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京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No. 3646 荒島岳

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メンバー】L長野浩三,TS

【タイム】2017年3月11日3月11日(土)7時山科駅→10時勝原スキー場→12時30分シャクナゲ平(幕)、テント設営,雪洞堀り            

3月12日(日)6時48分テン場出発→8時荒島岳→8時40分テン場9時→10時勝原スキー場,みらくる温泉入浴,ヨーロッパ軒でソースカツ丼の昼食,スーパーで水羊羹購入,帰京

【天候】両日とも晴れ

【記録&感想】46期 長野浩三

 百名山荒島岳登山を企画した。前の週の半ばころから降雪があり,積雪がかなりあったが,出足が遅いので踏み跡があると見込んだ。そのとおり,踏み跡はかなりしっかりしておりスノーシューは車に置いて行った。踏み跡が踏み固められており,約2時間30分でシャクナゲ平到着。

 暴風壁を作ってテントを設営。スノーソーが威力を発揮した。雪山テント泊にはスノーソー,スコップが欠かせない。

 その後もちが壁で半雪洞を作ってツェルトを被ってみた。本格的な雪洞は2時間くらいかかるが,半雪洞なら15分くらいでできる。

 午後3時ころからはテント場で宴会をした。夜はキムチ鍋であったまり,午後9時ころまで宴会をして就寝。

 翌日は5時起きで,昨日のキムチ鍋にうどんと肉を入れて朝食。7時前にテント場を出発して荒島岳へ。アイゼンがよく効く程度に雪も固かった。

 荒島岳山頂からは360度の見晴らしですばらしかった。虹もでていた。気温もあまり低くなっておらず,最高の雪山登山日和だった。

 テント場に戻って撤収し,下山。下山路も踏み固められて適度に緩く,膝にやさしかった。

 下山後はいつものみらくる温泉に入り,ヨーロッパ軒でソースカツ丼を食べて,福井の冬の名物水羊羹をスーパーで購入し,帰京した。

 荒島岳はお手軽で雪山の雰囲気も十分あり,楽しめた。雪洞堀などもでき,また来たい。今度は日帰り・軽装で登って,みらくる温泉に泊まって宴会というのもいいかもしれない。

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【感想】59期 TS

京都山科駅から、約2時間30分で登山口のある勝原スキー場に到着する。近い。

登山口から20分ほど登ると眺望が開ける。嬉しくなってくる。約2時間で幕営シャクナゲ平に到着。雪洞練習もした。雪洞の中で一夜を過ごすのは心細いだろうと思った。そうはなりたくない。

天気は良く、風もないのでテント外で一杯やった。素晴らしい雪景色を肴に飲むのは、至福の時間だ。夜は、よく眠れた。雪山、テント泊にも慣れてきた。

翌日、頂上を目指して出発。雪は締まって、トレースもあるので歩き易い。もちが壁は程よく緊張する急登だった。ピッケルを持って、アイゼンを履いているのだから、これくらいあった方がいい。頂上は360度の眺望。北陸の山々が見える。来てよかった!ここから見える山にも登ってみたい。

帰りに食べた、ヨーロッパ軒のソースかつ丼が美味しかった。

近い、景色がいい、雪がたっぷりある、程よい難度、ヨーロッパ軒に行ける!ので、また、絶対に行きたい。次はパリ丼を食べる。

 

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京都百名山シリーズNo.15 青葉山

個人山行

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平成29年2月25日(土)

 

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青葉山(693m)は福井県高浜町にある秀峰で若狭富士と称される。二つのピークを持つ双耳峰で東峰が主峰となる。西峰の左肩まで京都府域であることから京都百名山に加わっている。両ピークの間は険しい岩場だがアルミ階段、ロープが設置され無雪期は問題なく縦走することができる。今年は丹後・若狭も大雪に見舞われ市街地の雪はもうないが山には未だ70~80㎝の雪に覆われていた。この季節に登山者は殆ど無く処女雪を踏んで周回縦走した。

 

【メンバー】 山本浩史L(車)、平川暁朗                                                                                  計2名

