京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.3779 荒島岳雪上訓練

2019年1月12日(土)〜13日(日)

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【メンバー】

CL江村一範、平川暁朗、小前竜吾

 【行程】

12日

07:15 旧勝原スキー場駐車場

08:50 トトロの木

09:30 深谷の頭

10:30 シャクナゲ平 幕営

 

13日

06:40 シャクナゲ平出発

07:15 西荒島岳

07:35 荒島岳1523mピークハント

08:22 シャクナゲ平 テント撤収

09:25 シャクナゲ平出発

09:55 深谷の頭

10:24 トトロの木

11:09 旧勝原スキー場駐車場

 

[記録]59期 江村一範

山岳会では、厳冬期の山に挑む前に雪上訓練というトレーニングを行う。 実施するのは難易度の低い雪山で、訓練の内容はビーコンの使い方や雪崩の捜索、ビバーク訓練、ピッケルや雪上での生活技術などの全般だ。ここ数年の比良山岳会では、厳冬期の高所登山に行く人が少なくなり、雪上訓練も開催されなくなっていた。

そんな中、私は2月に比良山全山縦走を企画した。私も含めて参加メンバーの雪山経験が少ないので、比良全縦に向けて雪訓をやろうと声をかけ今回の企画につながった。

本来は昨年11月の立山で関西岩峰会と合同で雪訓を行う予定にしていたのだが、雪不足で流れてしまった。急遽1月の連休に代替で荒島岳で雪訓を行うことになった。

 

1月12日

直前になってメンバーのYKさんが風邪で不参加となり、メンバーは平川さん・小前さん私の3人となった。前日の山科に集合し1台の車に乗り合わせ、福井県大野市の道の駅で車中泊をした。

6時に道の駅を出発し、20分ほどで旧勝原スキー場の駐車場へ到着。駐車場には既に10台以上車が停まっていた。雪山装備に着替えて共同装備などを3人で振り分ける。

久々の雪山装備は恐ろしく重い。7時15分に駐車場を出発。

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(写真1 旧スキー場の最初の登り)

 

既に結構な先行者が居ており、トレースは踏み固められていたのでつぼ足で歩けた。だが私のザックが重すぎて息が上がってきた。おまけに私は年末に腸脛靭帯炎(※膝近くの靭帯の痛み)を患っていたので、それがまた発症するかわからないので戦々恐々とゆっくり登らせてもらった。10時半に倒木したトトロの木を通過。私以外の二人はとても順調だった。深谷の頭を過ぎたあたりで、私の膝がピキーンと痛くなる瞬間が出てきた。やはり腸脛靭帯炎は完治していなかったのだ。まだ歩けるくらいの痛みで納まっていたので、私のザックを平川さんに変わってもらい、膝に負担をかけないようにゆっくりと歩いていく。10時半シャクナゲ平になんとか到着。今日は、ここで幕営荒島岳へは明日朝アタックすることにしていた。

昼ごはんを食べて、早速テント設営から雪訓のスタート。幕営地を足で踏み固めてテントが沈み込まないようにする。この踏み固める際にやっとスノーシューを使う。風向きに気をつけてテントを張った後は、風よけ用にスノーブロックを切り出し風上に向けて積上げた。テント設営が完了し、ガスストーブで湯をわかし、コーヒーを飲んで一息をついて、昼から雪訓を行った。

今回の雪訓のメニューは以下のとおりである。

・滑落停止訓練

・ビーコンを使った捜索

・ツェルトと半雪洞を用いたビバーク練習

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(写真2 滑落停止訓練)

 

まずはシャクナゲ平の北側の斜面に移動して、安全そうな斜面にて滑ってみようと雪面に飛び込んでもほとんど滑らない。これは訓練にならなかった。

テント設営地に戻り、ビーコンの操作法をメンバーに行う。古いビーコンと新しいビーコンでは操作法や使いやすさに大きく差があった。さらにビーコンをアタックザックの中に入れて二人にわからないように雪面に埋めて探してもらう。ビーコンの癖のある位置特定に戸惑いながらも、ゾンデ棒を差していって場所を特定し、丁寧に雪面を掘り下げて発信元のビーコンを見つけた。続いてはビバーク練習。まずは木の根元に一人が座れるくらいの竪穴を掘り、マットを敷いて座りツェルトを被ってもらう。体験者はこれだけでも温かいと言う。続いては仰向けに横になれるくらいに穴を広げ、その穴に寝てツェルトを被せる。体験者は風を感じなくなり、寝られるかもと言う。最後に、斜面に移動し半雪洞を作り、マットを敷いて座りツェルトを穴に被せて風を防ぐ。中に座ってろうそくに火をつけてもらう。ろうそくは火の上に手をかざすと僅かながらも暖がとれ、酸欠の防止になり、火を見ていると精神的に落ち着くとの事だった。

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(写真3 半雪洞ビバーク練習)

 

14時頃に雪訓が終わり、それからはテントに入って雪から水を作り続けた。雪を溶かす事より容器に移し替える方が気を使って、大変に感じた。お茶用に持ってきたトランギアのケトル(やかん)は移し替えるのにとても役に立った。ひたすら2時間、雪を溶かしては容器に入れる作業を機械のように繰り返した。夕方頃、晩ごはんを作り始める。今日の晩御飯は「豚しゃぶ」だ。風邪で欠席したYKさんが集合場所まで持ってきてくれた食材を鍋に投入していく。日が落ちてテントの中も寒くなってきていたのだが、鍋を食べると汗が出てきた。やはり冬は鍋ですねと皆で言い合った。食事が終わって明日の山頂アタックを打ち合わせて20時頃に就寝した。

 

