京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

〈個人山行〉 琵琶湖バレイスキー練習と比良岳ツアー

2013年3月3日

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比良岳登り

 

 

【メンバー】穐月大介(CL)、田辺久美子、小泉賀奈子、鈴木かおり、根岸慶子

【行 程】

びわ湖バレイスキー練習 9:30~11:30

びわ湖バレイ木戸峠~比良岳往復バックカントリーツアー>

木戸峠11:30~比良岳昼食(13:00~13:30)~木戸峠15:00

 

【記 録】 25期 穐月大介

此処の所スキーを始めたいという要望が何人かから出ていたが、例会が組めずにいたので琵琶湖バレーで練習をすることにした。例年3月ともなればめっきり雪が少なくなるのでスキー場から出るのは無理だろうとあまり期待はしていなかったのだが、山にはたっぷり雪があり木にはまだ雪が 積もっていた。

滑降技術の習得にはゲレンデでの反復練習が欠かせないが、ツアーでは滑降技術は極一部の技術にすぎない。一人では行きにくいバックカントリーツアーの魅力を知ってもらうにはやはりスキー場の外に出るしかない。

 

 

リフトの横でシールをつけ一歩ゲレンデを出るとトレースの1本も無いバージンスノーのフィールドが広がっていた。しかもこの季節にしてはまだ雪は腐っていない絶好のコンディション。

折角なので、あまりラッセルをしたことのない鈴木さんや根岸さんに出来るだけトップを歩いてもらった。

トップはしんどいけど見える景色が違うし、コース取も大事なスキー技術だ。

比良岳に近づくにしたがい木が雪に覆われ真っ白になってゆく、おとぎ話の森のようだ。振り返ると、スキー場が小さく見えていた。

 

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白い森

 

比良岳山頂の広々とした明るい森でお湯を沸かし昼食をとった、ノンビリしたいけど、すぐに寒くなる。

これだけ雪が良いので全員シールを外して現場の雪を体験してもらう。滑降はとても気持ちが良いがスキー場とはちがう。各自銘々テレマークターン、アルペンターン、ボーゲン、斜滑降、横滑り、尻すべり、現場では何でもあり。

ステップカットテレマークだとシール無しでスキー場まで帰ることができた。

 

この日は、思わぬプレゼントのような気持ちの良いスキーツアーだった。こんな事があるとまたツアーに行きたくなる。田辺さんひなあられ有難うございあます、皆様また雪山で会いましょう。

 

【感想】54期 鈴木かおり

あれ?なんでスキーやってるんだろう?スキーは苦手で下手。寒いのも、丈夫でないのでダメなのに。そう思いつつ、いそいそと「おひなさま」のBCスキー参加しました。穐月師匠以下、BCスキー愛好会の皆様と一緒に。(隊長と隊員という呼び名でもいいような気がする)

まずはスキー場で滑る練習。前回師匠から指摘されたことを考えながら足慣らし。

その後比良岳へ出発です。シールはバッチリなのにクライミングワイヤーが使えない。せっかく付けたのに残念。どんどん登って少し下りて、また登る。向こうに見えてた山頂がすぐ近くで、振り返ればスキー場が遠くに。

天気もよくお昼も楽しかったです。

が、帰りが、もう大変(私だけ)。師匠以下皆はスイスイ樹の間を滑っていく。

転け るわ、樹にぶつかるわ〜あれれ?頭と体がぐるぐる混乱して、転けて起きるのに体力がいるし、焦るし。滑り方を忘れたような、へっぴり腰やん!なにがなんだか、転げ落ちてきたようなもんです。皆を待たせてしまい、申し訳ないです。

雪質や地形など本当に難しいです。

スキー道具屋さんに言われたこと「最初は思うようにいかないです。時間と経験が必要なので、諦めずに楽しみながら続けて頂けたら」わ〜この通りですね。

まだ始めたばかりだし、と自分を慰めながらも、楽しかったです。

体力を落とさないように、ムリせず、ぼちぼち続けていきたいです。時間&経験&練習がいりますね。師匠や皆さんに迷惑を掛けるとは思いますが、長い目で見てやってください。

 

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スキー場と違う!!

 

 

【感想】54期 根岸慶子

今シーズン初めてのスキーで、朝からずっと、何か忘れているような気がしていました。

天候にも恵まれ、最高のランチとなるはずだったのに、

昼食を忘れていたことに気づいた時には、愕然としました。

 

その点だけは残念でしたが、それ以外は最高のコンディションで、

今まで、雪山・スキー=苦 という式が自分の中にできており

何故雪山に行きたいと思うのか自分でもよくわかりませんでしたが、

今回は少し答えが出たような気もしました。

とても楽しかったです。

特に比良岳山頂に向けて、地図を見るふりをしつつ休憩しながら先頭を歩いていた時と、

山頂からシールをはずして降りてきた時には、今まで雪山では感じたことのない幸せな気持ちになりました。

また、体力のなさを痛感したので、体力作りに励み、細く長く続けられるように頑張りたいと思いました。

 

【感想】  52期 小泉賀奈子

 毎年、雪化粧した山々をスキーで歩くのを楽しみにしていました。けれども今年は予がなかなか合わず、革靴もテレマーク板の活躍もないまま2月を終えようとしていました。そんな折にひなまつり練習会のお知らせをいただき、思わず大喜び。迷わず参加を表明しました。

 当日、琵琶湖バレイはたくさんの人。ゲレンデもこんなに雪質よかったかなあと思うほどふかふかの雪で、今季初すべりの不安は徐々に消えていきました。比良岳への山道は「ここは信州かな?」と思うほどの柔らかい雪と樹氷に出合えました。一面の雪で覆われた山は本当に心癒されます。地図を持ってきておらず、すっかりあき月リーダーに甘えっぱなしになってしまったのは反省です。GWの山スキー縦走に向け、また練習を重ねたいと思いました。参加された皆様、ありがとうございました。