平成28年10月9日(日)
伊根町と京丹後市に跨る太鼓山(683m)は、スイス村スキー場と風力発電の風車がある山として知られている。近畿百名山にも選ばれているが山頂域を縦貫林道が通り、超簡単に登れる山である。
【メンバー】 山本浩史L、土井司(車)、崎山康治(車) 計3名
【行 程】 園部8:15=園部IC=(京都縦貫道)=与謝天橋立IC=10:00スイス村10:30~10:56太鼓山11:00~11:10スイス村~11:20風車~11:37スイス村11:45=12:11味土野
【登山データ】 曇り 歩行3.1㎞1時間07分 延登高151m 延下降151m 1座登頂
太鼓山(683m)は、今年3月に近畿百名山シリーズで来たばかりだ。此の山はスキーリゾートで山頂域を縦貫林道が通りスキーゲレンデ内を少し歩けば山頂に到る。未明に降った雨も上がり今日は雨具の必要ないだろう。土井さんと登山口のスイス村で合流しゲレンデ内の作業道を歩いてリフト上部に達した。南側180°の展望が広がり、この後行く金剛童子山と前回の山行で行った依遅ヶ尾山を山座同定した。東の方を見るとスキー施設の左手のピークに風の学校京都の建物が見えた。前回来た時はあのピークから藪を漕いで稜線道を縦走したものだ。
ゲレンデに目をやると何やら黒いものが、大きな角を持った鹿、ニホンカモシカに見紛うばかり黒い色をしていた。他にも見かけたがこの山域の鹿は黒っぽいのだろうか。稜線を進み太鼓山山頂に達したが山頂を示す標識等は一切なく、1等三角点「太鼓山」が寂しくコンクリートに埋まっていた。リフト沿いの道を下山しようと思っていた下草が蔓延り雨上がりの露をたっぷり含んでいるのでゲレンデ中央部の踏み跡を下ることにした。
僅か10分ほどで駐車地点に戻り、風力発電所の風車を見に行くことにした。9時から開く筈の門は閉じたままだが脇をすり抜け風車に到った。近くで見ると大きいもので塔の高さは50m、羽根の長さは25mと云う巨大な構造物だった。平成13年の完成時には6機あったが相次ぐ故障で1機が休止、平成25年には3号機の羽根が落下すると云う事故を起こし、今では3機しか残っていない。発電量の表示板があり風速7.7mで244kwの電力を生み出していた。風車からの展望を期待したが海は見えず、北側から見る太鼓山がいい形をしていた。駐車地点に戻り、次の金剛童子山登山口の京丹後市弥栄町須川の味土野集落を目指した。
写真1: リフト上部から後で行く金剛童子山(613m)を山座同定
写真2: ゲレンデに鹿発見、カモシカのように黒い
写真3: 風力発電風車から見た太鼓山(683m)