1月13日

朝4時45分に起床。今回が初雪山でのテント泊だった平川さんは穴空きエアマットのせいで冷気を感じてあまり寝られなかったと呟く。4シーズン用のシュラフだった小前さんは少し暑かったようだ。朝食の棒ラーメンを食べて2人が山頂アタックの準備を始める。私は膝がまたいつ痛みだすかわかないのでテントキーパーとなった。6時40分に2人が出発し写真を撮って見送る。シャクナゲ平から荒島岳まで2時間はかかるんじゃないかと話していたが、出発してから1時間後、小前さんから山頂到着の電話を貰う。それから50分後の8時に20分には帰ってきた。山頂はガスっており視界はほぼなかったようだ。

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(写真4 荒島岳山頂)

 

テント内で寛いでいた私は慌ててパッキングをした。シャクナゲ平には早朝に出発した登山者が続々と集まってきた。テントを撤収し8時20分シャクナゲ平を出発。周囲を覆っていた雲は消えて、青空が広がり北北東には白山が見えた。11時過ぎに駐車場に到着した。

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(写真5 シャクナゲ平)

 

汗を流すために車で10分ほどの場所にある九頭竜温泉 平成の湯に立ち寄る。日帰り入浴可で大人600円。サウナ、水風呂、露天風呂もあり泉質が良い。私と小前さんは大の温泉好きなので1時間半も温泉に浸かった。温泉からは荒島岳が正面に綺麗に見えた。14時に大野市を出発し18時に帰京した。

今回は私も含めて雪山に慣れないメンバーだけでの雪訓となった。雪訓前に資料を作成し、読み込んではいたが、机上と実技では違うのがよくわかった。今年はロープワークや要救助者のライジングシステムをしなかったので、メニューを増やしてまた雪訓をやりたいと思う。今回、小前さんと「長風呂の会」を結成したので、温泉巡りが中心の山行も企画しようと思う。

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(写真6 温泉から見える荒島岳

 

【感想】 59期 平川暁朗

私にとって四度目となる荒島岳登山だった。そのすべてが勝原からのルートなのは自身の望むところではないのだが、行動時間が短いということでこのルートを選ばれることは多くなる。

これまでこの山は日帰りばかりであったが、今回はあえて標高1200mのシャクナゲ平でのテント泊をし、雪上訓練を行った。

この時期の雪山でテント泊ははじめてだったが、Inertia O Zoneの穴あき軽量マットでは冷気が下から吹き上げてしまうためお奨めできなかったとだけ述べておこう。ただシュラフカバー内に収めていればあるいはという気もしなくはない。

スノーソーでのブロック作り、雪洞掘りとビバーク、ビーコンとゾンデ棒の取り扱いなど、どれも私にとっては初めての作業で勉強になった。何かトラブルがあって下山できなくなった時こういう知識があるのとないのとでは生存率は大きく変わるだろう。

滑落停止訓練については雪がパウダーすぎてまったく滑らず、ただのでんぐり返りの練習だったが、パウダーだとそこそこの斜面でも止まるという確認にはなったのではないだろうか。

江村さんは膝の調子が良くなかったようで、シャクナゲ平から先の登頂には参加しなかったが、小前さんと私のふたりでピークハントを行った。

同じルートでも積雪量によってその印象は大きく変わる。昨年も三月に当会の例会で訪れたが、その時は非常に好天でダイナミックな稜線が印象的だった。今回は雪の斜面をよく感じる登山で、同じ山だとは思えないほど違っていた。雪壁は中々の反り具合だったが、トレースもよくあって登りにくさはなかった。距離も思いの外短いように感じた。好天予報だったが山頂は霧に包まれていて、時折うっすらと太陽が望める程度であった。

数枚写真を撮って即下山し、テントで待っていた江村さんが驚くほど早く戻ってきてしまった。

テントを撤収し麓まで下山、下るほどに天候は良くなり、風呂から出た頃にはピーカンの山頂が見えていたのはありがちなことだ。

 

【感想】61期小前竜吾

昨年末に雪上訓練を経験する予定だったが、天候不順により流れていた。2月の比良全山縦走を考慮すると今回は必ず経験したいという思いで臨むと、天も味方したのか天気予報は「晴&ほぼ風なし」となり絶好の山行日和となる。江村Lから事前配信の訓練用資料は12ページに及ぶもので、全てに目を通すことはできなかったものの、弱層テスト、半雪洞ビバークなど興味あるところは予習した。荒島岳は昨年3月に登頂していたのでピークハントにさほど興味はなかったが、シャクナゲ平(1200m)での雪訓は期待以上のものとなり、私にとっては収穫の多いものとなった。江村Lに大変感謝している。登山に限らず、座学と体験学習は双方大切であることはわかっているが、どちらが欠けても成立しないものと再認識した山行となった。雪山を登る方はこのような訓練を受けるべきで、毎年恒例の山行にしていきたい。

〈個人山行〉冬期黒戸尾根より登る甲斐駒ヶ岳

2019年1月11日(金)夜~13日(日)

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【メンバー】

CL土井司、高橋秀治、若山照代 計3名

 

【行程】 

1月11日(金)晴れ  

 21:00 京都出発 ~ 25:00 諏訪湖SA仮眠 

1月12日(土)晴れ・夜に雪 無風

 6:00諏訪湖SA出発 ~ 7:30尾白川渓谷駐車場出発 ~ 7:30竹宇駒ヶ岳神社 ~ 9:20笹の平分岐 ~ 11:10刃渡り ~ 11:30刀利天狗 ~ 13:15五合目小屋跡 ~  13:20屏風小屋跡 ~ 14:50七丈小屋(泊)       (休憩含む:7時間20分)

