京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

[個人山行]《山紀行927》 京都百名山シリーズNo.36・37 桑谷山・大悲山

平成29129()

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写真1: 桑谷山山頂にて

 

前日の雨は、北山では雪だった。府道38号線で花脊峠を越えるとシャーベット状の雪が積もっていた。広河原杓子屋町から桑谷山(925m)に登り、大悲山(741m)に縦走し花脊原地町に下り周回した。

 

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【メンバー】 山本浩史L(車)、藤井康司

【山  域】 京都府京都市左京区

【行  程】 桂川駅7:047:42花園橋8:008:57原地町駐車地点9:079:24広河原杓子屋~11:17桑谷山11:4111:58桑谷山東峰~12:54蔵王権現13:11大悲山~13:23蔵王権現14:25花脊原地町~14:25原地町駐車地点14:3015:15宝ヶ池=16:34桂川駅

【登山データ】 曇り 歩行10.5 5時間18 延登高798m 延下降798m 3座登頂

  

車を止めようと目論んでいた天照皇天神宮の前は人家が近く憚られるので少し戻って原地町の山端に止めた。府道38号線を1.6㎞歩き広河原杓子屋町から林道に入った。杓子屋町は此の山間部に不似合いの集合住宅があり子供たちの声が聞こえていた。桑谷山南西尾根の途中から西に派生する枝尾根は地形図には林道が描かれ標高500m位まで上がり東の谷に分かれて行く。実際歩いてみると地図の林道とは別に尾根に絡みつくように新しい林道が上がっていた。何処に行くのか分からないので林道に惑わされず、藤井さんを先頭に山屋らしく忠実に道のない稜線を歩いた。稜線を登って行くと右手の下に林道が見え稜線を横切った。更に進むとまた横切り遂にP756直下まで到り北側へと離れて行った。下りの場面なら最初からこの林道を歩いたことだろう。

P756を過ぎると林道とは無縁の稜線となった。昨日市内で降っていた雨はこの地では雪で積雪が徐々に増してきた。曇り空で雪解けもなく木に積もった雪はそのままで、道なき稜線で雪塗れになりながら進んで行った。桂川の支流の谷(名前は分からない)の源頭を弧を描いて歩き北側から桑谷山南西尾根に合流した。倒木や樹林の濃い処もあったがそれほど問題はない。一部岩場や大杉もあり中々登り甲斐のある尾根だった。林道の入口から2時間弱で桑谷山(925m)に到り昼食にした。山頂には3等三角点「長戸」があり雪を頭に載せひっそりしていた。樹林帯で展望はなく暖かいコーヒーが癒してくれた。山頂部の積雪は5㎝程あった。

桑谷山は双耳峰で東峰は等高線から標高は930mと読み取れるので本峰の西峰より高い。こちらは木に巻き付けられたテープに「東峰」と書かれただけの寂しさで「←西峰」の指導標の方が立派だった。木の間から少し展望は得られそうだが雲の中で何も見えなかった。桑谷山からは登山道があり格段に歩き易くなった。南に進路を変えると稜線を斜めに横切る2組の送電線があり開けているが此処も雲の中で見通しが利かなかった。登山地図に描かれた桑谷への下山路がある筈だが指導標もなく今一分からなかった。稜線には雪を被った台杉が聳え立ち北山を満喫できた。

次の目標は大悲山(741m)、今日のコースから少し飛び出している。分岐点を気にしながら歩いていたが何時しか祠が現れた。此れは蔵王権現! 何時しか分岐を通り過ぎてしまったようだ。今日の目的の山の一つであるのですっ飛ばす訳にはいかないので改めてコンパスを合せ直して引き返したがやはり分岐が分からない。樹林が深く見通すこともできないのでまた行き過ぎてしまいGPSで確認して最高所から分岐した。以前来たときは反対から来たので問題はなかったが藪の中道もなく一旦鞍部に下りて大悲山に到った。これぞ大悲惨と云うべきか! 山頂の展望はないが真新しい赤い山頂標識が迎えてくれた。

