〈個人山行〉台高の沢 堂倉谷本谷
2017年7月14日(金)~16(日)
【参加者】CL小松久剛 長野浩三
WS TS 計4名
25m滝をリードするWS(1段目)
【天候】7月14日(金)晴れ
7月15日(土)雨のち晴れ
7月16日(日)晴れ
【記録】52期 小松
7/14 21:30京都駅イオン発=24:40大台ケ原ドライブウェイ駐車場·前夜泊
7/15 6:20出発~7:00日出ヶ岳~8:20粟谷小屋~9:00堂倉橋~9:20発~10:10入渓~13:20アザミ谷出合~13:50奥七つ釜~15:10堰堤~15:50幕営地着
7/16 7:10発~7:15地池谷出合~9:20連瀑帯に入る~10:10斜瀑12m~10:45 2段25m滝~11:45斜瀑15m~14:30尾鷲辻付近の遊歩道
【記録】小松(本文敬称略)
7/14京都からTSの運転で、一路大台ヶ原へ。夜は涼しく、よく寝ることができた。
7/15駐車場から日出ヶ岳を経由し、東に伸びる尾根をひたすら下る。
途中粟谷小屋で少し休んだ他は休憩せず、一気に堂倉橋まで下ってしまう。駐車場から3時間で堂倉橋着。明らかに水が少なく、遡行が成功しそうな気配。
堂倉橋にて集合写真
堂倉橋の次の吊り橋の基部から階段を伝い、尾根上へ。尾根からはルンゼをロープを出して下ったが、落石に注意を要した。懸垂が必要なのは途中数メートルくらいで、あとは歩いて下れる。
沢中着。いきなり沢の幅いっぱいにナメ滝が広がり、奥に8m滝、30m滝が見える。
二人連れのパーティーも入っており、釣りをしているようだ。
今回はWSにリードしてもらうつもりだったので早速8m滝のリードを任せた。途中ロープがスタックするトラブルはあったものの、無事全員登攀を終える。
8m滝をリードするWS
30m滝の巻きは容易だが、小松が降り口を間違え、やや時間をロスした。
少し進んで、中七つ釜。美しい釜に三段の滝がかかり、美しい。
中七ツ釜
釜を泳いで右岸を容易なクライミングで突破したが、水に入りすぎて、やや、低体温気味になった。
斜瀑10m
巨岩帯を抜け、斜瀑10mは右岸からノーロープでサクッと抜ける。全員クライミングジムで登攀の練習をしてきているので、危なげない。
小滝を右岸から小さく巻く箇所では、トップのWSさんがスリップして水に落ちて上がらなくなるトラブルはあったが、無事突破した。
アザミ谷出合を右手に見て、門の滝を右巻きでクリアし、いよいよ奥七つ釜のエリアへ。今回は入口の水流も少なく、特に危険を感じることなくエリアに入れた。
奥七つ釜は、右手に巨大ポットホールの列が、左手にナメ滝が並ぶ、異様なエリアで、他では見られない景色に、気分が高揚する。
奥七ツ釜
奥七つ釜を抜けると左から斜瀑が入る。乾いたところもよく滑るので慎重にクリア。その後、いくつかの大釜をへつってクリアし、堰堤に到着。1日の行程ももう少し。
堰堤は左から簡単に巻き、少し歩いたところで林道が横切る。メンバーの疲労もそろそろピークなので、橋を越えて少し進んだところの河原で幕営とする。
幕営地では焚火職人の長野により、盛大な焚き火が起こされ、焚火職人弟子のTSにより有り余るほどの贅沢な食材が提供され、満天の星空の下、贅沢な夜を過ごすことができた。
7/16二日目は7時過ぎに出発。最初は延々と河原歩きが退屈。奥の右俣などが入る二股を過ぎると徐々にゴルジュ状になり。右から石楠花谷が入った後から、連爆帯が始まる。5、6mの滝がいくつも続くが、基本直登でき、快適。
小滝を直登
谷が左に折れたところで12m滝が落ちる。これはWSリードで、右壁を空身で登ってもらったが、上の方までろくな支点が取れず、ホールドも甘いので、この日一番怖さを感じた。
続いて、25m滝が落ちるが、よく写真で見るものよりは傾斜が緩く、威圧感はない。
