さん、ありがとうございました。次の素晴らしいシーンでもご一緒お願いします。

追記:Fさんの身を挺しての日差し呼び込みに感謝します。

 

 

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垢離取場での滑り台

 

【感想56期 高橋幸三郎】

事前に心配していた天候も当日は何とか持ち直しそうな気配に一安心、入渓した我々の前に現れた前鬼川の水は恐ろしいほど透明度が高く美しい。これを見るだけでも遠路はるばるやってきた甲斐があったと思った。さらに進むに従ってこれぞ自然の造形の妙、できることならいつまでも眺めていたいと思えるような風景が次々と現れ、全く飽きることがなかった。お陰さまで終始、大満足の遡行となったが、お世話になった高橋リーダーはじめ同行の皆様にはあらためてお礼申し上げたい。

 

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斜滝7

 

【感想 54期 N/F

 2年ぶりの沢登り。沢はもうやめようと思っていたのに、行くとやっぱり心を奪われました。前鬼ブルーの釜のうつくしさ。川の中を道を探しながら歩いたり、大岩を登ったり、力を合わせて危険箇所を乗り越える、なんともいえない冒険感。忘れていた感覚がよみがえりました。そして、元気で再び沢にこれた幸せをかみしめました。

 髙橋リーダー、みなさま。ご一緒いただいて本当に感謝しています。沢はもちろん、前夜の宴会や車中のおしゃべりもとっても楽しかったです。晴れ女力は相変わらず高いことを証明できましたが、私の目がやはり紫外線にとっても弱いことも証明してしまいました。もっといいサングラス買います。またよろしくお願いします。

 

 

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記念写真

 

【感想 53期 高橋秀治】

 2年前に小松さん達が行かれた前鬼川本谷テント泊遡行以来、前鬼ブルーは神童子ブルーより青さが違うと教えて頂き機会があれば行きたいと思っていました。

6月頃にある雑誌に『垢離取場(こりとりば)』までならば日帰りで遡行出来ると書いてある記事が目には入りました。それではと神童子谷遡行したメンバーを中心に声掛けして実現できました。

前日は「道の駅 吉野路上北山」で山行の話等で盛り上がり、意気投合した皆様とチームワークよく遡行を始め、水面が朝日で輝き出し、さらにテンションが上がった頃に、2段10Mの滝が現れる。この迫力の景色は大峰の渓谷に立っていると実感させられる瞬間でした。左岸にあるフィックスロープを伝って登り核心の右岸に渡渉する。

先行している他グループがロープを出して渡渉し終わり、こちらは先頭を行く小西さんを高橋幸三郎さんが確保して渡りその後皆が渡渉。その後も、大岩を越える箇所では踏み台になったり、チームワークで進み、気が付けば前鬼ブルーに輝く垢離取場に到着。白い岩と前鬼ブルーに輝く水線を堪能できた遡行でした。やはり夏は水線を進む山行が楽しいと実感できた1日であった。また、大峯奥駈道における靡(なびき)の一つである前鬼山。その麓には今も61代目の五鬼助義之が当主となっている宿坊があり、そこでトイレを快くお借りできる事に驚きであり、そんな神聖な場所に沢登りと言う行為を許しって頂いている事に感謝です。

皆様ありがとうございました。

個人山行 台高の沢 堂倉谷本谷

 2017714()16()

【参加者】CL小松久剛 長野浩三
WS TS 計4

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25m滝をリードするWS(1段目)

 

【天候】714()晴れ

    715()雨のち晴れ

    716()晴れ

【記録】52期 小松

7/14 21:30京都駅イオン発=24:40大台ケ原ドライブウェイ駐車場·前夜泊

7/15 6:20出発~7:00日出ヶ岳8:20粟谷小屋~9:00堂倉橋~9:20発~10:10入渓~13:20アザミ谷出合~13:50奥七つ釜~15:10堰堤~15:50幕営地着

7/16 7:10発~7:15地池谷出合~9:20連瀑帯に入る~10:10斜瀑12m10:45 225m滝~11:45斜瀑15m14:30尾鷲辻付近の遊歩道

 

【記録】小松(本文敬称略)