1月13日(日)晴れ

 7:20七丈小屋出発 ~ 8:20 八合目御来迎場 ~ 9:50駒ヶ岳神社本宮 ~ 10:00甲斐駒ヶ岳(写真撮影)10:15 ~ 10:20駒ヶ岳神社本宮 ~ 11:20八合目御来迎場 ~  11:50七丈小屋(荷物撤収等)12:55 ~ 14:10屏風小屋跡 ~ 14:30五合目小屋跡 ~ 16:00刀利天狗 ~ 16:15刃渡り ~ 17:15笹の平分岐 ~ 19:00竹宇駒ヶ岳神社 ~ 19:10尾白川渓谷駐車場               (休憩含む:11時間50分) ~『甲斐駒ヶ岳温泉・尾白の湯』入浴・帰京

 

【記録と感想】57期 若山 照代

快晴無風。このたびの2日間の山行は、甲斐駒ヶ岳の神様が迎え入れてくださって登れたのだと思っています。

一日目。仮眠場所の諏訪湖SAを出発。雪が薄くついた甲斐駒ヶ岳を見ながら、順調に尾白川渓谷駐車場へ到着。装備を整えていると、かっこいい山ウェアのさわやか☆イケメンが・・・!!七丈小屋管理人で登山家の花谷泰広さんでした。ちょうどこれから花谷さんの甲斐駒登山ツアーが始まるとのこと。しめしめ、危ない所は先に行ってもらい登るコツを見せてもらいましょう、と目論みましたが、登山ツアーの参加料金を知って甘い考えは捨てました。風も弱くて最高のお天気、自力で登らねば。(そうは言いつつ、似たような速度・似たような休憩で、登頂するまでの2日間ほぼ一緒に行動する結果となったのですが・・・)

7:30竹宇駒ヶ岳神社で安全登山をお祈りして出発。吊橋を渡ると展望のないつづら折りの急登がスタート。雪も、踏み跡の凍結もなく、歩きやすかったのですが、予想以上に笹の平分岐までの行程が長く歩くペースが早かったのも重なり、早々に汗をかいてしまいました。4回程小休憩を入れながら、夏道のコースタイムより少し早く、9:20笹の平分岐、11:10刃渡り。刃渡りも、ところどころ踏み固めら雪がある程度で鎖も使え、難なく歩けました。

11:30刀利天狗で昼休憩。この日は一日雪も風もなく、座っていても寒さを感じませんでした。行動食(パンやチーズ等)の凍結もなし。座ってお昼を食べられて元気が出ました。結構な汗をかいてしまったね、と話していると、途中で追い抜かす形となった登山ツアーが到着。すずやかで汗一つないご様子でした。小さい歩幅・ゆっくりした歩行とこまめな休憩で汗をかく事なく、楽々と登ってこられた感じでした。とても勉強になりました(なお、この度の山行でトップを歩いていたのは私です)。

感心しながら、12:10刀利天狗を出発。急角度の梯子を何個か登り進むと、土の下に氷が隠れていたり、氷でつるつるに光っている道が。五合目小屋への下りが始まってすぐで、十二本爪のアイゼンを着用しました。五合目付近からは甲斐駒のピークが見え、気持ちが昂ぶりました。

13:20屏風小屋跡、噂に聞いていた垂直な梯子が登場。雪も凍結もなく大変ラッキーでしたが、アイゼンで雪のない梯子を上るのはなんだか不思議な感覚で手に汗を握りました。この上に小屋がある!!と思い、特に慎重に登りました。

14:50七丈小屋到着、ビールで乾杯!黒戸尾根ステッカーを買い、それぞれの水筒に貼って記念にしました。夜ごはんはスパイシーカレー。土井さんは1.5杯、高橋さんは2杯、私も1.5杯。食後、花谷さんと写真を撮らせていただき20時に就寝しました。

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(七丈小屋で花谷さんと)

 

二日目。5時起床・6時出発…の予定が、5時の時点で山小屋内は真っ暗、出口付近で小屋の人が2人就寝されており出るに出にくい空気。仕方がないので布団の中で待機することになり、結局7:20発となりました(朝食は、ちらしずし弁当とお味噌汁)。要らない荷物を小屋に置いて外に出ると、正面に富士山と鳳凰山オベリスクがくっきりと見えました。この日も快晴。夜から朝にかけて雪予報でしたが、さらさらの雪が1㎝程度積もっただけでした。二日目は山頂まで登り駐車場まで下山、13時時点で七丈小屋まで戻れていない場合はもう1泊小屋に泊まる予定でした。ここまで1合1時間ペースで進んだので、山頂往復は6時間(13:30着)の計算です。今日も小屋に1泊する気持ちで行きましょう、と土井リーダーから言っていただき、何やらほっとした気持ちで出発しました。薄い新雪を踏みながら、汗をかかないよう丁寧に登りました。

8:20八合目御来迎場。ここから先が特に危険と名高い場所ですがヤマレコで見た通り雪が少なく、まだ夏道が通れる様子。それでも心配しながら行ってみると、夏道への踏み跡がしっかり残され鎖も使える状態でした。風も止んで、最高のお天気。いよいよ甲斐駒ケ岳の神様が私たちを招いてくださっているのだな、と感じました。慎重に岩場を通過し9:10に二本剣の岩の下、9:50駒ヶ岳神社本宮。無事にここまで登れたことが嬉しく、熱心にお参りしてしまいました。

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(二本剣)

 

10:00、念願の甲斐駒ヶ岳登頂。山頂も風が無く寒さを感じませんでした。空は甲斐駒ブルー、日本アルプスの山全部見えるんじゃないかな、と思うほどの大展望でした。初めてのアルプス厳冬期、しかも甲斐駒ヶ岳。連れてきてくださったお二人に感謝し、頂上を味わいながら全員で写真撮影をしました。

