京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.3279 荒島岳

テント場では暴風壁づくりが、とても楽しく大工さんになった気分になり、野外での宴会もとても楽しい時間でした。

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[NO.3279] 荒島岳 

 

【参加者】L長野浩三,小松久剛,小松麻衣,辻博史,

【日時】2013年3月9日~10日。

【行程】3月9日(土)7時 烏丸御池集合→11時勝原スキー場→13時40分 シャクナゲ平(幕),14時30分テント,暴風壁設営完了,以後宴会           

3月10日(日)5時50分テン場出発→6時40分荒島岳→7時15分テン場7時40分→8時50分勝原スキー場→みらくる温泉で入浴,帰京

 

【記録&感想】46期 長野浩三

 雪洞でも掘るかと思い立った荒島岳だったが,9日はあまりに天気がよく,かなり暑かった。結構バテバテでシャクナゲ平までスノーシューで登った。雪は勝原スキー場からずっとあったがぐずぐずだった。

 シャクナゲ平に着くとさっそくテントを設営。スノーシューでブロックを切り出し,暴風壁を作成した。これに一同いたく感動してもらい,小松さんなどは「さっそくスノーシーを買おう」ということになった。スノーシューがあるとブロックの切り出しはかなり効率がいい。

 テントを設営し終わったので,本来なら雪洞を堀に行くべきところ,あまりの天気と展望の良さについ酒に手が出てしまい,宴会となってしまった。

 夜は星空と大野の夜景がきれいだった。

 翌日は,9時には雨との予報だったので,4時30分起き,5時50分発でピークハントへ。雪は前日から締まっておらず,結構ぐずぐずだった。アイゼンもあまりきいていなかった(長野は軽アイゼンだったが大丈夫だった。)。

 山頂は曇りだったが,南方面は展望があった。

 テント場へ帰るととっととテントをたたみ,早足で下山した。長野はつぼ足,他はスノーシューだった。雪は緩かった。

 なんとか9時前に駐車場まで下山したところ,下山とともに本降りの雨が降ってきた。我々が下山した際,スキー板を抱えて登って行く人達がいたが,雨の雪山は結構きついなあと思った。

 その後,いつものみらくる温泉に入って帰京した。

 

【感想】 52期 小松久

最近冬山の魅力にはまってしまっていたので、長野さんの企画にも乗らせてもらいました。

標高は1500mちょっとですが、北陸地方の山ということで積雪も多いと思い、大いに期待していきました。

ところが、当日は非常にあたたかく、下界では20度近くにもなっていたようで、稜線で宴会が出来るほどでした。雪はグサグサでしたが、冬山を眺めながら野外でお酒を飲むという、予想とは違う楽しみ方が出来て楽しかったです。

なお、スノーソーの威力は素晴らしく、暴風壁があっという間に出来上がりました。これは便利ですので早速梅田のロッジで購入しました。

 

【感想】 53期 小松麻衣

北陸にある100名山である荒島岳、車でのアクセスも3時間と信州に比べて近く感じ、しかもアルプス並みの景色にとても感動しました。初日は、驚く程に天候が良く春山を感じさせる快適さでした。テント場では暴風壁づくりが、とても楽しく大工さんになった気分になり、野外での宴会もとても楽しい時間でした。

今回、痛感したのは日頃のトレーニング不足です。皆について行くのがやっとで、もう少し余裕があれば景色をもっと楽しめたのではないかと反省です。

長野さん一押しの荒島岳、私も好きな山となりました。一緒に参加した皆様ありがとうございました。

 

【感想】 52期 辻博史

冬季の荒島岳の記録を調べると結構な雪のある山とのことで、豪雪と雪洞掘りを楽しみに参加しましが、前週から当日にかけて気温が高く雪がぐずぐずで、早くも残雪期登山のようでした。

雪洞は掘りませんでしたが、テント設営時に暴風壁を作りましたので雪山テント泊の良い練習になりました。

気温と雪の状態は思っていたコンディションと異なりましたが荒島岳自身の山容は大変美しく、特にシャクナゲ平より上部の雪山姿は美しさと迫力がありました。また雪のコンディションのいい時期に訪れたいと思いました。

(山頂付近の雪原はアイゼンを利かせながら登ると最高に気持ちよさそうでした。)

 

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