7/14京都からTSの運転で、一路大台ヶ原へ。夜は涼しく、よく寝ることができた。

7/15駐車場から日出ヶ岳を経由し、東に伸びる尾根をひたすら下る。

途中粟谷小屋で少し休んだ他は休憩せず、一気に堂倉橋まで下ってしまう。駐車場から3時間で堂倉橋着。明らかに水が少なく、遡行が成功しそうな気配。

 

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堂倉橋にて集合写真

堂倉橋の次の吊り橋の基部から階段を伝い、尾根上へ。尾根からはルンゼをロープを出して下ったが、落石に注意を要した。懸垂が必要なのは途中数メートルくらいで、あとは歩いて下れる。

沢中着。いきなり沢の幅いっぱいにナメ滝が広がり、奥に8m滝、30m滝が見える。

二人連れのパーティーも入っており、釣りをしているようだ。

今回はWSにリードしてもらうつもりだったので早速8m滝のリードを任せた。途中ロープがスタックするトラブルはあったものの、無事全員登攀を終える。

 

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8m滝をリードするWS

30m滝の巻きは容易だが、小松が降り口を間違え、やや時間をロスした。

少し進んで、中七つ釜。美しい釜に三段の滝がかかり、美しい。

 

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中七ツ釜

釜を泳いで右岸を容易なクライミングで突破したが、水に入りすぎて、やや、低体温気味になった。

 

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斜瀑10m

巨岩帯を抜け、斜瀑10mは右岸からノーロープでサクッと抜ける。全員クライミングジムで登攀の練習をしてきているので、危なげない。

小滝を右岸から小さく巻く箇所では、トップのWSさんがスリップして水に落ちて上がらなくなるトラブルはあったが、無事突破した。

アザミ谷出合を右手に見て、門の滝を右巻きでクリアし、いよいよ奥七つ釜のエリアへ。今回は入口の水流も少なく、特に危険を感じることなくエリアに入れた。

奥七つ釜は、右手に巨大ポットホールの列が、左手にナメ滝が並ぶ、異様なエリアで、他では見られない景色に、気分が高揚する。

 

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奥七ツ釜

奥七つ釜を抜けると左から斜瀑が入る。乾いたところもよく滑るので慎重にクリア。その後、いくつかの大釜をへつってクリアし、堰堤に到着。1日の行程ももう少し。

堰堤は左から簡単に巻き、少し歩いたところで林道が横切る。メンバーの疲労もそろそろピークなので、橋を越えて少し進んだところの河原で幕営とする。

幕営地では焚火職人の長野により、盛大な焚き火が起こされ、焚火職人弟子のTSにより有り余るほどの贅沢な食材が提供され、満天の星空の下、贅沢な夜を過ごすことができた。

 

7/16二日目は7時過ぎに出発。最初は延々と河原歩きが退屈。奥の右俣などが入る二股を過ぎると徐々にゴルジュ状になり。右から石楠花谷が入った後から、連爆帯が始まる。56mの滝がいくつも続くが、基本直登でき、快適。

 

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小滝を直登

谷が左に折れたところで12m滝が落ちる。これはWSリードで、右壁を空身で登ってもらったが、上の方までろくな支点が取れず、ホールドも甘いので、この日一番怖さを感じた。

続いて、25m滝が落ちるが、よく写真で見るものよりは傾斜が緩く、威圧感はない。

ここも1段目はWSがリードしてくれたが、途中右にルートミスをしてしまったようで、怖い思いをしたようだ。

2段目は左から入るルンゼを登るが、ホールドが乏しく、意外と悪かった。

落ち口を左から巻くと、溝状の15m滝がそのまま続く。

これは小松が右岸をへつってクリアしたが、滝中をシャワーでクリアしても良かったかもしれない。

その後も、斜瀑が何本も入るが、基本容易に直登できる。但しスリップには注意を要する。

堂倉谷はツメに入ってもいつまでも滝が現れ、メンバーの疲労もたまる。

 

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源流付近まで小滝が続く

水が切れた頃に右の尾根に乗って正木ヶ原付近に上がり、西に尾根をトラバースして、尾鷲辻付近の遊歩道に出ることができた。

 