10:15頂上発、10:20駒ヶ岳神社本宮。ゆっくり降りたらいいよ心配だったらすぐにロープを出すから、と高橋さんに言っていただき緊張がほぐれました。おかげで一番の危険個所を脅えることもなく通過、11:20には八合目御来迎場に着きました。ここで土井リーダーから「もしかしたら今日中に駐車場まで戻れるかも」とのお話が。ゆっくり慎重にとアドバイスを頂きながらも速足気味で降り、11:50に七丈小屋へ到着。このまま下山が決定しました。

アイゼンを外し小屋で水を貰って、駐車場へと出発。ところが歩き出して5分ほどで私のザックから水漏れが。小屋の人に水を入れてもらった際、水筒の蓋が緩かったようでした。意外なアクシデントに驚きながら小屋まで引き返し、再度アイゼンをつけて12:55再出発。高度感満点の垂直の梯子を震えながら降り、苦手の木道をへっぴり腰で通過しました。私にとっては頂上付近上よりも、この梯子が最も怖かった箇所でした。

14:10、屏風小屋跡からは登り道。道が平たんそうになった所で一旦アイゼンを外しました。しかしその後も、ツルツル道の下りが続き、私だけアイゼンを履かせてもらう事となりました。私の度重なるアイゼンの付け外しによる時間のロスが、下山時刻の遅れにつながったのだと反省しています。

16:15刃渡りを通過。凍結した道もなくなってきたため、アイゼンをしまってヘッドランプを出しました。長い下りを降りて19:00、真っ暗な竹宇駒ヶ岳神社に到着。無事に帰ってこられた御礼参りをし、ほっとしすぎた?せいか、最後に駐車場への道を間違えました。

その後、冷静な土井リーダーのアドバイスにより19:10尾白川渓谷駐車場に到着。慣れないアイゼンや夜間歩行、垂直階段。緊張しながら一生懸命歩きつづけた為か駐車場に戻っても落ち着かない気持ちでいましたが、土井リーダーと高橋さんとが握手をしてくださった時、念願だった甲斐駒ヶ岳に私は登れたんだ、という達成感が沸き上がりました。

土井さん、高橋さん、ご一緒させていただき本当にありがとうございました。

おかげさまで新年初山行、最高のスタートになりました。

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(急斜面を四ツ足で登る)

 

【感想】53期 高橋秀治

昨年に「今年の12月は何処に行きましょうか」と土井さんに尋ねたら、間髪入れずに「黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳」と提案頂き、早速検索。しかし、厳冬期は八合目から先のルートは夏道が使えなければ断念されるチームが有る様子との事。頭の中が不安の文字で一杯となりハーネスを新調し準備しましたが、結果的にはテントを担いで1泊2日では無理となり中止となりました。しかし、山終いとなった鳳凰山(観音岳)から見た甲斐駒ヶ岳が素晴らしく、再度土井リーダーが小屋泊りで予備日を含めて企画して頂きました。

暮れに腰痛を発症して以来、当日までそれも含めて本当に登れるか不安でした。いよい出発という2時間前に腰にピックと痛み。「どうしよう?今更行けないと言うのも迷惑になる。今回は小屋泊りだから小屋まで行った時点で考えよう。」とお風呂に浸かり腰を温めサポーターを巻いての山行きとなりました。途中までは不安な気持ちから吐き気まで出てきましたが、刀利天狗前でピッタと体が楽になり、無事小屋に着くことが出来ました。

翌日は朝から素晴らしい快晴に恵まれ、夏道を進む事もでき、アドレナリン全開で何とか核心部を抜け、山頂に立った瞬間には、素晴らしい景色に涙がこぼれそうになりました。黒戸尾根をテントを担ぎ黙々と登られる方や、すごい速さで歩かれ、黄連谷でアイスクライミングされる方。それぞれの山スタイルを楽しむ事の出来る魅力に溢れた甲斐駒ヶ岳だと感じました。

最後になりましたが、土井リーダー、若山さん本当にありがとうございました。

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駒ヶ岳神社本宮 後ろが山頂)

 

【感想】56期 土井司

当初登り納めとしてテント泊での一泊二日にて黒戸尾根からの甲斐駒ケ岳山行を計画したが、副会長より成功率70%とのご意見を賜り見送った。しかし日本三大急登と呼ばれるこの尾根を一度はとの思いは消えず、かといって夏にアタックする気は起らずできれば冬にという事で、山行内容を小屋泊、予備日を設けるというかなりレベルダウンにし登り始めに切替て挑んだ。今回のメンバーにお声掛けをすると皆さん快く受けていただき、正月はわくわくした気分で過ごさせていただいた。

尾根の取り付きは九十九折での登りとなっており笹平につくとその後緩やかなのぼりが続く。三大急登と言われているのに大したことはないなと高をくくっていたが後に大変な思いにさせられる。黒戸尾根では刀渡りの写真がよく掲載されるのでここが核心と思っていたが、五合目小屋跡からの先が長い梯子や鎖場の連続でアドレナリン大量放出、テント泊で来なくてよかったと計画変更した自分をほめていた。屏風小屋跡からの梯子エリアを超えほっとしていると目の前に壁のような山が出現、「これを登るの?」といった思いにさせられた。ほぼ垂直の梯子や垂直の鎖場ここが七丈小屋までの間の核心部であった。

七丈小屋に着き室内へ入ると暖かく正に天国であった。テントであれば幕営地に着くと、疲れていてもまず整地しテントを設営しトイレをつくりようやくテントに入って休めるのだが、そこは極寒の世界。小屋は上げ膳据え膳のもてなしで足を延ばしてくつろげ、山岳会として邪道と言われようが冬の小屋泊を覚えるとやめれそうにない。暖かい部屋で毛布に包まれ熟睡し翌日の登頂を迎えた。