ここも1段目はWSがリードしてくれたが、途中右にルートミスをしてしまったようで、怖い思いをしたようだ。
2段目は左から入るルンゼを登るが、ホールドが乏しく、意外と悪かった。
落ち口を左から巻くと、溝状の15m滝がそのまま続く。
これは小松が右岸をへつってクリアしたが、滝中をシャワーでクリアしても良かったかもしれない。
その後も、斜瀑が何本も入るが、基本容易に直登できる。但しスリップには注意を要する。
堂倉谷はツメに入ってもいつまでも滝が現れ、メンバーの疲労もたまる。
源流付近まで小滝が続く
水が切れた頃に右の尾根に乗って正木ヶ原付近に上がり、西に尾根をトラバースして、尾鷲辻付近の遊歩道に出ることができた。
【感想】46期 長野浩三
堂倉谷はスケールが大きく,奥七つ釜など絶景もあり,かつ,後半の連爆帯は登攀対象が多く,かつ,ビバークの際のたき火(串焼き)も充実し,満天の星空も味わえ,ほんとに充実した沢だった。
小松リーダーも書いているが,いくらお金をだしても買えない贅沢な時間だったと思う。クライミングジムに通っているせいか,滝の登攀は前よりも軽い感じになっていた。
沢ではちょっと気が緩んで転んだだけで怪我をする。今回なんでもないところで転んで左膝を強打し,かなり痛かった。気をつけなければと思う。今後も小松リーダーについて行きたいと思いますので,今後ともよろしくお願いします。
【感想】52期 小松久剛
前半の巨大な釜、大滝、後半の登攀的な滝群という、自然の条件が素晴らしかったのもありますが、メンバーのモチベーションという点でも、また、自分たちの実力に合っていた、という意味でも、良い沢に行くことができました。
パーティとしては力を出し尽くして完成させた遡行だと思いました。
焚き火の時にメンバーが口々に「この時間、贅沢やね」と言っていたように記憶していますが、本当の贅沢、豊かさとは、経済的に金がかかっているかどうかというより、みんなで力を合わせて困難を乗り越え、
焚き火を囲んで満天の星空の下、チビチビ酒を飲む、というようなこういう時間の中にあるのかな、と思った次第です。
ご一緒いただいた皆様、ありがとうございました。
【感想】57期 WS
堂倉谷は関西沢登りルート100では2級の沢になっていて、難しい登攀や巻きがほとんどないことを考えると妥当なのかもしれませんが、 かなり歯応えがありました。
高橋Lによる例会3506で大杉峡谷登山口より堂倉滝まで歩いていたため、大台ケ原駐車場から堂倉滝までの約3時間の下りにより、一通り歩けたことになり入渓前に既に達成感がありました。
小松先生に師事して四年目となり、いつもトップロープで登らせてもらって申し訳ないなと思っていたので、今回はいくつかの滝をリードさせてもらえてよかったです。
25m滝では落ち口の手前で気の迷いから右にルートがそれてしまい、手も足もホールドがほぼない中でトラバースするのが怖かったです。
【感想】59期 TS
大台ケ原駐車場から登山道を約3時間歩いて入渓地点に到着。いきなり、堂倉滝の荘厳な姿が現れる。これほどの大きさの滝を間近で見るのは初めてだ。その後も、スケールの大きな滝、岩、絶景が続く。ワクワクが止まらない。堂倉谷は難しいと聞いていたので、怖くて行くか行くまいか迷っていたが思い切って行って良かった。
林道交点以降は徐々に登攀要素が強くなっていく。核心部の25メートル滝を見た時、「頑張って練習して良かった」と心底思った。去年の私なら怖くて諦めていた。しかし、私はリーダーでもないし、トップを登った訳ででもない。また、水量が少なかったので、遡行が易しくなっていたことを忘れてはいけない。
林道、堰堤を過ぎたところで幕営。長野さんが火の準備をして、串焼きの始まり。私は串焼きのために沢登りをしている。「沢登りは串焼きのアプローチか?」と、小松さんに看破された。