此の山の南中腹にある大悲山峰定寺は久寿元年(1154)鳥羽上皇勅願により観空西念が創建した修験道のお寺で大和の大峰山と並び北の大峰と呼ばれる程の勢力があった。14世紀以降衰退し1718世紀に再興されたと云う。山中には鐘掛岩、蟻の門渡りなどと称する行場があるそうだが一般人の立ち入りはできない。蔵王権現の先に進もうとすると岩場があり傍らに小さな祠が断崖に向いて建っていた。蔵王権現も含めて峰定寺の行場の一部かもしれない。

下山は大悲山西尾根を下り原地町の寺谷川と桑谷の出会う辺りへの下山を目論んだ。登山道はなく尾根を稜線伝いに下ったが2つ目の曲がり角で少し大回りをしてしてしまった。桑谷山東峰の南で潜った送電線が再び上空に現れ南西方向を見ると湯槽山(763m)P756を伴って姿を現した。北に見える筈の桑谷山は雲の中に隠れていた。真西に向かう心算だったが送電線沿いに送電巡視路と思われる踏み跡があり辿って行った。

集落に達し林道に出ようとすると鹿ネットが張られ出られないので仕方なく民家の敷地に入って行った。無住の屋敷で入口もネットだったが緩くなっていたので跨いで乗り越えた。大悲山口のバス停から府道を歩き駐車地点に戻り周回縦走を終えた。

 

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写真2: 北山の代表的風景である台杉 桑谷山南尾根にて

 

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写真3: 大悲山西尾根からり湯槽山(763m)P756を伴って望めた。

No. 3701 夜間登山と大文字山ビバーク

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【メンバー】L長野浩三,AT,TH,土井司,TS,ふじわら(会員外)

【タイム】2017年12月2日21時 銀閣寺集合~21時40分 大文字山三角点・ビバーク

12月3日7時30分 三角点~8時 銀閣

【天候】晴れ

【記録&感想】46期 長野浩三

 恒例の大文字ビバーク例会だが,銀閣寺から40分ほどで三角点に到着。

 テントを立てて,鍋宴会。ビール,日本酒,焼酎お湯割りで1時ころまで宴会をした。夜景はほんとにキレイだった。

 風はそんなにないが気温は低く,朝方は氷点下になっていたのではと思う。

 比留間さんはシュラフのみの露天ビバーク,あとの人はテントでの普通のテント泊となった。だんだん緩くなっていっている。

 次回以降も宴会+テントもありなので,ビバーク,夜景,鍋宴会に興味のある方は是非どうぞ。

 

【感想】51期 AT

例会前日の夜、眠っていたところ枕元にご先祖様が立たれ

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「明日は念のため厚着をして出かける様にせよ」

「念のため寝袋など持ち歩く様にせよ」

「酒を持ち歩く様に。日本酒がもっともよい。」

という旨のことを、夢の中でこと細かに私に指示された。

そこで翌日は、半信半疑ながらもご先祖様の伝言の通りにして大文字山へ出かけたところ、運悪く大文字山で一夜を明かすことになり、ご先祖様の助言のおかげでなんとか事なきを得た次第である。

また、居合わせた皆さんがたまたま鍋や食材を持っているということで、たまたまカバンに入っていた王将の割り箸で無事に食することが出来、おかげさまで飢えることも無く一夜を過ごすことが出来た。

 

遭難したとき毎回このようにうまくいくとは限らないので、今後は充分に気を引き締めていきたい。

 

 

