京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.2903 北比良全山縦走

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【日程】2008年10月25日(土)

【参加者】6名

【天候】曇りときどき晴れ

【タイム】近江高島駅6:50~音羽7:05~岳山7:58~岩阿沙利山9:00-05~寒風峠9:50~ヤケ山10:05-15~ヤケオ山11:00-05~釈迦岳11:25~北比良峠11:55-12:05~金糞峠12:23~堂満岳12:50-13:00~荒川峠13:30~葛川越14:00-05~木戸峠14:43~打見山15:03-35~権現山16:38~登山口17:23~和邇駅18:27

トップチーム:N野、U田

セカンドチーム:T岡、T辺、M井

ラスト:K藤(スタート1時間遅れ)

上記は、セカンドチームのタイムです。トップチームは、セカンドチームが一時間の行程を50~55分で歩き、休憩ポイントで待ってもらう体制で歩きました。K藤さんは、打見山で15分遅れで合流、その後は、全員揃って歩きました。

【記録】46期 K.N.

 自分がリーダーのときは記録はじゃんけんで決めるのでほとんど書かなくてすんだ。が,今回はT岡リーダーのご指名で書かせていただくことになった。

 久しぶりの一日全山縦走だ。全山縦走の過酷さは何回か経験したことがありわかっている。今回は入会したてのU田さんが加わっての全山となった。U田さんは地図もあまりみてこなかったらしく,全山縦走の全体が見えていなかったとのことで途中は気分的にだいぶ疲れたそうだ。

 岳山までは順調。岩阿砂利山までは36峰マラソンの練習も兼ねて,先に走らせてもらった。しかし,10分もたたないうちにみんな到着した。寒風峠,ヤケ山,ヤケオ山,釈迦岳の前半のクライマックスはそれなりにしんどかったが,コースが全部わかっているせいか、以前ほどしんどさを感じなかった。

 北比良峠で一服し,後半戦へ。堂満からは恒例の藪こぎとなったが,若干踏み後らしきものもあり,沢筋も位置をわかっているのですぐに降りられた。比良が初めてのU田さんと烏谷山の三角点を踏み,比良岳を越えて琵琶湖バレーの打見山へ。ここでカレーを食べることを楽しみにしていたが,レストランが休みでがっくりした。が,ソフトクリームとコーヒーを楽しみ,あとから追いかけてきているK藤さんを待った。ここで全員そろって後半戦の山場の蓬莱ダッシュへ。さすがにダッシュはできなかったが,これもわりあいすんなりと三角点まで到達できた。帰りは和迩駅まで遠いので権現から電話でタクシーを呼ぼうということになり,権現から電話をしようとしたがfomaはことごとく圏外となっていた。比良の山には,レスキューマークの看板があり,緊急時には携帯で電話を,と書いているが,これでは遭難したらレスキュー要請できないではないか。ドコモと滋賀県は早急に対策をとるべきではないか!(会長,よろしく進言お願いします。)

 ということで,下山してからのタクシーはないことが判明したので,霊仙はパスして,下山した。下山後約1時間ちょっとアスファルトを歩いて和迩駅へ到着。これがほんまの全山縦走だ。

 しんどかった。が,何回もやっているのでだいたいどんなもんかわかっているからか,そんなに疲労感がなかった。他のみなさんはどうでしたか?全山縦走も慣れるのかな?

【感想】46期 A.M.

最近は、体を動かす機会が少なく、例会もすっかりご無沙汰でしたが、上手い具合にスケジュールが明いたので、飛び入りに近い状態で参加させてもらった。

しかし、スタートから調子が上がらず、というか運動不足で思うように足が前に進んでくれず、どこでリタイアすることになるかと、常に不安な気持ちで歩を進めていく。

そんな状態で最終的に、和邇駅まで歩き通せたのは、単独ではなかったためでしょう。これが、もし単独で今回の調子であれば、北比良峠あたりからさっさと下山していたと思います。

初めて比良全山を歩き通した時にも強く感じたのですが、やはり仲間の存在は非常に大きいと改めて感じました。

これからも、なるべく例会に参加するようにしますので、宜しくお願いします。

【感想】51期 K.U.

 前半が少しきつい山行だった。後半のコースは前半よりも楽に感じられた。比良山に足を踏み入れるのが初めてだった私は、地図を携帯していなかったこともあり、次の目標地点がまだかまだかという思いで登っていた。地図を携帯していないとどうなるか、ということを思い知らされた。

 思っていたよりもかなりのカロリーを消費した。そのせいかかなりの空腹感を覚え、食料も早く食べてしまった。琵琶湖バレイでのレストランの食事を期待していたが、生憎と閉まっていて残念だった。

 稜線を歩きながら見える琵琶湖の風景などは、とても気持ちが良かった。歩いていると暑くなるので、稜線を吹き抜ける風も心地良かった。N野さんが前回に比良山で熊を見た、ということだったので、少し緊張しながら歩いてもいた。

 一度登ってみたかった比良山系を、コースタイムの約半分で全山を縦走するという内容ではあったが、縦走という形で登ることができて良かったと思う。