【行  程】 桂川7:50=篠IC=(京都縦貫道)=舞鶴東IC=9:56高野登山口10:07~10:58金毘羅神社~11:43青葉山12:14~12:57青葉山西峰13:13~14:09今寺林道終点~14:39熊野神社14:46~15:07高野登山口15:14=15:49たかお温泉16:54=舞鶴西IC=(舞鶴若狭・京都縦貫道)=篠IC=18:45桂川

【登山データ】 晴れのち曇り 歩行8.2㎞ 5時間00分 延登高716m 延下降716m 2座登頂

 

船木さんも参加予定だったが腰痛でドタキャンになり平川さんと二人の山行となった。1月の大雪以来丹後・若狭にはよく雪が降った。市街地の雪は無くなっているが山にはまだたっぷり残っているようだ。今日のルートは険しく梯子やロープもある。雪に埋もれていると縦走は難しいかもしれない。そんな危惧を抱きながら、話に夢中になっていると舞鶴若狭道への分岐を見過ごしてしまった。大失態! 次の舞鶴大江ICを出て引き返して20分余りロスをしてしまった。

高浜町高野の集落に達すると空は快晴、青葉山の姿が一望でき期待が高まった。高野登山口は車2台程止められるスペースがあり、登山ポストと案内板が設置されていた。梅の花を咲かせている民家の前を通り、「民家のブロック塀に沿って」という登山道案内に従い山道へと入って行くと倒竹が道を塞ぎ本当に登山道? と思われるような荒れ方だったが、少し進むと登山道は明瞭になってきた。標高が400mに達する頃から積雪が増し樹木の下に隠された雪は深くなった。

平川さんはワカンやスノーシューを持って来ていなかったので、付き合って僕もツボ足で登った。踏まれていない雪は腐れて先頭を行く平川さんはズボズボ沈み大変そうだがずっと先頭を行ってくれた。やがて中山寺からの道と合流し急登斜面を登り、稜線に到り電波塔を右手に見て東屋に達した。東の展望が開け高浜の海岸や久須夜ヶ岳(619m)を望むことができた。少し進んだ広場に金毘羅神社があり登山の無事を祈願した。馬の背の稜線は岩稜からの眺めが良く麓の高野集落が見え登山口に止めた車も確認することができた。山直下は再び急登で岩の迫出した断崖に到り展望が開けた。青葉山(693m)山頂は直ぐ先で此方は葉を落とした木々が邪魔で展望今一だった。青葉神社が鎮座しているが板戸で塞がれ参拝することはできなかった。

雪の上で昼食休憩を取り、いよいよ核心部、西峰への縦走でルートを探ると東峰までの登山道とは比較にならない険しさだが行けるところまで迄行こうと岩稜に乗り出した。雪は安定せず股まで潜り込む処もあり際どい所を進んだ。前面に岩壁が現れ何処を登る? と直下まで行くと階段があり幸い雪に埋もれることなく露出していたので難なく乗越せた反対側は長いロープで下るが此れも雪に埋もれることなくフリーだった。蟻の門渡り、岩壁のヘツリを過ぎ大岩の隙間を潜り直下の急登は雪の中を泳ぐ状態で這い上がった。

無事核心部を通過し西峰(692m)山頂に達した。西権現が鎮座し背後の大岩が山頂で雪は飛んでしまい露出した岩を太いロープを伝って山頂に立った。日本海の景色が最高で広瀬鼻の半島の沖合にはオオミズナギドリの繁殖地として保護されている冠島も見ることができた。丁度今頃南の島から渡って来るが今年は寒いので帰途のかどうか。此の他電波塔の立つ空山や前回行った多禰山、丹後半島の山々、南の方には弥仙山(664m)も確認することができた。

以前来たのは平成23年5月、当時やっていた関西百名山シリーズで来た。其の時は、沢山の花を見た。ここにしか咲かないと云われているオオキンレイカがあるが此れは夏を待たなければならない。京都府レッドデータブックに登録されているとかだが厳密にはこの場所は福井県だ。