【感想】57期 TH

ビバーク実験も今回で3回目。

気温や風によって状況は変わる。

今回は翌朝最低気温0度と過去最低気温。しかし風はなく、前回より寒さはましだった。

装備は先輩方に背中を押される形で、今回はシェラフだけ。といっても、ダウンジャケットは着てたけど。長野さんが振る舞ってくれる鍋はやはり旨い。寝るときはひとりでシェラフ。今回はツェルトもテントもない。少し感傷に浸る。『枯れ葉の上に敷いたシュラフにもぐり、木を背にもたれる。目の前に広がる京都の夜景。見上げるとおぼろ月がきれいだった。初めてシュラフで夜を明かす。屋根のない夜もたまにはいいものだと思った。

 

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【感想】56期土井司

 当初の意気込みでは日帰り山行でアクシデントに遭遇しビバークになったとの想定でトレッキングポールを利用したツェルト設置にて一夜を過ごそうと思っていたがテントが設営されたのを見てあっさり心変わり。後は京都の夜景を見ながらの鍋宴会に心酔。長野リーダー、素敵な企画及びおいしい鍋の用意&料理ありがとうございました。

比留間さんの初志貫徹、立派です。還暦を迎えた者にとって無理は禁物。ビバーク体験は暖かくなってからにしよう。

 

【感想】59期 TS

去年の初めてのビバーク例会は、寒くないか、体調を崩さないか等、山のような心配をした。シュラフなんてどれくらい温かいかも判っていなかった。

今回は2回目であり、1年余りの経験と慣れのおかげで、緊張はなかった。鍋宴会を楽しみ、焼酎お湯割りを美味しく頂いた。夜景も綺麗だった。ぐっすり眠れた。

緊張どころか、緩み過ぎだった。経験の割に装備は洗練されず、相変わらずの重装備だったことを反省している。

軽量化と「本当にビバークできること」を目標にしよう。

 

【感想】ペンネーム ふじわら(会員外)

外岩初段を落としてからというもの、すっかり岩登りに情熱が薄れていたので、次はキャンパーになろうと道具を揃えていて、先日テントを購入したところ長野さんから今回のお誘いをいただきました。 過去の例会の報告を見るととても厳しそうだったのと、愛宕山の千日参りを途中敗退したトラウマもあるので辞退しようとも思ったのですが、比留間さんがハーネスだけで寝るかもしれないと言うので参加させていただきました。山登り自体はとても厳しく途中で遭難しそうになりましたが、なんとか登頂する事が出来、頂上は風もなく、夜景も綺麗でとても素敵でした。 東北育ちでボリビアの標高3000あたりで屋根が壊れたバスで一晩外(バス)で死ぬ思いをした事のある私にとっては、この日はまぁちょっと寒いぐらいのものでしたが、山岳会の皆様の重装備にはびっくりしました。この気温でテント泊する僕を見ても、ボリビアのアミーゴ達は、まだアミーゴって呼んでくれるだろうか、そんな事を思った夜でした。まぁでも寒かったです。 比留間さんは一人外で、地球が俺のベットだと息巻いて寝袋で寝てましたが、朝に確認しに行ったら木を背もたれに暖かそうなものを飲んでいて、地球が棺桶にならなくて良かったなぁと思いました。 ありがとうございました。

 

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No.3700  西山 読図例会 読図ポイント

2017年11月26日(日)

 

 

【メンバー】
小泉賀奈子(CL)、中尾 諭、高橋秀治、若山照代、織田直子、梅村重和、NY

(体験山行)SS、KR

                        計9名
【行 程】
11月26日(日) 晴れのち曇り
9:00 「境谷センター前」バス停9:16~9:52樫本神社~10:41小塩山と金蔵寺の分岐~11:18淳和天皇陵~12:25森林公園 森の案内所(昼食)12:53~13:23ツツジの丘~13:58リョウブの丘~14:12△ポンポン山~14:31釈迦岳と東海自然歩道との分岐~15:06車道との出合い~15:38金蔵寺~16:02小塩山と金蔵寺の分岐~16:43「境谷センター前」バス停にて解散~(希望者のみ16:55竹の郷温泉で入浴)