「仲間といっしょに行きたい」というのが、私の入会の動機の1つだった。入会前は単独やツアー、ガイドを利用して山に行っていた。これはお金で解決できる。しかし、仲間はお金では手に入らない。
仲間といっしょに、串焼きと星空と楽しい会話を肴に飲むは、幸せな時間だった。
みなさん、絶対また行きましょうね。
今回、大きな失敗が1つあった。荷造りの際に、シュラフよりも食材を優先したことだ。夜は寒くて眠れなかった。(;_;)
№3674 歩行練習/南ア/塩見岳
2017年7月15日~16日 天候:晴
【参加者】
上坂淳一L 藤井康司 YN MK 会員4名
【記録】上坂淳一
15日京都→飯田(昼食、買出し)→鳥倉林道P(幕)
16日鳥倉林道2:40~三伏峠5:16~本谷山6:26~塩見小屋7:56~8:57塩見岳9:10~三伏峠12:08~12:55登山口~13:58鳥倉林道P→帰京
15日は17:00から就寝し、早朝に出発。三伏峠の手前から明るくなってくる。本谷山から塩見小屋までは樹林帯が続く。塩見小屋の裏側にはまだ残雪があった。
頂上直下の岩場は連休のためか少し渋滞気味。
頂上では天候も展望も良く、南アルプスの山々と富士山が見渡せた。遠望する白根三山にもわずかに雪渓が残っていた、
気温が上がる前に下山開始。順調に下り、およそ11時間半で全行程を終えた。
【感想】48期 上坂淳一
まったく期待していなかったのですが、道々には…ゴゼンタチバナ、コミヤマカタバミ、ミヤマグンナイフウロ、カラマツソウ、シナノキンバイ、ツマトリソウ、ミツバオウレン、ハクサンチドリ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマキンポウゲ、ハクサンシャクナゲ、ハクサンイチゲ、イワベンケイ、コイワカガミ、アカモノ、ミヤマオダマキが見られました。
大きな群落はありませんが、南アルプスの高山らしく、短い夏を惜しむかのように多くの花々が咲いていました。
駐車場付近ではヤマホタルブクロ、クガイソウ、オダマキが見られ、ヨツバヒヨドリにはアサギマダラが飛来していました。
天候とメンバーに恵まれて、充実した山行となりました。皆さまありがとうございました。
【感想】 60期 MK
のんびり3日かけて塩見岳の歩行練習だと申し込んだのに、なんだかどんどん厳しいものに変化していき、最終的に日帰り穂高か塩見に決定。
天候による判断で塩見になりましたが、意外と楽だなと言っていたのは途中まで・・下りはかなり疲れました。やはり南アルプスは山の懐が深いですね。富士山が綺麗に見られたのが御褒美でした。
御一緒していただいた皆様、お疲れさまでした。ありがとうございました。
【感想】 57期 藤井康司
夏の北鎌合宿に向けての歩行練習だ。2泊3日の予定を日帰りで行くこととなったが、意図せず弱点克服のアイデアを得た。
加齢のせいか昔に比べ睡眠時間は少なくなり眠りも浅くなった。山行ともなれば、前夜を含め朝方ウトウトする程度の夜が2,3日は続く。睡眠不足で行動中に睡魔や疲労に襲われたりはなかったが、朝まで悶々とするのは辛い。今回もそんな調子だったが、出立は午前2時半すぎだったため、暗闇の中を2時間は歩くこととなった。
リーダーによれば一般登山道を暗闇夜歩くのは特別でもなんでもないとのこと。確かに歩行に支障はなく、涼しい分この時期はかなり楽だ。(大汗かきの自分にとって、行動中の最適体感温度は零下を下回る。)夜中歩ければ苦痛でしかない前夜泊は不要となり。翌日の行動にも数時間の余裕がでる。より風景や自然を楽しむことができるし、荷物が軽くなる上にゆっくり歩けるので、より遠くまで楽にいける。暑くなれば木陰で横になったり、沢で足を冷やしてもいい。長時間行動した結果その夜バタンキューできればラッキーだ。
