京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.2686 合流登山:和邇~権現山

2005年1月10日(月)

前夜の天気予報によると滋賀県比良方面の降水確率は30%となっていたが、予想に反して好天気の様相を示していた。ただ気温は低く底冷えのする感じだった。

【日程】2005年1月10日(月)

【天候】晴れ

【参加者】5名

【コースタイム】出町柳出発 8:00、林道途中(駐車)8:55-9:15、林道終点の登山口 9:55、権現山(昼食)11:45-12:05、Uターン12:20、権現山12:35、ヅコノバン(分岐)13:00、霊仙山14:00、NTT電波塔14:40、林道に出る14:55、駐車地点15:25

【記録】46期 S.M.

前夜の天気予報によると滋賀県比良方面の降水確率は30%となっていたが、予想に反して好天気の様相を示していた。ただ気温は低く底冷えのする感じだった。

 今日の登山は8日から入っている比良の縦走隊を迎えようとの例会だったが、前日のリーダーからのメールではN野さんからの連絡ではかなりの雪の為にラッセルがきつく一日目は蛇谷を過ぎてボボフダ峠まで行けずにテント。10日には八雲も危ないとのことで合流が出来ないかもしれない状況らしい。

午前8時に出町柳に集合し、A田さんの四輪駆動車とS方会長さんのナビつき高級車に分乗して出発した。途中あたりに来るとかなりの雪が道路脇に除雪されていた。権現山登山口に向かう林道を走ったが、先頭を走るS方会長の車がスリップを繰り返すようになり、さすがのA田さんのジープもスリップしだした為林道脇に駐車し歩くこととなった。

 途中、軽自動車が道路脇の小川に転落して放置してある光景を見ながら登山口に到着した。

 リーダーのS方会長を先頭に歩き始めたが、雪は結構あったものの、道筋は付けられており、快適な歩行が可能だった。途中傾斜がきつくなってきた為アイゼンの着用を指示され全員着用した。高度が上がるにつけ雪の深さも増し、道筋も次第に分りにくくなったが、まあ快適なうちに権現山に到着し昼食となった。頂上には夫婦らしき2人がショートスキーを着用してきていた。どうや蓬莱山から来たらしい。その他は我々のすぐ後を追うようにして中高齢者の一人が登って来た。一同、やはり中高年者が多いねえと笑いあった。

 頂上からの光景は最高のもので全員がその光景に満足し、参加してよかったと喜び合った。

 昼食後ホッケ山に向かったが、途中でリーダーの提案で、全員で蓬莱山まで行きケーブルで下山後タクシーにて車の置き場まで行くか、A田さんとリーダーが車を取りに、サブリーダーのT野さん以下3名が蓬莱山に向かうか、それとも全員でここで下山するか、と言うことになったが、結局全員で下山することにした。途中リーダーが縦走隊と連絡がついたが、やはり雪が深くイン谷口に下山し、今温泉に入っているとのことだった。

 下山はヅコノバンから分岐し、霊山山を経ての行程となった。しかしこれからが大変だった。コースは全く深い雪に消され、ただ赤いテープを頼りに進むことになった。途中からリーダーに代わって先頭を努めてきたT野さんと代わるよう指示されたので、ラッセルを開始するが、なかなか進まない。

 リーダーからいろいろ指導を受けるが、思うように行かない、深いところでは腰辺りまで沈んでしまう有様、あまり時間もたたないうちにバタバテになってしまい、マラソンで鍛えぬいた筋骨隆々のK藤さんにバトンタッチをする。

 さすが馬力屋のK藤姉さん私と代わるや否やそのラッセルのすごいこと、あれよあれよと言っている間にK藤さんとリーダーは離れていく。そのすごさにびっくりさせられる内に2人と私に続く3人グループに分かれたようになってしまった。

時々我々の到着を待つては進む。霊山山頂を経て下山するまで誰にも会う事無く我々の足跡だけが残った。縦走隊とは合流できなくてちょっぴり残念であったが、好天気に恵まれ楽しい山行となりました。リーダーをはじめ皆さんに感謝!!