翌日も快晴、頂上を見上げると空は濃いブルー、山はホワイト、日陰の部分は薄暗いブルーと青と白の世界。風もなく最高のコンディション、途中で出会った花谷さんは「年に数回あるかどうかの絶好の日で、今日登らなければいつ登る」と言っておられた。八合目御来迎場の先が本当の核心部、トップを高橋さんに代わっていただき導いていただいた。さすが沢登りで鍛えられただけありアイゼンを付けていようが関係なく岩場を登攀されていった。一つミスを犯すと滑落してしまう鎖場が何か所も現れアドレナリンが出っ放し。二本剣の下に着いてようやくほっとする。山頂へ登頂すると素晴らしい景色が360度広がっており、困難な行程の末たどり着いたこともあって感動ひとしきりであった。

今回の山行は到底一人で行けたものではなく、高橋さん、若山さんがご一緒いただけたから楽しめ達成できました。感謝感謝です。次はどこで感動を共有しましょうか?

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(次の目標? 北岳

 

No.3777 南アルプス塩見岳

2018年12月27日(木)夜~30日(日)

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チブリ尾根と白山禅定道を歩く

【メンバー】
CL丸山弘、NF、KI(3名)

【行程】 

12月27日(木)晴れ

21時山科発~24時恵那峡SA仮眠  

12月28日(金)晴れ

6:00道の駅大鹿村発 ~ 7:00鳥倉林道冬季ゲート出発 ~ 9:30豊倉山登山口 ~ 13:00三伏峠テント場 (泊)

12月29日(土)晴れのち雪

6:15テント場出発 ~ 6:40三伏山 ~ 7:30本谷山(ここから引き返す)~ 9:00三伏峠(テント撤収)10:15三伏峠発 ~ 12:30豊倉山登山口 ~ 15:00冬季ゲート着 入浴・帰京

【記録と感想】43期 丸山 弘

出発日から今季一番の寒波到来という

予報ながら、高速道路などの混乱もなく、順調に鳥倉林道冬季ゲートに到着。平日とあって、ゲート前の駐車車両は私たちを含めて2台だけでした。

9キロの長い林道歩きを経てようやく豊倉山登山口へ到着。登山口から雪は薄くついて踏みあとが凍結しているものの、トレースもあり、問題なくテント場に到着しました。林道閉鎖後の塩見岳は20㎏以上のザックを背負って2時間半余分に歩くので無雪期より大変ですが、その分人も少なくてテント場も我々ともう一組だけ。夕焼けに染まる稜線、静寂な黒い森と白い雪原、満天の星、と雪山気分は上々でした。(営業小屋は閉鎖中、冬季小屋は開いてましたが、暗くて納屋みたいだったので利用しませんでした。)

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二日目は4時起床で6時過ぎにテント

場を出発。山頂まで最大5時間、往復で9時間を見込んでいましたが、三伏山、本谷山から見ると甲斐駒方面から仙塩尾根上まですでに黒い雪雲に覆われ、雲の流れも速く、2500m稜線では気温はまだマイナス15度程度でしたが、予報は3000mの稜線でマイナス20度、風速20m程度。吹雪かれば行動不能に陥る危険もあり復路も登り返しのある長い行程になるので、今回は無理せず標高2658mの本谷山で終了し引き返すことにしました。

強いパーティーなら「速攻で行けば大

丈夫」と判断するところでしょうが、私は体力も無いしもともと臆病なタイプですので…(^_^;参加していただいたお二人には登頂できず申し訳ありません。夜明けの富士山や白銀の南アルプスの絶景を間近に見られたことでご容赦いただければ幸いです。

(予想よりやや遅れて昼ごろに稜線は雲に覆われ、林道でも雪となりました。)

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一日早くテントをたたんで下山する途中、休日に入ったせいもあってか5,6組のパーティーが上がってきました。中でも十数名の日大山岳部のパーティーが頭の上に30㎝も突き出た100ℓ超の大型ザックでぐいぐい登ってくる様子は壮観でした。(女子も2名いました!)一週間かけて赤石を越えて椹島まで行くとか。「きっと年越しそばとお雑煮の餅も担いでるに違いない。」「日本の若者もすごいなあ」と一同感心しきりでした。

昨年はトレースもなく誰とも出合わない無人の木曽駒上松尾根で一人ラッセルと静かなテント泊で雪山を堪能しましたが、今年は対照的に3名でにぎやかに鍋を囲み、楽しい年末山行になりました。

おいしい白湯豚鍋を用意してくれたNFさん、話題豊富なKIさん、どうもありがとうございました。

 

【感想】61期 KI

今回のテント泊による冬山は、私にとって久し振りとなりますので 、早く雪が見たくてテンションは徐々に上がっていきました 名神から中央高速に入ったら雪は降り始めるだろうなぁと思っていましたが全くそんな兆候はなく、あの長い恵那山トンネルを抜ければさすがに雪だろうと思っていたらまたそこにも雪はなく、 結局登山口を登りはじめてようやく雪を見ることができました 塩見岳へのアプローチは冬期はかなり遠くなり、ベースキャンプとなる三伏峠に辿り着くまで山道をひたすら登りますが、塩見岳はその姿を我々にはまるで見せてくれません。ようやく三伏峠に着いたその時 美しく迫力ある塩見岳が眼前に突然現れました。なかなか憎い演出をするものです

