No.2962 丹波の名峰・頭巾山登山と丹波の黒豆狩り
17日は四方さんの畑に行き、黒豆を収穫させてもらう。とれたてをゆがき、さっそくいただいた。黒豆といえども枝豆は緑色をしており、大豆の枝豆よりも粒が大きく、ふっくらしていて柔らかかった。夜は鮎や魚介類の炉端焼き、鍋などをいただいた。
四方邸 囲炉裏前
No.2962
2009年10月17日(土)~18日(日)
52期 小泉賀奈子
【参加者】L 四方宗和、小西春代、四方真知子、宮崎みち子、小泉賀奈子 5名
〈18日のみ〉小林氏(1期)、亀井氏(4期)、
谷川さん(5期)、広瀬夫妻(6期と10期)の5名(元会員)
【天候】(17日)曇一時雨、(18日)晴
【行程】(17日)10:00JR山崎駅集合、車にて綾部の四方邸へ 黒豆狩り・夕食
(18日) 8:00四方邸発(車)―8:50行谷の登山口~9:20参道尾根コース入口~9:40一合目~10:00三合目~10:30 650mのピーク~10:40五合目~11:20 820mのピーク~11:50頭巾山△・(871.0m)着 昼食後 12:45発 林道(周回コース)への分岐~13:15林道に出る~13:50裏八反の滝~14:45行谷の登山口
【記録】
17日は四方さんの畑に行き、黒豆を収穫させてもらう。とれたてをゆがき、さっそくいただいた。黒豆といえども枝豆は緑色をしており、大豆の枝豆よりも粒が大きく、ふっくらしていて柔らかかった。夜は鮎や魚介類の炉端焼き、鍋などをいただいた。
18日は8時に四方邸を出発。当日参加の旧会員のみなさんと途中で合流し、行谷の登山口を目指す。山崩れのために大木が横倒れになり、林道を遮っていた。予定ではもう少し先まで車で行く予定だったが、急遽手前で下車し、準備にかかることになった。
四方リーダーのあいさつの後自己紹介を行い、本日のコースを確認。8:55より歩き始める。しばらくは林道を進む。途中、イノシシの足跡やたぬきの糞場があった。
9:20参道尾根コース入口着(木に表示あり)すぐに登り始める。林道の左側を流れる川を渡り、尾根を登っていく。川には丸木橋がかかっていたのだが、右に傾いていて渡ることができないため浅瀬に石を並べて石伝いに対岸に渡あることにした。一合目までの傾斜はわりと急で、三合目の手前くらいから登りがゆるやかになっていった。オオイワカガミ、アセビなどが見られた。
10:30 650mのピークに到着。リンゴのような実がたくさん落ちていた。ユズリハの大きな葉っぱがあちらこちらに見られた。登山道の右手にはヒノキや杉の植林、左手はブナやミズナラの木が生えていて、同じ山でも左右で景色が違っていた。
10:40五合目着。しばらく進むとブナの倒木とブナの立ち枯れに大きなシイタケと思われるキノコがたくさん生えていた。元会員の亀井氏がいくつか持ち帰る。食用に適したものか調べてから食べるとのこと。
11:20 820mのピーク着。若狭と丹後の国境である。北の方向に若狭湾を臨む。
11:50 頭巾山山頂に登頂。祠があった。昼食をとり、写真撮影を行う。避難小屋には登頂記録帳があり、各地から多くの人が訪れていることが分かった。
12:45 下山開始。来た道を辿り、「周回コース 林道まで15分」の看板を目印に
南西のコースを行く。かなり急な下り坂で、重心を低くして進まないとすべってしまいそうだった。
13:15林道に出る。その後は林道を歩いていった。1/25000の地図には林道は示されていなかったので読図をしながら進んだ。尾根がはりだしている所が何箇所かあったこと、見通しが悪かったことで予測しにくかった。後で四方リーダーに説明を受けたが四方さんもはっきりとは同定できなかったとのこと。
13:50裏八反の滝(京都の自然200選)に到着。記念撮影をした。
14:45行谷の登山口に到着。おつかれさまでした。
【感想】 6期 小西春代
7月の南ア縦走で痛めた足(骨折)もようやく回復し当初9月の例会桟敷岳に参加しようと心にきめていましたが、医者にストップ。山は逃げて行かへんやろ。残念な思いをしました。骨折した右足首より左足膝の痛さが取れていなかった。