下りは2.5万図に描かれている今寺への道を下りたいが登山口の案内板には松尾寺コースを100~150m下った地点で分岐するようになっていたのでそのつもりで西に進んだ。すると真南に下る道らしきものを発見、興味をそそられ下ってみることにした。無理だったら戻るつもりだったが積雪のため道を失い斜面を適当に下って行くと足を取られて歩き難いこと甚だしく、平川さんが谷側にひっくり返ってしまい一人で脱出ができなくなってしまったが大事はなかった。

やがて林道に飛び出した。現在地をGPSで確認しようとするとGPSには今寺コースそのものが描かれず、飛びだした林道もない。2.5万図に記された林道だと思い東に進むとどうもおかしい。林道が登りに転じ訳が分からなくなった。下る道も分岐しているので鹿のトレースを辿り180°折り返した。赤テープがあり谷への下り道かと入ってみるが荒れ方が酷く断念引き返して林道を進んで行くと広くなり案内板があった。現在地は「林道終点」とありここが2.5万図にある今寺林道の終点であることが分かった。するとさっき下り始めたところが正しい登山道だったようだが谷道の危険を回避しこのまま林道を下ることにした。

林道の雪も深くツボ足は続いた。今寺口に達すると登山道の入口があった。これが先程の道に繋がるようだ。今寺集落奥の熊野神社に参拝し登山の無事のお礼をして、車道歩き1.8㎞で高野登山口に戻った。立ち寄り湯は西舞鶴のたかお温泉光の湯、このシリーズで4回目の利用だった。

 

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【個人山行】 2017年2月12日(日) スノーシュー「蛇谷ヶ峰」

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写真:林道脇の廃車も雪に覆われていた

 

【メンバー】L高橋秀治、秋房伸一

 会員2名

【行程】

2月12日(日)烏丸夷川7:05=桑野橋駐車場(車デポ)8:35~8:48林道除雪最終地点(スノーシュー装着)~9:39廃車横~登山道9:55~10:15雨量計~11:27P791~12:40電波塔(引き返す)12:47~13:04P791~13:48登山道終了地点~14:27駐車場(デポ地)

【天気】 曇時々雪、稜線ではホワイトアウト&強風雪

 

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写真:ラッセル中

 

【記録】52期 秋房伸一

 郷里の鳥取では90cmを越える積雪で交通がマヒ、全国的に報道される状況の週末になった。風邪が完全に回復していなかったが、炬燵で過ごすのも面白くないと思っていたところ、高橋さんから個人山行のお誘いがあったので参加させてもらった。

 花折トンネルを抜けると世界は一変し、雪国であった。路面が圧雪状態であることはもちろん、この数年みたこともない量の雪が「平」集落を覆っている。

 幸い桑野橋の駐車場は除雪されていた。これまでに何度も積雪期比良全山縦走のスタート地点に使わせてもらっているが、今回の雪の量は一二を争う。

 意気込んでスタートしたところ、林道の除雪が民家を過ぎても続いていた。山腹の施設まで除雪してあるのかと思ったが、しばらくして除雪区間は終わった。距離はたいしたことないが、その区間だけでもラッセルせずに済んだのは、たいへん楽だった。

 除雪終了地点でスノーシューを装着し、除雪でできた雪山を乗り越すと、なんと、前方にはトレースがあった。

 残念な気持ちがしたが、2人だけで積雪量も多いため、ありがたく使わせてもらうことにした。

 登山道との分かれのところで、秋房のメガネの弦が片方欠落していることに気づいたが、片持ちでもメガネは掛けられていたので、気にせずスタートすることにした。

 登山道にもトレースが続き、誠に残念と思ったが、楽をさせてもらった。このまま山頂までトレースがあるのかと思ったが、傾斜が急になるあたりから、いつのまにかトレースが消え、お約束通り、思う存分バージンスノーのラッセルをすることができた。腰まで潜る箇所もあった。

 一歩毎に股上まで雪に埋まりながら、「なんでこんなことをしているのだ」と一瞬思ったが、「これをやりたくてわざわざ来ているのだ」と思い直し、楽しくラッセルした。

 積雪のため樹木が進路を塞ぎ、ルートミスをして支尾根に入ったりしたが、高橋さんの冷静な判断で、無事、復帰した。

 電波塔のところで樹林帯から抜けると稜線上はホワイトアウトし、風雪も強い。天気が良いと、電波塔から蛇谷ヶ峰山頂までが実に気持ちの良い区間なのだが、この風雪の中突っ込んでもロクなことはないだろうと二人で判断して引き返すことにした。