今回は本谷山までしか行けませんでしたが、塩見岳はいつかは是非登りたい山となりました。まずは、来年夏 下見として行きたいと思っています。

今回の例会では、丸山さんから山に関する色々な知識を教えていただき大変に勉強になりました。

帰路は関ヶ原辺りから大雪になり始め、高速道はノロノロ運転ぎみ 、京都に着くのは夜中になってしまうのかなと頭をよぎります そんな中、丸山さん、NFさん、大変聞き上手なお二方についほだされて、昔海外を放浪していた時の出来事を、気がつきましたら京都に着くまで一人で喋っていました お二人様、ずっと聞いていただいてありがとうございました。

お疲れ様でした

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【感想】54期NF

久しぶりの年末冬山、しかも大寒波が来ているということで、楽しみ半分緊張半分の出発でした。想像より雪の量は少なかったものの、テント場はマイナス10度以下の極寒。3シーズン用シュラフしか持っていない私はいつも寒い思いをしていたのですが、今回は、夏用シュラフとエマージェンシーSOLを重ねるという万全の装備でいったので、初めて寒くない夜でした。翌日もかなり冷え、動いていても手先がかじかむほど。本谷山まで行くと、塩見岳の稜線が目の前に迫り、たいへん美しかったです。低気温と天候悪化の懸念で、登頂は断念しましたが、またリベンジしたいです。帰り道に、100㍑あるかと思うほどのザックを背負った日本大山岳部のパーティーに合い(女子も同じように背負っていました)、新年を山で越すとのこと。青春がうらやましくなりました。帰りに大鹿村の道の駅で購入した塩モナカがたいへん美味で、おススメです。

 丸山リーダー、事前の歩荷訓練も含めて大変お世話になりました。強くなって迷惑かけないようにしたいです。KIさん、楽しいお話、ありがとうございました。久しぶりに例会に参加させてもらいましたが、とても楽しく、感謝でいっぱいです。

No.3775 太陽ヶ丘オリエンテーリング例会 読図ポイント

2018年12月15日(土)

【メンバー】
小泉賀奈子(CL)、竹山昌孝、平川暁朗、梅村重和、江村一範、YK、齋藤庄一、伊藤 清忠、非会員1名    計9名
【行 程】
 12月15日(土) 晴れ
9:00  総合公園内体育館にてOLの説明とコンパスの使い方や歩測について確認

9:58  OL開始 1人ずつ1分おきにスタート

13:00 OL終了、昼食

14:00 見付けにくかった北側のポイントの確認  

15:10 終了

【OL記録】

小泉    30P 2時間30分

竹山   30P 2時間19分

平川   26P 2時間50分

梅村   26P 3時間 3分

江村   30P 2時間 3分

YK   19P 2時間57分

齋藤   30P 2時間50分

伊藤   28P 3時間 2分

非会員 13P 2時間51分

 【記録】 52期 小泉賀奈子

 久しぶりの太陽ヶ丘でのオリエンテーリング。今回は30個のポスト(初級・中級・上級、各10箇所)を回りきれるよう、制限時間を3時間に設定した。

 OLの概要を説明した後、体育館前に出て現在地の確認。続いて歩測。これで5000分の1図の感覚を掴めた。次に、シルバコンパスを合わせて一番近くの37番ポストを同定する。道路に柵があったのでもう一度同定しなければならなかったが、37番に向かって皆で歩いた。藪を分け入ってまっすぐ進む人、道なりに歩いて辿りつく人、どちらでも37番に着くことは可能。しかし、これが中級、上級となると、このようにはいかない。そんな話をしながらOLの感覚を掴んでもらった。

いよいよスタート。途中で出会っても情報交換はしないこと、13時にはレストランに集合することを確認。期の浅い人から1分おきに、最初にどのポイントにいくか宣言してから出発してもらった。

 13時、全員が無事に戻って来られた。迷った箇所や感想を話しながら昼食をとる。藪を突き切る箇所があったので、くっつき虫もちらほら。相談の末、60・45・57・41を皆で確認しに行くことになった。地図をよくよく見ると、尾根や谷がきちんと描き分けられている。ポストを見つけると皆さん納得されたのだが、やはり思いこみが邪魔をしているようであった。45は三方向からのアプローチが可能だと分かり、試しに行ってみると、ポイントでちゃんと出会えた。ポストが見つからないと不安になり、撤去されたのでは?と疑心暗鬼してしまうが、今回も全てのポイントが地図の通りに置かれていました。

 記念撮影をして解散。有志で銭湯「奥の湯」へ行き、たま木亭でパンを買い、帰路についた。

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【感想】59期 平川暁朗
 読図例会に参加したのは今回が初めてでした。GPSが使えれば、あとはざっくりとした認識だけでそれほど不自由も感じず、読図に重きを置いていなかった私の傲慢さもあったのかもしれません。地図読みは面白くないという認識が腰を重くしてきたところも多いと思います。
 今回も特別関心を持って参加したわけではなく、とある忘年会の前のヒマつぶしに良いくらいに思っていたところもありました。しかしいざやってみるとちょっとした宝さがしのようで面白い。地図を見て予測をつけるもののやはりこんなところにはないか、と思いはじめた矢先にポイントを見つけた時のやった感はたまりません。読図がゲームとしてこんなに面白いものだったことに衝撃を受けました。かなり足場の悪いところに潜り込んでいく探検するような感覚も良いです。もっと色んな場所のオリエンテーリングに挑戦してみたいと思いました。私の趣味がまたひとつ増えたかもしれません。

 