【感想】46期 長野浩三

 堂倉谷はスケールが大きく,奥七つ釜など絶景もあり,かつ,後半の連爆帯は登攀対象が多く,かつ,ビバークの際のたき火(串焼き)も充実し,満天の星空も味わえ,ほんとに充実した沢だった。

小松リーダーも書いているが,いくらお金をだしても買えない贅沢な時間だったと思う。クライミングジムに通っているせいか,滝の登攀は前よりも軽い感じになっていた。

沢ではちょっと気が緩んで転んだだけで怪我をする。今回なんでもないところで転んで左膝を強打し,かなり痛かった。気をつけなければと思う。今後も小松リーダーについて行きたいと思いますので,今後ともよろしくお願いします。

 

【感想】52期 小松久剛

前半の巨大な釜、大滝、後半の登攀的な滝群という、自然の条件が素晴らしかったのもありますが、メンバーのモチベーションという点でも、また、自分たちの実力に合っていた、という意味でも、良い沢に行くことができました。

パーティとしては力を出し尽くして完成させた遡行だと思いました。

焚き火の時にメンバーが口々に「この時間、贅沢やね」と言っていたように記憶していますが、本当の贅沢、豊かさとは、経済的に金がかかっているかどうかというより、みんなで力を合わせて困難を乗り越え、  

焚き火を囲んで満天の星空の下、チビチビ酒を飲む、というようなこういう時間の中にあるのかな、と思った次第です。

ご一緒いただいた皆様、ありがとうございました。

 

【感想】57期 WS

堂倉谷は関西沢登りルート100では2級の沢になっていて、難しい登攀や巻きがほとんどないことを考えると妥当なのかもしれませんが、 かなり歯応えがありました。

高橋Lによる例会3506で大杉峡谷登山口より堂倉滝まで歩いていたため、大台ケ原駐車場から堂倉滝までの約3時間の下りにより、一通り歩けたことになり入渓前に既に達成感がありました。

小松先生に師事して四年目となり、いつもトップロープで登らせてもらって申し訳ないなと思っていたので、今回はいくつかの滝をリードさせてもらえてよかったです。

25m滝では落ち口の手前で気の迷いから右にルートがそれてしまい、手も足もホールドがほぼない中でトラバースするのが怖かったです。

 

【感想】59期 TS

大台ケ原駐車場から登山道を約3時間歩いて入渓地点に到着。いきなり、堂倉滝の荘厳な姿が現れる。これほどの大きさの滝を間近で見るのは初めてだ。その後も、スケールの大きな滝、岩、絶景が続く。ワクワクが止まらない。堂倉谷は難しいと聞いていたので、怖くて行くか行くまいか迷っていたが思い切って行って良かった。

林道交点以降は徐々に登攀要素が強くなっていく。核心部の25メートル滝を見た時、「頑張って練習して良かった」と心底思った。去年の私なら怖くて諦めていた。しかし、私はリーダーでもないし、トップを登った訳ででもない。また、水量が少なかったので、遡行が易しくなっていたことを忘れてはいけない。

林道、堰堤を過ぎたところで幕営。長野さんが火の準備をして、串焼きの始まり。私は串焼きのために沢登りをしている。「沢登りは串焼きのアプローチか?」と、小松さんに看破された。

「仲間といっしょに行きたい」というのが、私の入会の動機の1つだった。入会前は単独やツアー、ガイドを利用して山に行っていた。これはお金で解決できる。しかし、仲間はお金では手に入らない。

仲間といっしょに、串焼きと星空と楽しい会話を肴に飲むは、幸せな時間だった。

みなさん、絶対また行きましょうね。

今回、大きな失敗が1つあった。荷造りの際に、シュラフよりも食材を優先したことだ。夜は寒くて眠れなかった。(;_;)

№3674 歩行練習/南ア/塩見岳

 2017年7月15日~16日 天候:晴

【参加者】

上坂淳一L 藤井康司 YN MK 会員4

 

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【記録】上坂淳一

15日京都→飯田(昼食、買出し)鳥倉林道P()