3000メートル峰のピークハントが6月の比良縦走に比べても楽に感じられたのにはいくつか要因が思い浮かぶが、涼しい時間帯に高度を稼げたのは大きい。単独行でしか出来ないだろうが、近いうちに、試してみたい。
天気と同行者に恵まれて、岩稜帯の登り降りは面白かったし、シラビソの森歩きは気分最高でした。
【感想】60期 YN
日本アルプスは初めてで、そこで歩行練習できることも貴重だと思い参加した。
意外なテン場から午前2時起床、登山口からの足取りはかなり重く、一抹の不安を感じながら歩く。
三伏峠に着く頃には空も明るくなり気分が晴れる。頂上までの何度かのアップダウンは本当にきつかったが、メンバーの会話で気を紛らせる。晴れ渡った頂上からの眺望は圧巻で鋸岳や富士山も運よく見えた。下山もスピード下山+登り返しで結構きつく最後の方は足が棒だった。
温泉にも立ち寄り、3日の予定が2日となり1日得した気分で帰京。
ザックの調整していただいたMKさん、経験豊富な上坂リーダー、自分だけ重いザックの無駄や軽量化の必要性を教えていただいた藤井様、歩行以外にも得るものの多い山行でした。
皆様ありがとうございました。
№3672岩登り練習/金毘羅 岩ポイント
2017年7月2日(日) 天候:晴れのち一時雨
【参加者】 上坂淳一L 高橋秀治 藤井康司 増川雄太 平川暁郎 TS 山形眞知子 YN MK 会員9名
【記録】 上坂
8:35野村別れ~9:27ワイケンの頭(トップロープ練習)12:35~13:05ワイケン尾根取付き(登降練習)13:45~江文神社~江文峠~15:20瓢箪崩山~16:15岩倉花園町
朝一番にワイケンの頭に向かったが、京大山岳部に先を越されてしまった。厚意でルートを譲ってもらい、午前中はトップロープ練習。
午後はワイケン尾根の取付きに戻り、自由に登り降りの練習をしてもらった。
2時前に黒雲が空を覆うようになり、ギアを片付けて江文神社に下る。まもなく激しい雨にたたかれる。
江文峠から瓢箪崩山を経て岩倉に下山。バス停に着くころには雨は上がっていた。
【感想】48期 上坂淳一
夏山山行へ向けてのトレーニング。
トップロープ、フリーの登り降り、岩倉までのハイキングと少しずつ散りばめたが、飽きない程度に切り上げたので、一つ一つは短時間の練習となった。
一日限りの練習で何が身に着いたかはわかりませんが、プロセスを共有した仲間がいることは、この夏の山行に必ずプラスになると思います。参加の皆さんも、それぞれ積極的に取り組んでいただけたことで、展望はぐっと広がったのではないでしょうか。
ビレイヤーに徹していただいた高橋さん、MKさんをはじめ、頑張っていただいた皆様に感謝いたします。
【感想】53期 高橋秀治
ワイケンの頭でトップロープでの登り降り練習後、ワイケン尾根取り付きでのノーロープでの練習では、皆さん見えなくなる上の箇所までどんどん登って行かれ、そこをまたスイスイと降りて来られる姿を目の当たりにして、アドレナリンが出まくっているなと感じられた充実した練習会でした。
参加者の皆さんが、夏山合宿に向けて真剣に取り組まれている姿に、改めて私自身も真摯に取り組まないといけないと再確認できた1日でした。
皆様ありがとうございました。
【感想】60期 MK
買った後にすべると教えてもらってどうしようと悩んでいた新しいアプローチシューズで参加。
ずるずる滑りまくり、上坂Lに靴のせいかなとお助け言葉を頂く程ひどい岩登りで、岩の練習になったかは疑問ですが、靴のせいではなく自分の実力がわかってよかったです。
瓢箪崩山から岩倉まで一時的大雨の中での歩きは、びしょびしょになりましたが7月例会に向けて良いトレーニングになりました。
今回も笑顔の絶えない例会、楽しかったです。ありがとうございました!