【感想】59期 江村一範

太陽ヶ丘公園に来るのは初めてで、オリエンテーリングの為に作られたような施設に感激しました。

途中で膝を痛めてしまいましたが、実際の山中で無くて良かったです。走力をつけてまた来たいと思います。

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【感想】61期  伊藤清

太陽ヶ丘には以前から時々遊びに来ていましたが、端から端まで歩くとこれほどに広い公園だったんだと今回初めて知りました。読図をするだけだから身体はかなり冷えるだろうと結構暖かい服装で臨んだのですが、いやはや広大な公園内を北へ南へ、藪の中をかけ登ったり下がったり、歩いたり走ったりで、汗をかいて身体は温まるばかりでした。藪から出てきたら、ひっつき虫が身体中にくっついて、特に靴紐に付いたのなんてなかなか取れませんでした。

「これは読図やなくて、毒図や…。」なんて思ったりもしました(笑)

でも、今回の読図例会で私自身にとって一番良かった事は、地図を客観的に読む、ということがつくづく大切だと再確認できた事でした。自身の思い込みで地図を見てしまうと目標は自身から遠ざかって行ってしまい、見つけられなくなるということですね 

今回は大変勉強になり、また楽しい一日でした。ありがとうございました。

 

【感想】59期 梅村重和

オリエンテーリング2度目の挑戦は、前回と同じ太陽ヶ丘運動公園のオリエンテーリングコース。前回は南から攻めてタイムオーバーとなったので、今回は北から攻めることとした。
 また、前回の教訓を生かし、地図をクリアファイルに入れ、ポストを見つけてパンチを入れた地点は地図上にラインマーカーでバツ印を付けて行くこととした。ここでのオリエンテーリングにて手渡される地図は5000分の1の地図。距離感がチトつかみにくい。また、ピンポイントでポストを見つけなければならず、ルートファインディングしながらお山を行動するのとは、また違った感覚である。小泉隊長の講習会の後で、10時からひとりずつ順次スタート。隊員同士が途中で出会っても、お互い情報交換というズルは許されないのである。ひとつ目は難なくクリア。ふたつ目が意外と難航した。北から南へ移動しつつポストを探すが、ほとんど前回の記憶がない。初級のポストは道端や緑地、中級は物陰とか林の中、上級になると藪の中とか見つけにくい所に設置されている。2回目とは言え、斜面の上からアプローチするのと下から探しに行くのとは全く景色と難易度が違う。藪の陰にひっそりと佇むポストを見つけたときは、思わずガッツポーズが出そうになる。残念ながら今回も制限時間内にcomplete とならなかった。オリエンテーリングはTreasure finding game(宝探しゲーム)と言ってもいいかもね。また、やりましょう!

 

【感想】 60期 YK

前日に読図マンガ本をぱらっと読んだりしてみたものの、OLは初めて。よく分からないのでとりあえず直進・直登の心でがんばってみたら、足がくっつき虫だらけになってしまった。皆でわいわい言いながら廻ったおさらいも勉強になった。その後、銭湯と有名パン屋さんに寄り道にも連れて行ってもらい、本日の予定はコンプリート。楽しく学べた有意義な例会だった。次は、地図を片手に、等高線を読み解きながら山を歩いてみたいと思った。

 

【感想】55期 竹山昌孝
初めてのオリエンテーリング、小泉CL 指導のもと渡された地図の指定区間を歩測して、地図上の距離と自分の歩数を最初に確かめた事が役立った。歩測した辺りの地形を確かめてココと決めたら方向を定めヤブに突入、ポストに行き当たった時の快感。夢中に過ごしたひととき、この経験を次の山で活かしてみたい。次の休み、がぜん山にわけ入りたくなった。

 

【感想】非会員

コンパスの使い方や、オリエンテーリングの回り方のコツを小泉さんに教えていただいてから、スタートできました。運動公園内でしたので遭難の心配がなく、コンパスが指す方向へひたすら直進してみたり、立ち止まって納得行くまで地図と地形を眺めたり、いろいろ試せました。地図とコンパスを頼りに歩く、ということを初めて体感できました。いい機会をありがとうございました!

 

 

〈個人山行〉京都百名山シリーズNo.58・59 三頭山・朝日峯

平成30年12月8日(土)

平成30年最後の京都百名山シリーズは愛宕山の北方、三頭山(みつづこやま728m)と朝日峯(688m)を登った。個人山行の江村さんが1時間遅れで後続し、朝日峯で合流した。今冬一番の冷え込みとなり地蔵山の山頂部は白くなっていた。

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【メンバー】 山本浩史L、鹿嶽眞理子、江村一範(途中合流)

【山  域】 京都府南丹市京都市右京区

【行  程】 桂川6:20-7:12八木7:19=7:45どんどこ橋7:50~8:08星峠~8:27 P569~9:14三頭山西峰~9:19三頭山9:28~9:45三頭山東峰~10:11芦見谷川出合~10:24林道入口~11:22 P807 11:50~12:33ダルマ峠~12:56カヤノキ峠~13:16松尾峠~13:31朝日峯13:41~13:58朝日峯分岐~14:59峰山~15:56栂ノ尾BS 15:59=16:59+10京都駅21:24-21:30桂川

【登山データ】 晴れ一時曇り 歩行24.4㎞ 8時間06分 延登高902m 延下降914m 5座登頂

JR八木駅から発車する京阪京都交通バス原行の乗客は我々二人だけだった。途中乗降もなく“どんどこ橋”からは無人で発車して行った。阿祇園寺の矢印に導かれ林道に入って行った。一段高い処に件のお寺を見て先に進むと谷の縊れた所で倒木が道を塞ぎ迂回を強いられた。星峠(465m)は地形図では点線道だがしっかりした林道が京北細野町から上がって来ており倒木被害さえなければ神吉へと抜けられていたようだ。峠には旧八木町長による「星峠道改修記念」の石碑が置かれていた。この碑には平成元年12月の日付があり丁度29年前に建立されたようだ。