 

【記録】     52期 小泉賀奈子

 洛西高校の南西角から、第1ポイントの

お寺を同定する。シルバコンパスの使い方

をおさらいして、方角を確認。「最短距離を通る」という課題に、Nさんを先頭にスタートした。実線1本と実線2本。どちらも道路を表しているが、幅員が違う。読図の必要性を感じて地図を読むと、表記の違いに気付く。地図には情報がたくさん載っていて、使えば使うほど要領を得られる。

 竹林では、いくつか分岐があって迷った。中尾会長の「尾根に向かって登っていくから、斜度がある道を選んだらいい。」に皆納得。会長はいつも的確にアドバイスを下さるので心強い。

 落ち葉にすべりそうになりながら、天皇

陵道を歩く。第4ポイントは、左手に二つ走る尾根を北側に巻く個所。第5ポイントは、車道との出合いである。前者は地形に特徴があり、後者は地図記号が鍵となる。今回のコースは、両者を楽しめるように設定した。

 小塩山にあるたくさんの電波塔を横目に見ながら進み、淳和天皇陵にお参り。天皇陵脇の小道を歩いて行くと、ぐるっと石垣が巡らせてあり、なんと、一周してしまった。尾根筋を西へ抜けられるものと思っていたので、きつねにつままれたような気分だった。

 気を取り直して稜線を伝って西に進むと、送電線の大きな鉄塔に出合った。この先は、私の読図例会の中で初めての試みである、国土地理院の地形図にはなくて「『山と高原地図』には載っているルートを行く」という企画。まずは、鉄塔の下で、現在地の確認をした。地形図には、山頂から北西に延びる登山道が載っており、皆さん、その道と送電線の交差する個所を指差されたのだが、実は現在地は西北西に延びる稜線上にあった。3人ずつで相談してもらい、分かったところでスタート。西村さんは迷わず歩かれ、難なくクリア。梅村さんらと2本目の送電線を手掛かりに進むことを確認されたそうだ。お見事でした。

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 森の案内所には、20名ほどのハイキングツアー客がおられた。私たちも昼食をとり、地元、大枝の富有柿で糖分補給。

 西尾根は、地形の分かりにくい所が多く、見晴らしもよくないため、読図が難しい。森林公園内の「ツツジの丘」と「リョウブの丘」を、地図上ではどこに位置するかを同定。前者は、東に張り出す尾根を見極めて、若山さんがばっちり当てられた。後者は、下見の時に書きこんだメモに惑わされ、リーダー自身迷ってしまった。そこでは小前さんが、説得力抜群の解説でポイントを押さえられた。中尾会長と高橋さんは、小塩山を同定して現在地を割り出されていた。

山での道迷いは、本当に怖いもの。現在地の把握は、いろいろな方法でできるに越したことはない。

 ポンポン山では、何組か登山客が来られていた。みんなで足を踏み鳴らし、「ポンポン」音がするか試してみた。Sさんはネットで調べてこられたそうで、とても嬉しそうに確かめられていた。

   

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    ポンポン山の山頂にて

   

 この後のコースのことを考えて、あまりゆっくりする暇もなく先へ進む。九十九折れの下り坂に戸惑われるも、谷のポイントをきちんと押さえておられた織田さん。分岐や小ピークを、ポイントごとに確かめて東海自然歩道に出た。しばらくアスファルトの舗装道を進み、紅葉の美しい金蔵寺へ。ありがたいやらおぞましいやら、登山道は境内を突っ切って標高高く続いている。石段を登り、本堂にお参りして、山道を進む。

汗かきながら、やっとの思いで、今朝通過した小塩山との分岐に出る。その先は、高橋さんに先頭をお願いし、テンポよく下る。

落ち葉で滑りそうな所もあったけれど、みなさん健脚ですいすい下る。あっという間に竹林に出、名残惜しいかなふり返ると、西山の雄姿が後ろに見えた。標高600mほどの山々だが、登りごたえのある、読図のしにくい山であった。