 登りはデポ地から電波塔まで4時間弱かかったが、下りは1時間40分で済んだ。スノーシューでの下りは速いし、脚への負担も少ない。2人で雪山を堪能することができた。

 

【感想】53期 高橋秀治

 先約がなくなり、蛇谷ヶ峰なら単独でも行けると思いましたがメーリングリストでお誘いし、秋房さんが参加して頂ける事になり心強い山行になりました。

 雪の降りしきる中、桑野橋駐車場に着く車中でも、比良全山縦走の時の懐かしい想いに酔いながら、低山の冬山日帰りと言う事で安易に思っていました。ところが、前日からの大雪警報が出る中で、新雪の中を腰まで潜るラッセルは前回の三重嶽同様厳しいスノーシューハイクとなりました。

 秋房さんがご一緒して頂き何とか電波塔までたどり着けましたが、還暦を迎える身にはこたえた山行でした。

 

 

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写真:電波塔はホワイトアウト

[個人山行]京都百名山シリーズNo.14 多禰山

平成2924()

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写真1 多禰寺の山門は鐘楼を兼ねている

 

舞鶴市の大浦半島にある多禰山(556m)は、山腹に西国薬師49札所の30番医王山多禰寺があり、多禰寺山とも呼ばれている。お寺まで車で上がることができる気軽な山だ。しかし今回は安易な登山を避けて三浜峠の自然文化園に車を止め、府道を赤野まで戻り南から縦走した。立春とは云え、山頂部の積雪は40㎝近くあり、締った雪にツボ足で楽しみ三浜へと抜けた。

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【メンバー】 山本浩史L(車)、畑中里子     2

【行  程】 桂川6:00=沓掛IC=(京都縦貫道)=舞鶴IC7:36三浜峠・自然文化園P 7:458:11赤野BS8:46多禰寺~10:05多禰山10:4611:20小ピーク11:2212:27三浜12:3713:13三浜峠・自然文化園P 13:2214:12たかお温泉15:14舞鶴西IC=(京都縦貫道)=沓掛IC16:23桂川

【登山データ】 霧のち晴れ 歩行12.8 5時間28 延登高806m 延下降806m 1座登頂

 

単独山行になり当初計画にアレンジを加えたところ、畑中さんが急遽参加になった。京都縦貫道で老ノ坂を越えると濃霧が立ち込めた。霧は舞鶴に到っても晴れることなく大浦半島へと進んで行った。今日の登山口は赤野バス停付近を予定していたが駐車場所を探して先に進んで行ったが道路脇には側溝があり止める処がなく三浜峠に到った。峠付近に舞鶴自然文化園があり冬季でも営業しているようで駐車場に車を止めた。多禰寺への林道が峠から分岐するが赤野からの縦走を目指し、走って来た道を2.5㎞歩いて戻った。赤野集落は直ぐに途切れ地道の林道となった。車が走ることはもう無いようで登山道として利用されているようだった。

標高が上がると積雪が徐々に増してきた。「アト400m」とプレートが置かれた地点はお地蔵様も鎮座していた。林道と分かれ石段で山門に到るとちょっと違和感が、そう山門に鐘が吊り下げられ鐘楼を兼ねていた。志納料100円で誰でも撞くことができる。雪の境内は静かで参拝を終えた頃お寺の受付の男性がやってきた。本堂の裏は西国薬師49箇寺の仏像巡りができるようになっていた。空は完全に晴れ真っ青で太陽が雪に降り注ぎサングラスをしないと眩し過ぎる。寺の裏手から林道に這い上ると三浜峠から始まり多禰寺高原牧場に通じる林道だった。林道沿いに西に暫く進むと登山口があった。登山道に踏み出すと雪に覆われ積雪は30㎝程ありツボ足で進んだ。雪は微妙な締り具合で時々ツボにならずにすっすっと行けるところがありかえって力の入れ方が不安定で疲れてしまった。