星峠からは登山道となり複雑な地形を進んだ。登山道はP569の南端を掠っているのでピーク迄足を伸ばしたがピークには何もなかった。標高518mまで高度を下げ登り返しとなって三頭山を目指した。一貫した登りで山頂域に達すると芦見峠からの明瞭な登山道が合流した。南側にあるピークは三頭山西峰(731m’)で本峰より標高が高い。残念ながら“山頂”を示すものは何もなく展望も得られないので直ぐに本峰に向かった。三頭山(728m)は不通「みとうさん」と読みそうだがここは「みつづこやま」と読ませる。広く明るい山頂だが展望は得られない。3等三角点「細野」が設置されていた。

北に進むと稜線上に送電鉄塔があり切り開かれて展望が良い。振り返ると三頭山(728m)が望め、竜ヶ岳(921m)、地蔵山(948m)がどっしりと構え素晴らしい。今日は今冬一番の冷え込みとなり地蔵山の山頂は霧氷なのか白くなっていた。反対側には天童山(775m)、飯盛山(791m)等も確認できた。東南東に張出す尾根に進路を取りP642を目指すと微かな踏み跡が続いていた。P642は何の表示もなかったが三頭山が三つのピークを持つ山であることから此処を三つ目のピークとして三頭山東峰と見做した。

東峰からは踏み跡薄い北東尾根に入り芦見谷川へと下った。等高線が詰まり急斜面を木に摑まりながら慎重に下った。芦見谷川に到ると林道歩きで龍の小屋方面へと遡った。1㎞程行くと東の谷に入る橋があり車止めの鎖があった。林道枝線は傾斜が急で適当なところで西側の尾根に取付きたいが、壁のように立ちはだかり簡単に人を寄せ付けない。谷を渡り壁に取付くと道は無く恐ろしく急で足場も脆いので一歩一歩足場を踏み固め這い上った。岩場に取付いた方が安全かと試みるが岩が脆く掴むと崩れてしまった。元に戻り土の足場を固めながら登った。林道入口から30分余りで稜線に達した。稜線には獣道なのか微かな踏み跡があった。

稜線も急登が続き西からの尾根が合流すると道らしくなりP807に到った。北山エリアでよく見かける「P807」と書かれ小さなプレートがあり嬉しかった。昼食休憩を取りなだらかな稜線を南東へと進んだ。400m程行くと官兵衛山、細野峠への稜線が北に分岐した。この道は4年前に歩いている。この先の目標地点はP812とP792があるがP792は巻いてしまったのか知らずに通過した。

ダルマ峠に近づくと予期せぬ林道が現れ南側を巻いている。稜線沿いには古い踏み跡のようなものも見えるが、反対側でこの林道に吸収されてしまいそうだ。何処をどう歩いているのか惑わされ後でログを見ると明瞭な林道に出た処は地図通りの場所で本来歩く道を歩いて来たのだった。

ダルマ峠に到ると雲心寺林道でしっかりした道となった。200m程北で右に分岐するカヤノキ峠に到る点線道を歩く積りだったがそれらしい分岐のないままウジウジ峠に達してしまった。戻って確認するのも面倒なのでP675の南を行く林道を歩きカヤノキ峠に到った。北の谷からの林道は明瞭だったが、歩く筈だった南から合流する道はなくやはり道形は失われているようだった。

林道はP659の北側を巻いて進んでいるが北西側からピークに行く踏み跡があり辿って行くと何の表示もなかったがピーク付近から朝日峯が望むことができた。元に戻るのも面倒なので東の尾根をそのまま下り先の方で林道に復帰した。松尾峠手前で嘗て歩いた谷山6号橋から槇ノ尾に到る道が分岐した。松尾峠に到ると地形図には谷を下る点線道が描かれているが、何処にも登山道の入口は見出せなかった。少し北に行くと朝日峯分岐があり尾根道に入って行った。前衛のピークを越えしっかり登ると朝日峯(688m)山頂に達した。3等三角点「梅畑」があり西方面の展望が得られ比叡山(848m)や水井山、横高山等が綺麗に見えた。

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下りだすと個人山行で追掛けていた江村さんが登って来て漸く合流することができた。分岐に戻り江村さんの戻りを待って3人して林道を東へと歩き出した。P556は知らない間に通過しヘアピンカーブで標高を稼ぐと何時しか道は登山道となった。P602の手前は伐採と倒木が凄まじく迂回を強いられた。峰山の西直下でく昭文社地図にも描かれた高山寺へ行登山道が山の北側を巻くように分岐した。直登路で峰山(538m)を目指し山頂に到ると3等三角点「峰山」が置かれていた。展望はなく3人で記念撮影をして下山に掛かった。11年前に来た時は南東尾根を下ったが、今回は「高山寺→」の標識に導かれて南西尾根に入った。

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南西尾根は余り歩かれていないようで倒木で荒れているが道形は比較的はっきりしていた。高山寺境内に入るのは憚られるので尾根を南に真直ぐ下る積りだが特に分岐もないまま標高170m地点まで下って来た。樹林越しに対岸の高雄の駐車場が見え出した。登山道が東西に分かれたが何も案内がない。東に行けば高山寺、西は恐らく西明寺に下りそうだ。バスは栂ノ尾から出る。始発なら確実に座れるので栂ノ尾を目指した。山端を巻いて行くと「ガレージ前⇔峰山」の指導標があり「ガレージ前」とはまた局地的な案内で一体何処なのか分からない。降り立ったところは国道162号線白雲橋の袂だった。国道を歩き栂ノ尾バス停に到着すると3分後のバスに乗ることができた。

京都駅まで1時間余り掛かり駅前で反省会をして21時過ぎ解散した。

 

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