その後10月25日の頭巾山の例会には行くぞと心に決めていましたが地域の文化祭りの手伝いで又参加不可能。
そこへ四方さんより電話にて10月18日頭巾山に登るから来ないかとお誘いを受けました。渡りに船状態で参加しました。
前日に四方邸に泊まり昼は畑で黒豆を引き抜き、もぎとり、湯がき夜食の準備。囲炉裏端でアユの塩焼き、イカ、かれいの一夜干し、野菜なども、おいしかったこと・・・・・。ありがとうございました。
頭巾山への登りは穏やかなゆったりした稜線歩きゆるやかなアップダウンの繰り返しで山頂に着く。山頂には祠があり、360度の展望、青葉山、弥仙山、日本海を見ることができた。3か月ぶりにおいしい山の空気を体いっぱい吸うことができた。やっぱり山はいいなと実感する。下りは急坂を20分ほどで林道に出て後はテクテク。登り2時間半下り2時間、私のお試し登山には調度頃合いでした。これ以上長くなれば左ひざがまた痛くなるのでは、と心配しつつもちょっぴり自信を取り戻すことができました。
皆様にご迷惑やご心配をおかけしましたが、これを機会に無理をせずぼちぼち例会に参加したくおもっています。よろしくお願いします。
【リーダー所感】 6期 四方宗和
思い出の山・頭巾山
私は約50年前高校時代を綾部で過ごした。綾部高校である。当時から山歩きが好きであったがその当時綾部高校には山岳部もワンダーフォーゲル部もなかった時代で何か部活をと考えていた私は生物研究クラブなるものに入部した。我々の同世代ではこのような人が結構いるように聞いている。純粋に植物や蝶や蛾、魚類などを調査している人もいたが、多くの者にとっては要するにアウトドアーの受け皿であったといえる。それゆえに人気のある部活で女子部員も相当いて春休み、夏休みの遠征(主に奥上林や丹後半島)はお寺、分校、テントなどに泊まり種々調査テーマに出向き夜間は共同生活をしたと云う楽しい思い出として今も残っている。
さて頭巾山であるがそんなわけで高校時代にホームグランドとして何度も足を運んだ地で私としては思い入れがある(当会でも何度か足を運んでいると思う)。
この例会の1週間後にはRDBで東からこの山に行くとのことであったが、私としては6月上旬に種まきをした「紫頭巾(丹波の黒豆)」の収穫の時期のこともあり17~18日の宿泊付の例会を決めた次第。
綾部を起点にした頭巾山は当然、西側からの登山で山家から由良川支流の上林川沿いに口上林~中上林~奥上林と車でたどり今ではすっかり有名になった「限界集落・故和木」から行谷林道に入り西に伸びる尾根に取り付くルートである。このルートは古くからあり今でも一番ポピュラーなコースであるが最近では行谷をさらに詰め山頂を南面から登るルートが3本も出来ている。そのうち2本は下りに利用したことがあるがいずれも急勾配でやはり登りは旧道がお勧めだ。しかし慣れ親しんだ頭巾山、まだトレスしていない南面の1本、東からのコース、北に延びる尾根の尼来峠ルートなどこれから歩いてみたいと考えている。
【元会員たちと】
余談になるが今例会も京丹波にすむ元会員夫婦に当日でも参加しないかと声をかけたところ彼らがさらに元会員に声をかけ結局5人の元会員が顔を揃え10人での山行となってそれなりに楽しいものであった。私や小西さんにとっては昔話や他の元会員たちの情報交換、新人の小泉さんたちにとっては会創立時はこんな人達の集まりだったんかとか・・・・。
この日の元会員は1期、4期、5期、6期、10期の5人であったが彼らは10人位連絡を取り合って気楽に山歩きをしているらしい。一桁の期の会員は特別なのかもしれないが元会員を組織化(大変ゆるいもの)するのはいかがだろうか(先般の理事会で議論した)。
最近では存在感のあった小西(博)君が退会した。岡さん、大道君なども記憶に残る存在であった。 現在も退会を考えている人がいるようにも思う。
退会した会員にまで気を回すことはないと云うのもうなずける。しかし私としては退会した元会員の意識調査(アンケート)をするのも今後の社会人山岳会のあり方の「一つの指標」になるのではと考える。
頭巾山頂