暫くすると東コースが分岐した。山頂まで1.8㎞とあり、このまま行くと0.8㎞なのでかなり迂回しているようだ。このまま西コースを進み山頂域に達すると東屋があり山頂まで0.1㎞と表示があった。山頂に建てるならともかくこの地点の東屋の必要性を考えるとどうも腑に落ちないまま多禰山(556m)山頂に達した。1等三角点「多禰寺山」があるが「大切にしよう三角点」の白い標柱の頭が露出し大体の位置は推定できたが三角点を掘り起こすことはできなかった。開かれた山頂は嘗て砲台があったそうで「砲台跡」の標識が設置されていた。

南北方向の展望が開け南側は下界を埋め尽くす雲海が見事だった。北の方は日本海で磯葛島、沖葛島がすぐの所にあり少し沖合にはオオミズナギドリの繁殖地となっている冠島が海中から険しく突き出た島影を見せていた。北西方向は丹後半島で先端の船津山、権現山、そしてスイス村スキー場が白く浮き出た太鼓山など京都百名山シリーズで行った山々を望むことができた。風もなく穏やかな陽だまりの中、山頂のベンチで寛いでさあ出発と再び南側を見ると劇的に晴れていて東舞鶴の街並みを望むことができた。舞鶴東港の平集落にあるベニヤ工場の煙突から今時の環境基準では許されないのではと思われる程色の着いた煤煙が気になった。

下山は北の小ピーク(約500m)を越えて三浜へと下る。山頂北側に達している林道を進み小ピーク直下のコルに到った。2.5万図には点線道はピークを越えているが積雪で分からず斜面を適当に登った。山名があるかと密かに期待していたがピークには何もなく北へと下った。途中で東に方向が変わる処のルートファインディングが肝で2.5万図では東からの道が合流する筈だが道形がないのか、雪の下で隠されているだけなのか全く地図とコンパスだけが頼りだ。林道が見えてきたが夏道から少し南に逸れたようで断崖となっているので少し北に着地点を求めた。

林道に下り立ち少し北上すると除雪もされている1ランク上の三浜瀬崎林道に出て多禰山山頂からの林道は終わった。こちらは冬季閉鎖なのか入口に柵がされていた。再び登山道に入り谷筋を行くと大きく迂回した林道に合流した。暫く林道を歩き三浜への下降点に到った。指導標はなくテープが巻かれただけでガードレールの隙間から下って行った。此処まで来ると積雪は殆ど無くなり、最近整備されたのか登山道に被さっていたであろう木が切られ歩き易いくなっていた。里に近づくと愛宕神社の祠があったが中は祀られているべき御神体と思しきものはなかった。三浜集落の高台に下山するとアンジャ島から繋がった竜宮浜漁港に抱かれた漁村の風景が長閑で、沖に横たわる磯葛島との間に冠島も望むことができた。南東側に存在感のある山があった。2.5万図で同定すると523mと標高点の打たれたピークで名前は無いようだ。

此処からは車道歩き2.5㎞で三浜峠に戻らなければならない。標高差が170m程あり下山後の車道の登りは気分的に辛いものがあった。半分くらい来たところで下山時に一部歩いた三浜瀬崎林道の入口を左手に見て稜線で潜った送電線を再び潜ると三浜峠はもうすぐ。東に林道が分岐し空山展望台と書かれていた。むむ「空山?」と食指を動かされP523のことかと想像したが林道は山腹を巻いており山頂に到るのかどうかも分からないので今日は断念し後日の宿題とした。帰宅後空山はもう少し東で560m程の電波塔の林立する山であることが分かった。

三浜峠の自然文化園駐車場に戻り、西舞鶴のたかお温泉光の湯を目指した。途中平集落で引揚桟橋跡に立ち寄り終戦時の混乱で苦労を強いられた先人達に思いを馳せた。この桟橋のすぐ北側が山頂から煤煙の上がっていたベニヤ板工場(林べニア産業)だった。

 

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写真2 多禰山(556m)山頂は積雪40

 

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写真3 クレインブリッジ多禰山(556m) 舞鶴市大波下の海岸より