【感想】59期 山形眞知子
入会した時は深く考えなかったポイント制度。
シニア世代の登山ブームの中、素晴らしい制度だと思います。
もちろん若い人達と同じ様には出来ませんが、それなりに対応していただき有難うございました。
登りたい山に登るだけなら、情報が溢れている今の世の中ですからいろいろな手段があると思います。でも、せっかく入会させて頂いたのですから、少しずつでもポイントを消化して行くと、組織の一員になって行く気がします。
それに、会のお世話をして頂いている人達、リーダーをして頂いている人達への感謝の気持ちが伝わるのでは·····なんて自我自賛しています。
息子の様な若い人達とご一緒させて頂いた後のお酒の味は、何時もと違う様な気がします。
【感想】59期 増川雄太
ジムと違い、ホールドの状態が自然環境の影響を強く受けること、また、高度感·恐怖感があることを実感しました。また、登りは勢いでいけますが、下りの方がパワーやテクニック、冷静さを求められると認識しました。特にロープなしでは、殊更この認識を強くしました。
基本的なムーブやパワーは、ジムで「仮にここが外岩だったらどうなのか」を意識ながら身につけていきたいと思います。例会等で機会があれば外岩に出かけ、今後も経験を蓄積していきたいです。
【感想】 57期 藤井康司
ロープなしクライムダウンは二度目だが、前回に比べてホールドがよく見えた。技術が向上したというよりはより落ち着いて対応できたからだと思う。数十メートル、数百メートルの断崖でも同じように行動できるのだろうか。恐ろしくもあり、楽しみでもある。いつもながら上坂キャンプは実戦的だ。
【感想】59期 平川暁朗
4月にも訪れたワイケンの頭再び。初見のときはたいそうビビった垂壁も、2度目ならなんとなく取っつき易そうな印象を受けた。が、今回は懸垂下降ではなく、トップロープでのクライムダウン。
1本目は緊張で足がプルプルして、冷や汗かきながらなんとか下降。でも3本もやると、かかった指や置いた足に信頼を感じられ、気持ちに余裕をもって足元をのぞき込めるようになった。
壁に対する気持ちの余裕を作るという意味では、とても有意義なトレーニングでした。
【感想】59期 TS
縦走で岩場を通過する練習をしたいと思っていた。気になっていたことをやっとできた。
最初に上坂さんが登るのを見せもらってから、動作の解説を頂いた。本で読んでいるよりも当然良く分る。初めてワイケンの頭に来たのは2015年10月。その時は「えっ、ウソ。帰りたい···(;_:)」と心の中でつぶやく。しかし、今回は「この壁、こんなに寝ていたか?」と思った。パンチの効いた例会で鍛えてもらったお陰だ。練習の成果を本番で試したい。
上坂さん、この練習で自信が、やっと付きました。高橋さん、MKさん、ビレイをずっとして下さいました。有難うございました。
【感想】60期 YN
ワイケンの頭でギア類の点検後、トップロープでの登り降りの練習。こんな所登れるのかと思いつつ、登りかけるとガバが多く楽しくなって登ってしまう。
しかし降りる時は倍ほど恐い。何回も皆が登り降りすると下の方は泥がつき足場が浅い所は滑りやすくなり危険だ。ビレイされてなければ怪我をしていた。
帰りは雨で江文神社から瓢箪崩山まで歩いたがアップダウンが激しく、スイスイ行かれるリーダー達とは対照的について行くのに必死でした。練習の必要を感じた。ザックの中も濡れてはいけない物も濡れており合宿までの良い練習になった。
〈個人山行〉 沢練習「神童子谷遡行」
2019年6月24日(土)
高見淵をリードする幸三郎さん
【メンバー】L高橋秀治、鹿嶽眞理子、高橋幸三郎、土井司、TW 会員5名
【行程】6月24日(土)ロッジ前6時30分集合⇒神童子谷林道終点(車デポ)9時30分~9時45分スタート~入渓9時55分~トガ淵~へっついさん10時45分~高見淵11時10分~赤鍋ノ滝~釜滝2条12時40分~幕営地13時30分~釜滝2条~赤鍋ノ滝~高見淵~林道~駐車地16時⇒洞川温泉18時⇒京都
【天気】曇り後晴れ
【記録】53期 高橋秀治
3年前に小松リーダーのもと遡行して以来すっかり神童子谷ブルーが忘れられず、梅雨の晴れ間を願って「釜滝2条」を超えた幕営地で焼肉をしたく思い、一泊二日の企画をしました。
謳い文句は、『「関西起点 沢登りルート100」の表表紙にも取り上げられている「釜滝2条」が朝日で輝く景色を見に行きませんか?』とメーリングリストでお誘いしました。
その呼びかけが良かったのか、鹿嶽さん、高橋幸三郎さん、土井さん、TWさんの4名が参加表明頂きました。しかし、週間予報では日曜日が曇り後雨という事で、仕方なく「釜滝2条」まで日帰りで行って来ました。
