昔ながらの和紙作りには気が遠くなるほどの手間と時間がかかる。その工程のごく一部[紙すき]に挑戦した
紙漉き体験中
No.2934 5月16日(土)~17日(日)
新緑祭 協力例会「黒谷和紙・紙漉体験と和知野草の森観察」
50期 奥野淳子
【参加者】
16日 CL山本憲彦 井上隆雄 穐月哲 穐月大介 辻野喜信 木本美紀子 奥野淳子 7名
17日 CL山本憲彦 井上隆雄 四方宗和 穐月哲 辻野喜信 四方真知子 宮崎みちこ 木本美紀子 奥野淳子 9名
【コース&タイム】
16日(土) 曇り
JR京都10:00-13:10あやべ黒谷和紙工芸の里15:00-15:20四方邸
17日(日) 雨
四方邸9:25-9:45長源寺10:05-10:10わち山野草の森12:00-13: 00湯の花温泉13:45-15:00JR京都
【記録】
昔々、平家の落人が身を隠し、生えていた楮(こうぞ)と川の水で紙を作った。それが黒谷和紙の始まりだ。昔ながらの和紙作りには気が遠くなるほどの手間と時間がかかる。その工程のごく一部[紙すき]に挑戦した。漉き船(すきぶね)と呼ばれる水槽に、水・煮て叩いてドロドロにしたコウゾ・トロロアオイの根の粘液が入っている。簀桁(すげた)でザンブリとすくう。前後左右に揺らして厚みを均一にする。職人さんが[押し][乾燥]してくれたMYハガキは後日、自宅へ郵送される。施設は閉校になった小学校だ。ここの二宮金次郎はコウゾを背負っていた。と思う。
翌朝、京丹波町の長源寺に参る。ガン封じの秘法が伝わるという。石段下の観音様はボケ封じ。ひしゃくの中にアマガエルが雨宿りしていた。カエルに水を注ぎ、ボケ除け祈願する。「わち山野草の森」は由良川の北に広がる自然公園だ。広大な敷地は管理・整備されているのだが、山歩きをしている錯覚に陥る。頭上高く列車が鉄橋を抜けていく。雨降りの林は暗く、淡いエビネの花が浮かんでいた
黒谷和紙工芸の里前で