No.3632 2017年1月22日(日) スノーシュー「高島トレイル武奈ヶ嶽」

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写真:武奈ヶ嶽ピークにて

 

【メンバー】L秋房伸一、船木徹

 会員2名

【行程】

1月22日(日)阪急西院7:00=今津町角川(車デポ)8:45~10:55P740~11:02高島トレイルに合流~11:45武奈ヶ嶽12:00~12:23往路分岐地点(そのまま高島トレイルへ)~12:28岩場~12:50P620~14:12水坂トンネル上~14:32旧国道~14:42除雪地点(スノーシュー外す)~15:30角川デポ地

【天気】 曇のち雪/雨

【記録】52期 秋房伸一

 当初、前夜泊で鳥取の鷲峰山に行く例会であったが、天気予報では山陰地方は大荒れの可能性とのことで、急遽、行き先を変更した。 

豪雪のため敗退した先週の三重嶽例会のスタート地点と同じ今津町角川へ。雪はかなり消えていた。何の苦労もなく、集会場の前の広場に車をデポさせてもらった。

 武奈ヶ嶽への取り付きは地形図をみるのに、お寺の横。雪が多いと地形もわかりにくく苦労するかと思ったが、案内板も雪に埋もれることなくあっさり発見できて、問題なかった。

 すぐにスノーシューを装着。最初は重たい腐れ雪のような感じであったが、標高を上げるにつれて快適になった。

 P740からほんの少し下ったコルから登り返し、髙島トレイルに合流した。当然だが、地形図の通り。

 江若国境稜線になるので積雪量も断然増え、当にスノーシューワールド。視界も良好で振り返ると琵琶湖、斜め前方には三重嶽がどっしりと佇む。山頂手前では積雪量は優に1mを超えていたと思う。

 武奈ヶ嶽のピークからは若狭湾も望めた。

帰りはピストンの予定だったが、髙島トレイルをそのままトレースして下ることにした。行きの分岐から先は、最初は順調だったが、正面が崖で切れ落ちている箇所にさしかかり、雪で下の地形もよくわからないし、引き返そうか一瞬思ったが、左に回り込むと容易に通過できた。その後も、けっこう荒れた感じのところが何カ所かあった。髙島トレイルの誘導テープが要所にあったので、初めての雪中でも突っ込めたが、地形図だけを頼りに下るのだとしたら、躊躇したかもしれないと感じた。

 水坂トンネルを歩いて通過するのは嫌なので国道旧道まで下ったが、冷たい雨の中、距離が増えてしまった。角川に直接下るか、トンネルを通って帰ればよかったかもしれないと、反省した。

 

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写真:武奈ヶ嶽頂上より若狭湾を望む

 

【感想】59期 船木 徹

本日は日本海側の荒天が予想された為、鳥取県への山業計画は急遽変更になりました。

下調べも出来ぬまま、今日は最新のスノーシュートライアルだと 少々意気込んで出掛けました。なかなか癖を掴む事が出来ず、二度、シューを外すなどかなりの苦戦を強いられました。

私の苦戦を他所に秋房さんの歩きっぷりは素晴らしく、下りのかなりの急斜面でも前向きのまま、ひょいひょいと跳ぶように下られます。また、ずぼっとはまりこんだ時のリカバリーも、兎に角素早いのでした。周りの静寂を楽しむのなら、一人や二人の山歩きも良いもんだと納得しながら先行する秋房さんの姿を楽しんでおりました。

天候もなんとか2時くらいまでは晴れ間も覗き、日本海が輝いて見えるなど美しい眺望も楽しめた例会でした。山自体の植生は皆伐されてから年数が浅く、細い樹木ばかりで 殆どがミズナラ、コナラ林で 中腹からブナ、ヒメシャラ、シデ、に植林の桧、杉が混じる、少し淋しい森でしたが、兎や鹿の足跡には癒されました。秋房リーダー、本日は大変お世話になりました。

 

 

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写真:髙島トレイル下り岩場

 

 

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図:GPS軌跡。武奈ヶ嶽頂上からの下りで信号ロストのため直線になっている。