京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

例会№3492 金比羅アイトレ ※岩登ポイント

f:id:hirasankun:20150430222000j:plain

 

【参加者】CL 長野浩三,AT,辻博史,酒井敏行,渡邊桂,中村恵子,WS,F,高萩直子(会員外)

【天候】晴れ

【行程】8:40江文神社,Y懸尾根と北尾根を登攀,Y懸の頭で懸垂下降の練習

13:00 ピラミッドでフリークライミング

15:20 江文神社

その後有志で反省会

【記録&L所感】46期 長野浩三

 GWの白馬主稜に向けてアイゼントレをと企画したが,アイゼンなしの方も含めてたくさん参加いただいた。

 ところが,リーダー自らがまさの冬靴とアイゼンを忘れるという失態から例会が始まった。冬靴とアイゼンを別の袋にいれて用意していたところ,ザックだけもって来てしまった。仕方ないのでロープワーク練習となった。アイゼンをつけてきちんとアイゼントレを行った方々ももちろんいた。

 人数が多かったので,4班にわけ,3班は北尾根の登攀へと向かった。北尾根は大変混雑していたようだ。

 私とWさんと中村さんはY懸尾根で登攀とロープワークのおさらいをした。私がリードで登り,Wさんが登高器で登り,セカンドを中村さんが登った。二人ともY懸尾根の登攀は問題なくできていた。

 10時30分ころにはY懸の頭についたので懸垂下降の練習を行った。体に染みつくまで練習すること大事で,繰り返し,だいたい6,7回行った。12時すぎに北尾根班も到着し,昼食のあと,若干懸垂下降の練習をして,その後ピラミッドに移った。

 ピラミッドでは2本トップロープをはり,それぞれ1,2回登った。15時近くなり,ビールが恋しくなったので下山し,有志で反省会を行った(1次会は国際会館の王将,2次会は修学院のバーみたいなところ。)。

【感想】54期 F

ロープワークと岩登りに課題があるため、参加させていただきました。

AT師匠にあきれられながらも丁寧にロープワークを教えていただき、北尾根をご一緒させていただいた。

「信じていないので落ちません」と宣言され、ビレイのまねごと(一応、わたしはほんき)をしつつ、初めてのルートを何とか進んで行った。

ところが。最後、Yけんと合流する手前に高度感があるところがあり、とうとう足がすくんでしまった。

手も足もあり大丈夫だと分かっているが、新緑の緑と菜の花の黄色のコントラストが美しい大原の里が、さえぎるものなく一望できる高度感。

「怖いですー」と叫ぶと、「大丈夫大丈夫」と、見えない先からのんきな声が飛んできて、拍子抜けして覚悟がきまった。

なんとか登り切ると「へろへろな顔してますね」と言われたが、その通りでした。

渡邉さんと、会員外の女性は、ひょいひょいと登っておられ、大変かっこよかったです。

晴天のもと、久しぶりにみなさまとご一緒に、岩に触れたことは、刺激になったし、なによりとても楽しかったです。どうもありがとうございました。

 

 

【感想】WS

時折吹く風がとても気持いい暑めの天気の中、冬の間に忘却の彼方へと消え去ってしまったロープワークを教わり、懸垂下降や登攀を行いました。

フリークライミングは初めてでしたが、沢登りと同様、持つとこないし!どうしよう!?となるのが非常に楽しかったです。実際には上からロープで確保されていて安全なのですが、ロープのことはなるべく考えず、登攀が難しいときにはあえてプチパニック状態になることでこれからも精神面を鍛えていきたいと思います。

切れていた山岳保険には2日前に短期用で加入し、前日夜にヘルメットの紛失に気付き(自転車用を代用した)、浮付いた状態で怪我などしなければ良いがと心配していましたが、リーダーの長野さんをはじめ皆様には、安全面に対しても非常に気を配っていただき、無事帰還することが出来ました。

 

【感想】54期 中村惠子

アイゼンもなく、懸垂下降もほぼはじめてで、足手まといになり申し訳ありませんでした。が、長野Lのすばやく的確な指導のもと、無事Y懸尾根、頭まで行けて、何度も懸垂下降できました。

その後のピラミッドでのクライミングも2回登れて良かったです。

リーダーやメンバーには、お手数おかけしましたが、晴天にも恵まれ、充実した楽しい1日でした。

【感想】57期 渡邉桂

ほぼ無いに等しいアイゼン歩行経験だったため、緊張しつつ参加した例会でした。しかしアイゼンワーク以前に、昨年末に教わったはずのロープワークを覚えておらず、、、Fさんがレクチャーを受けていたのを盗み見て、なんとか復習する始末。そして辻さんに前爪での荷重方法を教わってから、セカンドで北尾根へ取り付きました。初めは恐々ながらも、徐々に小さなホールドに爪で立つということに慣れ、2ピッチ目、4ピッチ目はリードで登らせてもらいました。インクノットやセカンドビレイの方法も思い出し、マルチピッチを行く気分で楽しくアイトレすることができました。ゴール地点では長野リーダーはじめ、別ルートから登っていたメンバーと再会。春うららの長閑な大原の里を一望でき、とても開放的で充実した気分を味わうことができました。今まで金毘羅といえば冷たい雨や雪のイメージが強かったですが、新緑と青空に彩られ、とてもいい山だと思えました。

アイトレで自信はつきましたが、そのあとの懸垂下降でロープが絡まりまくってしまい、かなり手間取り皆さまにご迷惑をかけてしまいました。経験不足も再認識でき、私にとってかなり有意義な例会でした。ありがとうございました。

 

 

f:id:hirasankun:20150430222038j:plain

f:id:hirasankun:20150430222047j:plain