入渓地点からいきなりの泳ぎという事ですが、参加者のうち2名は泳ぎが苦手という事で「トガ淵」を通過するのにお助けロープを出しながら30分かかり、「へっついさん」に到着は1時間、「高見淵」を通過に30分とこれでは「釜滝2条」に行けるかと心配になって来ました。しかい、晴れ間が現れ、「赤鍋ノ滝」を通過する時には皆さん、たわしの使い方もマスターされ、その後はワイワイガヤガヤと遡行して、気が付けば「釜滝2条」に到着。
釜滝2条をバックに
そこで皆さん笑顔で各自の撮影会を済ませ、左岸をはい上がり幕営地に到着。その後思い思いの遅い昼食をとり、下山の準備万端、体力を回復し、遡行してきたルートを下るだけです。下っている途中に、「犬取谷」で釣りをされていた方が後ろから追いついてこられ、その後を一緒に付いて行けば尾根ルートを歩けるかと思い、先に行って頂きました。豈図らんや、スピードが違いすぎ、見る見るうちに姿が見えなくなり、岩に付いた足跡を辿りながら下り、「赤鍋ノ滝」手間の右岸にタイガーロープが有るのを発見。先ずは高橋が這い上がり稜線まで出ましたが、その後のルートを見極められず敗退。
「赤鍋ノ滝」を下るのは、いきなり飛び込んでその後も「高見淵」も滑り台状態で行けば良いのですが、そこまでするのも如何なものかと思いとどまり、ロープをだして慎重に下り、無事デポ地まで戻って来ました。
落ちて危ない所は無い神童子谷遡行ですが、皆で力を合わせて「釜滝2条」に浸かり最高の笑顔が見られた山行でした。
その後洞川温泉に入浴、夕食は、偶然見つけた葛城インター手前にあるトンカツに特化した「松のや」に入り、値段・味等期待以上でさらに充実できた一日でした。
へっついさん
№3668 京都外周ウォーク⑥ ~天ヶ森から花折峠を歩く~
【天ヶ森山頂で】
2017年6月 18 日(日)
【参加者】SL山本夏雄、河合美香、CL崎山康治、体験参加 李熊妍 以上、会員3名、体験参加1名
【天候】曇り後晴 午後蒸し暑くなる
【行程】小出石バス停9:15出発-国道477
号を西へ→天ヶ森登山口9:30-谷の東
の道を辿る→尾根付近10:10休憩→谷
の西の登山道出合10:30→ナッチョ谷
への分岐11:00休憩→百井からの登山
道出合11:15→天ヶ森( 813m)11:20
休憩【琵琶湖方面を眺望】11:30→ミタ
ニ峠12:35【琵琶湖方面を少し眺望】休
憩·昼食⒓:50発→県境P812m13:45休
憩【琵琶湖方面を少し眺望】→P762m
⒕:25【眺望なし】→P624m⒕:50【眺
望なし】→花折峠15:10休憩【石碑·標
識あり】15:25→国道367号出合15:50
-東海自然歩道→京都バス停平16:00
【歩行距離等】
歩行距離:10km
所要時間:6時間45分
累積標高差(+):919m
累積標高差(-):770m
【感想】
8期山本夏雄 北山の歩き山行でしたので参加しました、天が森は行くまえは確認できませんでしたので、北山1の地図を買い調べ北山クラブのトレースでトップを歩き正解でした、旧花背峠まで間違いなく歩けました、シルバーコンパスのお蔭を再認識しました。時間もリ―ダ―の計画通りでした、メンバーの皆様機会がありましたら宜しくお願いします。
56期河合美香 久しぶりに例会に参加。うす曇りでしたが、緑の中をゆっくりと歩き、リフレッシュ。時々、大きく深呼吸をして身体の空気を入れ替えました。今回は、初心忘れず、ずっと不安のあったコンパスの使い方を直々に伝授いただくこともでき(読図ポイントにはなりませんが)、実のある、楽しい山行でした。ありがとうございました。また、よろしくお願い致します。
57期崎山康治 今回のコースは小出石か
ら天ヶ森(ナッチョ·高谷山)を経て、
ミタニ峠、花折峠を結ぶ府県境の尾根
道を辿りました。
山本SLの先導で、「大原の里十名山⑧ナッチョ(天ヶ森)登山口」の標識があり、まだ鹿の頭蓋骨が残る登山口から、山と高原地図46「京都北山」のルートで登りはじめました。1/2万5千地図の道よりも登りやすいルートでした。途中、尾根の南側を杉や檜の森林浴の感じで歩き天ヶ森に到着。休憩後、鹿除けネットに沿って勾配のきつい道をミタニ垰に下り昼食。雑木林を抜けて、塹壕のような落ち葉の峠道を登り県境P812で休憩。東北に折れて、アップダウンを繰り返して「花折峠」の石碑のある旧道に降りました。好天続きでヒルや虫もつかず、万緑の中、里山歩きを楽しめました。鯖寿司店を眼下にしながら食べられなかったのが残念でしたが。
【花折峠で】
腰折れを2句
「梅雨晴れや緑の深き天ヶ森」
「鯖寿司を食いはぐれたる峠茶屋」
【経路図】