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  洛西の名刹 金蔵寺にお参りする。

 

【感想】    53期  高橋 秀治

最近の山行きでは、現在地を確認する時は、 老眼を言い訳にすっかりスマホのアプリに頼っていました。そんな時、小泉さんが「読図例会 京都西山」を企画しておられ、腕試しと思い手を挙げ参加しました。

1/25000を拡大した地図を配布され、 その中に記されたポイント等の課題を解きながらの行程です。 ワイワイガヤガヤと歩くいつもの山行きとは少し勝手が違い、 皆さん真剣に地図を見つめながらコンパスを合わせて進んで行きます。そして、読図例会ではお決まりの、鉄塔と送電線が確認出来る場所で、リーダーが「 ここの地点は地図上でどこでしょうか?」と問われ、地図上に書かれたルート上にある、 送電線が交差している地点を自信満々に示したところ、 みごとに違っており、その時は電気が体を走るぐらいの衝撃を受けました。(笑)また、山岳会に入会する以前、奥北山を迷いながら必死に地図を見てルートを探していた自分の姿が走馬灯の様に甦って来ました。

地図とコンパスだけで現在位置を確認するなどを改めて学べた有意義な1日でした。気が付けば小泉先生の生徒になっていました。皆さま、ありがとうございました。

 

【感想】    60期  NY

4月のオリエンテーション例会以来の本格的な読図例会、比良山に入るキッカケとなったのも見学に行った集会で、「さ、やろかー。」と山本(夏)さんが自然に教えて下さったのが読図でした。登山にもこんな世界もあるのかと、理解はさておき、ひそかに興奮していました。だから楽しみにしていた貴重な例会でした。スタート地点からトップバッターで「正覚寺までの最短距離をお願いします。」とリーダーから言われ磁北線の入っていない地図にもたつきながら最初のお寺までの道を歩いてゆく、途中進む道に迷っていると農家の方から親切な道案内が「そこまっすぐ行ったら斜めに道上がってまっすぐ行けば神社に行けますよ~。」と。旅人なら有難いだろうが、今日は勘弁してほしかった。後は交代で、リーダーによって設定された地図上のポイントを見つけて行きましたが、見つけられずともポイントには明確な地図上や地形上の特徴があり、なるほどここかといつも納得するものばかりでした。特に山では少ない人工物が重要だなと思いました。ポンポン山までは11月末なのにポカポカするくらいで冬服から夏服になり、ポカポカ山だなといった感じでした。最後までお天気も良く課題は最近山行に行けてないので途中から息が上がっていたことです。

小泉リーダーには下見から沢山のポイン

ト設定、お昼のおいしい柿まで沢山のご準備ありがとうございました。参加された皆さんも楽しく山行させて頂き心から感謝いたします。

 

【感想】       57期 若山照代

 小泉さんの読図例会は、いつも感動します。拡大コピーして見やすくしてある1/

25000地形図、チェックポイントの設定、現地での解説。ここまで親切、丁寧にセッティングしてもらえるなんて!小泉さんの優しさに感謝しています。

 今まで4回、読図例会に参加させていただきましたが、このたび読図の苦手な私が、いくつもの地図課題を言い当てることができました!とても嬉しかったです。小泉さんをはじめ、過去読図にご一緒させていただいた四方さん、上坂さん、穐月さん等、諸先輩方に教えて頂いたコツやテクニックが成果として出たのだと思います。今後とも読図例会は参加必須だなと感じました。

 ポンポン山は小学生時の遠足に登って以来で、『楽しい足取りでポンポン♪登る山』というイメージでしたが、帰宅して歩数計を見ると35,000歩超でした。良く学び、よく歩き、柿の美味しい楽しい例会でした。小泉リーダー、大枝の柿ご馳走様でした。皆さま、ご指導いただきありがとうございました。

