京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

〈例会〉高島トレイル コンプリート5(桜峠〜地蔵峠)

2023年11月25日(土)〜26日(日)

桜谷山からの雲海/びわ湖、手前は朽木の谷

三国峠(岳)にて

【メンバー】CL秋房伸一、松井美佳、上坂淳一 会員2名 OB1名 計3名

【行程】11月25日(土)曇時々雨 出町柳7:45=(京都バス)=9:02朽木学校前=(タクシー)=桜峠9:33〜11:24:行者山〜12:05横谷峠〜14:26駒ヶ岳〜15:36テント泊地(桜谷山手前)[歩行距離15.7km]

11月26日(日)晴れ 起床4:00、テント泊地5:55〜6:17桜谷山(P825)6:35〜6:50木地山峠〜8:00百里ヶ岳8:08〜8:32百里新道分岐〜9:14根来坂峠〜9:37おにゅう峠〜12:25三国峠(P776)〜13:36地蔵峠〜15:00朽木生杉(山帰来)=京都 [歩行距離21.0km]

駒ヶ岳手前の駒ヶ池にて

【記録と感想】52期 秋房伸一

本例会シリーズは、ワンデイの積み重ねでコンプリートする設定であったが、諸々勘案して今回はテント泊に変更した。

コロナ禍以降、久々のテント泊山行。各人、行動用とは別に水を2ℓ背負ってもらった。結果的には水は3人で3ℓあれば足りた。

食当は新人の松井。夕食は米を炊き、豚汁。朝食はおかゆ。美味でスムーズに事が運んだ。

初日は京都バスで始発の出町柳から終点の朽木学校前へ。タクシーで桜峠へ。

行者山までは意外に長く感じたが、その後は淡々と歩を進めた。標高が上がるにつれ、時折雪混じりの風が吹きつけ、前方の桜谷山あたりはガスに覆われていたので、午後3時半過ぎに、テントを立てた。

翌朝は快晴。4時起床、6時出発で予定通り桜谷山へ。ヘッデンを点けてスタート。山頂に着くと、御来光と一面の雲海が広がっていた。テント泊山行にして良かったとしみじみと感じた。

木地山峠はなかなかよい雰囲気。百里ヶ岳への登路はシビアかもしれないと思っていたが、3人で話をしながら歩いていると、割とあっけなく到着した。

百里ヶ岳からは雲海の向こうに遠く加賀の白山がその名の通り真っ白に輝いていた。朽木の谷を覆う雲海の先には比良の山々が横たわり、びわ湖も雲海で蓋をされ、その先には鈴鹿の山々。

根来坂峠とおにゅう峠でも雲海を得られ、この季節ならではの眺望に感謝した。

計画していたよりもサクサクと進めたので、下山は地蔵峠に変更。おにゅう峠から三国峠地蔵峠へは標高も下がりリエゾン区間のようなものかと思っていたら、なかなか骨のあるトレイルであった。

地蔵峠到着で、なんだかコンプリートしたような達成感を感じてしまった。地蔵峠から生杉までの林道区間が長く、アスファルトの衝撃が堪えた。生杉の山村都市交流館「山帰来」でコーヒーとカップ麺を頂き、帰路についた。

百里ヶ岳山頂にて

【感想】66期 松井美佳

月2回のペースで楽しませて頂いた高島トレイルも後半になりました。今回5回目はテント泊です。初めての食当で皆様の口に合うか心配しておりました。

当日はまたしても雨。しかし小雨で山行に大して影響無い程度でありがたかったです。寒いので足が進みます。テントを張る予定の駒ヶ岳に早くに着いてしまったのでもう少し進めました。桜谷山の手前にちょうど暴風の防壁のような尾根のある場所がありそこでテントを貼りました。

皆様から手早くまた丁寧に教えて頂き、あっという間にテントは出来て、食事の準備です。私は香味野菜が大好きなので生姜をたっぷり入れた豚汁にしました。薬膳豚汁だとおっしゃりながら文句も言わず食べて下さった皆様ありがとうございました。

その後次の日のために夕方から寝ます。夜中に枕が逃げたと思って追いかけたらそれは上坂さんの足。。悪夢を見てらっしゃったに違いありません。申し訳ありませんでした。

次の日は素晴らしい晴れでした。水墨画のような雲海を目の前に進みます。白山や鈴鹿、蓬莱山まですっきり見渡せます。小浜の街も海も綺麗に見えました。

機嫌良く進むとこれからはテープの案内が有りませんという看板。道なのかただ歩きやすいところなのか難しい場所を秋房リーダーは迷いもせず進まれます。

降りは少しスピードアップして鍛えて頂き、何回か転けながらなんとか進みました。足が動かす気持ちが急ぐ私にマイペースと声かけ頂いた上坂さん、本当にありがとうございました。

2日目は結局6回目で通るはずだった地蔵峠まで快適に進めました。

終始気を遣って頂いた秋房リーダー、緊張をするたびにほぐして頂いた上坂さん貴重な1日をありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。

びわ湖を覆う雲海、百里ヶ岳より

地蔵峠に到着