京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

〈個人山行〉奥ノ深谷遡行

2018年8月26日(日)

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秋房さんが滑り込みセーフ

 

【メンバー】高橋秀治・秋房伸一・松井篤・土井司・TW・YN・伊藤清忠 計7名

【行程】坊村駐車場8:20~入渓9:30~13:15遡行終了地点13:35~(登山道下山)~14:25林道~15:00坊村駐車場

 

【感想】  52期 秋房伸一

 比良の秀渓といわれるだけに、改めて素晴らしい沢だと感じました。

高橋Lから先頭を行くように指示いただき、よい経験ができました。3週間前にも予習をさせてもらっただけに、前回よりも水量は多かったですが、スムーズに遡行できました。皆さん、ありがとうございました。

 

【感想】57期 TW

ずっと行きたかった奥ノ深谷は、噂どおりの素晴らしい沢でした。次々と続く中小の滝、透き通った水、太陽に照らされた明るい渓。気がつけば、あっという間の出来事のように感じられた楽しい一日でした。また奥ノ深谷には「私の力量でも、登れそうな感じの滝」が沢山あり、色々なチャレンジ(ステミングしてみる、お助け紐に縋らないで登ってみる、等)が出来て、いい経験をさせていただきました。それも高橋リーダーや秋房さん、松井さんがロープを出して下さり、安心をして遡行ができたお蔭だと思っています。何度でも行ってみたい沢がまた一つ増えて、幸せな気持ちです。

高橋リーダーはじめ、ご同行いただきました皆さま、ありがとうございました。

 

【感想】 46期 松井 篤

例会に匹敵するような大所帯をまとめてくださった高橋リーダー、終始トップで引っ張っていただいた秋房さん、ありがとうございました。

京都市内の猛暑が嘘のような爽快で楽しい沢登りを満喫させてもらいました。

比良には沢登りが楽しめる沢が幾つもありますが、やはり奥ノ深谷はその中でも美しさや気品を備えた女王だと再認識しました。

いやー、夏の沢登りは本当にいいですね。

 

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ステミングで突破

 

【感想】56期 土井司

入渓地に着いた地点ではすでに汗まみれ。装備を整え川に浸かると最高に気持ちいい!とうかれていると皆さん進むのが早く置いてきぼりにされてしまう。確か2名は今回が初の沢登りのはずだが、どんどん先に進んでいく。こちらが着いていくのに必死。

水温も冷たくなく透明度も高く、滝の登高も難し過ぎず優し過ぎず(トップは無理だが)レベルとしては丁度いい渓谷であり、本当に楽しい遡行であった。

それにしても始めてという両名は、滝でも簡単に上り詰め恐れる。私が最初の頃はおっかなびっくりで常にビビっていたのだが(今でも大して変わらないが)恐怖心が微塵も感じられない。今後の活躍が楽しみである。

素晴らしい遡行であったのは渓谷の状況だけではなく、高橋リーダーをはじめとするご一緒いただいた皆様のおかげであったのは言うまでもありません。次の機会も宜しくお願いします。ありがとうございました。

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泳いで取り付くが美しい大釜

 

【感想】61期 伊藤清

沢登り初体験の私としての感想ですが、夏の登山は暑くて汗をだらだらかきながら登りますが、世界でも屈指の美しい水をたたえる日本の清流を、その中に足を踏み入れて遡上してゆくというのは、どれだけ冷たくて気持ちの良いことでしょう 晴れていれば尚更にロケーションは最高です そして、目の前に現れる滝、いかにルートを考えて登っていくのか?まだ初めての私は、ヌルッとした岩に体重をかけるにはまだ、恐怖心があります これから克服していきたいと思っていますが、沢登りの醍醐味はこれら全てを含んだところにあるんだろうなと初心者の私は勝手に一人思っています。

 

 

 

 

【感想】60期 YN

当初高い夏山に沢山登りたくて入会したので、沢登りにはあまり興味がなかった。危険だから最後でと言われていた沢、まだロープワークやボルダリングレベルもまだまだの自分にとっていずれ行ければ良いかな程度の感覚でいた。でも先輩方の話を聞く内に沢登りしてみたいと思い始め申し込んだ沢は台風のためあえなく中止となり、もやもやしていた所、今回の奥の深谷のお誘いを受けた。

沢用ズボンを忘れたり、最初から不安があったが、入渓してそんな物は飛んでしまった。一つとして同じ表情がない滝、迫力ある水流、きらきら光る水面、アスレチック感満載のクライミング、これはやみつきになりそうだ。

 

【記録と感想】53期 高橋秀治

 昨年「前鬼ブルー」をご一緒したメンバーから次回は「奥ノ深谷」に連れて行って欲しいと言われた宿題を解決するために3週間前に秋房さんとATさんで予習して、今回は復習という事で企画しました。

しかし、沢登したいから入会したと言う声が多いのか、沢登初めてと言うメンバーと奥ノ深谷は初めての合わせて4名を率いての遡行となり、リーダーの力不足を痛感して、秋房さんにと松井さんにヘルップをお願いし企画できました。

当日は秋房さん・YNさん・TWさんを先頭グループとし、後続は、松井さん・伊藤さん・土井さん・高橋の2班に分けて遡行開始。

「関西起点 沢登ルート100」に記してある遡行図では最初の7m滝は左側を絡みながら進むとありますが、秋房さんは、大釜を泳ぎ7m滝をロープを出して直登。その後を続くYNさんに尋ねると「私も直登したい」との返答。どうなることかと見守っていると、あっと言う間に直登される。TWさんもそれに続く。皆さんあっぱれです。

 後続はお楽しみは後に残そうと左側を進みました。

その後も皆さん初めてのルートとも思えないくらい楽しんでぐんぐん進んでいかれます。

 4段40m大滝もノーロープで進み、核心部の10m滝に到達。ここでも先頭の秋房さんがノーロープで直登され、思わず下から「ロープを出して下さい」と叫び、上からロープを下ろしてもらい進む次第です。

 快晴の中、市内では酷暑でうんざりしている中を、皆さんさわやかな水線を思う存分楽しまれ、ハイテンションで進み、気が付けば林道が交差する地点に着き、遡行を終了しました。

 「沢登りは助け合いながら進む団体競技です。」と秋房さんが言われるように要所では、お助けロープ等を出して頂き私は年々それが無ければ進めないと今回も実感致しました。ご一緒頂いた皆様ありがとうございました。

 標高差282m、水平距離1500m。所要時間4時間弱で、美瀑と淵を連続できる名渓を堪能でき、さらに市内から1時間余りで現地に到達できます。是非皆様来年は沢登を楽しみましょう。