16日鳥倉林道2:40三伏5:16~本谷山6:26~塩見小屋7:568:57塩見岳9:10三伏12:0812:55登山口~13:58鳥倉林道P帰京

15日は17:00から就寝し、早朝に出発。三伏峠の手前から明るくなってくる。本谷山から塩見小屋までは樹林帯が続く。塩見小屋の裏側にはまだ残雪があった。

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頂上直下の岩場は連休のためか少し渋滞気味。

頂上では天候も展望も良く、南アルプスの山々と富士山が見渡せた。遠望する白根三山にもわずかに雪渓が残っていた、

気温が上がる前に下山開始。順調に下り、およそ11時間半で全行程を終えた。

 

【感想】48期 上坂淳一

まったく期待していなかったのですが、道々にはゴゼンタチバナ、コミヤマカタバミ、ミヤマグンナイフウロ、カラマツソウ、シナノキンバイツマトリソウミツバオウレン、ハクサンチドリ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマキンポウゲハクサンシャクナゲハクサンイチゲイワベンケイコイワカガミ、アカモノ、ミヤマオダマキが見られました。

大きな群落はありませんが、南アルプスの高山らしく、短い夏を惜しむかのように多くの花々が咲いていました。

駐車場付近ではヤマホタルブクロ、クガイソウオダマキが見られ、ヨツバヒヨドリにはアサギマダラが飛来していました。

天候とメンバーに恵まれて、充実した山行となりました。皆さまありがとうございました。

 

 

 

【感想】 60期 MK

のんびり3日かけて塩見岳の歩行練習だと申し込んだのに、なんだかどんどん厳しいものに変化していき、最終的に日帰り穂高か塩見に決定。

天候による判断で塩見になりましたが、意外と楽だなと言っていたのは途中まで・・下りはかなり疲れました。やはり南アルプスは山の懐が深いですね。富士山が綺麗に見られたのが御褒美でした。

御一緒していただいた皆様、お疲れさまでした。ありがとうございました。

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【感想】 57期 藤井康司

夏の北鎌合宿に向けての歩行練習だ。23日の予定を日帰りで行くこととなったが、意図せず弱点克服のアイデアを得た。

加齢のせいか昔に比べ睡眠時間は少なくなり眠りも浅くなった。山行ともなれば、前夜を含め朝方ウトウトする程度の夜が23日は続く。睡眠不足で行動中に睡魔や疲労に襲われたりはなかったが、朝まで悶々とするのは辛い。今回もそんな調子だったが、出立は午前2時半すぎだったため、暗闇の中を2時間は歩くこととなった。

リーダーによれば一般登山道を暗闇夜歩くのは特別でもなんでもないとのこと。確かに歩行に支障はなく、涼しい分この時期はかなり楽だ。(大汗かきの自分にとって、行動中の最適体感温度は零下を下回る。)夜中歩ければ苦痛でしかない前夜泊は不要となり。翌日の行動にも数時間の余裕がでる。より風景や自然を楽しむことができるし、荷物が軽くなる上にゆっくり歩けるので、より遠くまで楽にいける。暑くなれば木陰で横になったり、沢で足を冷やしてもいい。長時間行動した結果その夜バタンキューできればラッキーだ。

3000メートル峰のピークハントが6月の比良縦走に比べても楽に感じられたのにはいくつか要因が思い浮かぶが、涼しい時間帯に高度を稼げたのは大きい。単独行でしか出来ないだろうが、近いうちに、試してみたい。

天気と同行者に恵まれて、岩稜帯の登り降りは面白かったし、シラビソの森歩きは気分最高でした。

 

【感想】60期 YN

日本アルプスは初めてで、そこで歩行練習できることも貴重だと思い参加した。

意外なテン場から午前2時起床、登山口からの足取りはかなり重く、一抹の不安を感じながら歩く。

三伏峠に着く頃には空も明るくなり気分が晴れる。頂上までの何度かのアップダウンは本当にきつかったが、メンバーの会話で気を紛らせる。晴れ渡った頂上からの眺望は圧巻で鋸岳や富士山も運よく見えた。下山もスピード下山+登り返しで結構きつく最後の方は足が棒だった。

温泉にも立ち寄り、3日の予定が2日となり1日得した気分で帰京。

ザックの調整していただいたMKさん、経験豊富な上坂リーダー、自分だけ重いザックの無駄や軽量化の必要性を教えていただいた藤井様、歩行以外にも得るものの多い山行でした。

皆様ありがとうございました。