 

【感想】       57期 織田直子

 一年ぶりの小泉さんの読図に参加させて頂きました。苦手な読図を少しでも克服したいという思いから楽しみにしていました。
小泉先生は地形図にポイントになりそうなところに印をつけて下さっていて、その場所を歩きながら探すのですがやはり今回も私には難しかったです。私は3箇所させて頂いたのですが4番11番ともに外してしまいました。まず4番、私は右側に尾根があって切れているとしか言えず、実際行くと左側に谷があって、「ほんまやぁ、あるわぁ、谷。」みたいな感じで、全く読めていませんでした。
 次の11番は逆で、リョウブの丘という場所に着いたら、その場所が地形図のどこであるかを当てるというものでした。私の後ろの見学参加の方はとてもよく地形を分かっていらして完璧に当てられていましたが、私はというとまだ250m程先の場所を指していました。必死に登りながら、「今どこかホンマ分からんねんけど。」と心の中で呟いていました。
 小泉先生のポイント設定や読図例会に際しての完璧な準備には前回同様、頭が下がります。結構長いルートなのに2回も歩いて作って下さっていて感謝の気持ちで一杯です。私も他の参加者の皆さまのように、心から「地図読みおもしろいなぁ。」と言えるように早くなりたいです。
 柿もごちそうさまでした。小泉さん、ご一緒して下さった皆様、今回もたくさん教えて頂き本当にありがとうございました。またどうぞ宜しくお願い致します。

 

【感想】      59期 梅村重和
小泉読図塾に参加させて頂くのは今回で3回目となった。通常の山行ではほとんど考慮もしない、小学生の時に学んだ地形図上の記号(竹林や堰堤、果樹園等)を思い出しながら山麓を行動する、これまた新鮮で楽しい。

トレーニング・ルートは通常の登山道に記されたポイントを当てるのであるが、ポイントの設定が巧みでよく考えられている。地図と首っ引きでポイントを探しながら行動するものの、この場所にポイントを設定した塾長の意図と、設定されたポイントの地形上の特徴を見抜けなければ当てるのは困難である。尾根と谷の入り込み方や、尾根の形状、人工物の存在など塾長からポイントの解説を受けて、なるほど!ガッテン!と思う次第。解説は実に理論的、理科系的スジの通った内容となっている。私の場合、現在地の把握の甘さはもとより、特に行動中の距離感を捉えるのが難しい。これは残念なことにノー勘に近い。今後の大きな課題と思える。
 まだ小泉読図塾に参加されたことのない方、ぜひ、ご参加お勧めします。日頃の山行とは、ひと味もふた味も違った山行が楽しめます。

 

【感想】     26期 中尾 諭

京都西山は、毎朝通勤のとき電車から眺めている、なじみの里山ですが、いつでも行けると思ってか、ほとんどはいっていないことを改めて思いました。

今回登ったポンポン山も、前回は別のルートから入りましたが、ほぼ20年ぶり。以前は、山頂からの展望はあまりありませんでしたが、きれいに整備されているのを見たときは、時の流れを感じました。 

今回は読図例会ということで、リーダーが下見し、丁寧な読図用の地図を準備されており、頭がさがります。その、地図とコンパスを使って、地形の読み方やコンパスの使い方を現場で説明・確認する作業をポイント毎に行い、わいわいにぎやかな、楽しい晩秋の里山山行でした。

 

№3698 京都外周ウォーク⑦ ~皆子山を越える~

2017年11月 19 日(日)

