京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.2846  源次郎尾根~剱岳

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【日程】9月15日(土)~17日(月祝)
【参加者】計2名
【コースタイム】
9/15 晴れ一時雨
京都駅0:02==(急行きたぐに、黒部立山アルペンルート)==室堂ターミナル8:00
室堂ターミナル8:20--(地獄谷)--雷鳥沢キャンプ場8:40--別山乗越9:50/10:00--剱沢キャンプ場(幕営準備)10:20/11:45--源次郎尾根取り付き12:45--剱沢BC13:55
9/16 晴れ一時雨
剱沢BC3:20--平蔵谷出合4:20/5:00--源次郎尾根取り付き5:15--本峰と合流6:40--I峰7:20--II峰懸垂下降8:20/30--剱岳9:20/40--剣山荘11:10/12:10--剱沢BC12:30
9/17 晴れ
剱沢BC4:45--別山乗越5:25/35--雷鳥沢キャンプ場6:20--室堂ターミナル6:45
8:00室堂==(黒部立山アルペンルートサンダーバード)==14:09京都駅


【記録】
9/15: 初日は剱沢まで2時間ちょっとで歩き、幕営準備をすませ取り付きの偵察に向った。2年前の7月剱沢に来たときは、キャンプ場付近にも雪渓が残っていたと記憶しているが、この時期はなく、沢沿いの夏道を下っているとようやく見えた。ところどころに大きな割れ目もあり、渡って取り付けにたどり着けるのかと不安もよぎったが杞憂に終わった。平蔵谷出合から雪渓を渡り、三角石を目印に取り付きを探すと、踏み跡が確認できた。明日は明るくなったと同時にここに取り付こうと話して早めに就寝した。
 9/16: 事前の天気予報に反して空には星。天候が崩れるまえに頂上に立つことを計算して3時半にベースキャンプを出た。偵察のおかげで1時間弱で平蔵谷出合に着き、登攀具とアイゼンを装着して準備した。東の空が朝焼けに染まってきた頃、雪渓をわたり、尾根に取り付いた。始めの30分は木の中を歩くので、ザックや登攀具が枝にからまり歩きにくかった。尾根にでてからは岩登りもあったが、登山靴とノーロープで抜けられる簡単な箇所ばかりだった。II峰のくだりは事前情報どおり50mロープ2本を結んで30mほど懸垂でおりた。50m1本でも懸垂可能なよう途中に支点もあったが朽ちていそうだった。踏み跡は終始明瞭で、不明瞭だとしても尾根づたいに行けそうなところを歩けばルートをはずすことはなかった。と、4時間ほどまだかまだかと歩いていると、人だかりが見え、頂上に辿りついたことがわかった。くだりは一般道を利用したが、かなり足が疲れているらしく時間をくってしまった。
 9/17: この日も夜明けと同時に出発したので、室堂には7時前についてしまった。みくりが池温泉も9時から、ロッジ立山は外来入浴なしということで汗は流せなかったが、14時には京都に着くことができた。