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小雪皆子山山頂

【メンバー】57崎山康治

【天候】曇り 時々雪時雨、薄日

【行程】京都バス平バス停9:25~仲平橋

~正教院・登山口(墓の南側)9:35~

(権現山方面・琵琶湖方面眺望)~

P827m10:30~P941m10:55~皆子山

971m)11:25(雪時雨で眺望なし)~

ヒノコ方面分岐・昼食11:45~皆子谷~

百井川出合15:00~寺谷出合15:55~京

都バス停平16:25

【記録】正教院脇から墓地の手前に進み登山道を権現山方面を振り返りながらほぼ直登する。山頂に近づくにつれ時雨となりヒノコ・寺谷方面分岐のあたりから3センチほどの積雪がある。北へ辿ってすぐの皆子山山頂は時雨で視界不良。少し戻って木立の中で立ったまま昼食をとりヒノコへの分岐案内板に戻る。

積雪で踏み後が見えず皆子谷の沢を下ることになり手間取る。小さな谷との分岐で登山道が見つかるがその後平への分岐案内板を見落とし少し行き過ぎて戻る。

案内板から皆子谷に降り細い谷川を越えて、間もなくテープがあり、百井川河原に降りてテープを目印に渡河するが足首を越えて靴に浸水。右岸の河原を辿り崖に登って林道起点に辿り着く。林道を少し進むと皆子山への標識と河原へ降りる道があり左岸にも標識が見える。皆子谷との出合から百井川左岸の山中を東に辿り林道起点の対岸で渡るべきであった。

百井川に沿って林道を進み寺谷出合を経て仲平の集落に戻る。

【歩行距離等】

歩行距離:10km

所要時間:7時間

累積標高差(+)(-):787m

【感想】登るにつれて雪が見られ、紅葉との取り合わせや樹間から見える琵琶湖がきれいだった。

京都バス利用を想定し靴が濡れないようコースを設定したが最後の百井川渡渉で冠水した。靴を脱いで渡るか、防水対策を取るべきであった。季節的には濡れてもよい暖かい時期向きのコースと思った。次は百井川方面から登って登山道を確認してみたい。

腰折れを2句

皆子山薄雪化粧杉小道」

「百井川冬の流れのなお深し」

【経路図】

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[個人山行]京都百名山シリーズNo.35 鍋谷山

平成291119()

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冬型の気圧配置が強まり真冬並みの寒気が入り京都北山に初雪を齎した。標高800m以上で1㎝程の積雪があり、早すぎる雪山を楽しんだ。今回のルートは湯槽山南尾根を登り、湯槽山、井ノ口山、鍋谷山を登り、片波川と西谷の間の尾根を下った。

 

【メンバー】 山本浩史L(車)、加藤一子

【山  域】 京都府京都市左京区右京区

【行  程】 京都駅6:337:42今峠橋7:558:42 P704 9:03 P6759:43湯槽山~10:09ナベ谷峠~10:35 P69311:22井ノ口山~11:37鍋谷山11:5412:54区境尾根分岐~13:32一の峰~13:37二の峰~14:23西谷出合~15:08今峠橋15:2016:54京都駅

【登山データ】 天候:霙 歩行 15.1 7時間13 延登高 1,141m 延下降 1,141m  4

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前日の二つ玉低気圧は急速に発達し冬型気圧配置が強まった。京都府北部は曇時々雨70%の降水確率とだった。花脊大布施町に着くと鉛色の空から霙が降ってきた。国道477号線の平成22年に付け替えられた大布施トンネルに続く今峠橋の袂に車を置いた。湯槽山南尾根に取り付こうと登路を探して北に回り込むと地図を見てある筈と確信していた送電巡視路があり問題なく稜線に取付くことができた。一本目の送電鉄塔から上空を送電線が通る稜線を進み2本目の鉄塔に到った。巡視路は北に巻くように逃げて並行するもう一本の送電線の方に行ってしまった。

稜線通しに進んで行くと再び巡視路が合流し主稜線に乗り上った。縦走路の反対の南東側に送電鉄塔P704があるので立ち寄って見ると木に巻かれたトラテープにマジックで「P704」と書かれたものだけがあった。此の標高で薄らと積雪が見られ周辺の山は真っ白だった。送電巡視路を辿り2本目の鉄塔に到ると巡視路は途切れた。西から区境分界の尾根が上がってきた。今ではどちらも京都市だが、南側は元愛宕郡花脊村で昭和244左京区に併合された。北側は北桑田郡黒田村で京北町を経て平成174右京区となった。何れも京都の山深い限界集落だ。

区境尾根に乗ると直ぐP675に到り、探してみると「P675」と書かれた小さなプレートがあった。これは友人によるとピークハンターさんのプレートだそうな。湯槽山に向けて北に進むと右側から大布施から発する丹波広域基幹林道が迫ってきて稜線に達してしまった。左側は鎌倉谷の源頭に当たり土が盛られて人の手が入っているが何を意図しての工事が理解できない。ゲートまで設けられその横から入って急斜面を這い登り稜線に戻った。登り返しは150m程あり左に回り込むようにして湯槽山(ゆぶねやま763m)に到った。2.5万図には湯槽山とあるが現地には別名である片波山の標識が2枚掲げられ湯槽山の表示はなかった。3等三角点は「大布施」で地域名が使われていた。樹林帯で展望は得られなかった。

ナベ谷峠への下りは、180m程の標高差で略一貫して下る。此の山域は杉の巨木が多く、嘗て手を加えられた台杉も多くみられ味わい深い。ナベ谷峠(580m)は、2.5万図では林道は脇に付けられているが林道から分岐する新たな支線が付けられ峠を横断していた。斜面が削られ稜線への取り付きがない。支線の一部が山を登って行くようなので暫く林道を歩き取り付ける所を見つけ這い上がったが恐ろしく急でしかも枝打ちされた枝がダムのように壁になり大きく迂回して乗り上ってみると何とさっきの林道がすぐ上を通っていた。

稜線通しでも行けそうだったが楽な林道も登って行けそうなので林道を歩くことにした。達しており大きく迂回して結局P693の直下まで戻ってきたので結果尾根通しに登った方が早かったようだ。そんなこんなでP693に達すると此処もトラテープに「P693」マジックで書かれていた。山頂域から北に下ると再び林道に下り立ってしまった。林道支線が分岐し休憩していると車が1台、単車が数台通過して行った。車の男性は「熊が冬眠に入る前だから気を付けて」と窓を開け助言してくれた。一般車通行止めのこの林道にどうして単車の軍団が入ってきたのだろう? 不思議だ。

井ノ口山南尾根に取付くと木の杭にロープで柵が設えられ稜線沿いに続いていた。稜線にも台杉群が見られ迫力があり楽しみながら登ることができた。登り返しは200m余りあり山頂域に乗り上ると柵は東の尾根に行ってしまい井ノ口山(849m)に達した。樹林帯で山頂展望は得られないが、積雪が1㎝程あり、最早冬山の様相だった。更に稜線を西に進み今日のメインの鍋谷山(859m)に到着。此処も展望はなく昼食休憩にしたが寒いので15分余りで出発した。

以前衣懸峠から歩いているので知った道と気を抜いたのが運の尽きで北尾根に入り込んでしまい林道の断崖に到り下りることができなくなった。登り返して東側の谷から辛うじて林道に下りると山側の斜面は断崖絶壁でどこにも取付くことはできない。暫く林道を歩いていると取付けそうな谷に差し掛かり急斜面を這い上った。区境尾根分岐のピークに乗り上ると進路は南に変わる。倒木やエゾユズリハが邪魔して歩き辛い。2.5万図の登山道は谷の中を進んでいるが一本西の尾根を下ってしまったようだ。東側の尾根が大きくなってきて間違いに気付きトラバースして稜線に乗るとすぐ東側に林道が走っていた。

そのまま林道に下り西谷から片波川沿いの林道を歩き、殆ど住む人のいなくなった京北片波町の里を通り今峠橋に戻った。

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