京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.2850  奥美濃と毘沙門岳と大日岳

【日程】10月7日(日)~8日(月祝)
【参加者】計6名(非会員3名)


【報告】
7日(終日曇り)
8時に京都市役所前、N村、T野、S方の3人が集合、S方の車で出発した。非会員3名とは東海北陸自動車道・川島PAで落ち合うことになっている。順調に走り約束の10時には余裕を持って到着した。非会員3名はいずれも当会に在籍していた私の先輩に当たる。名古屋在のY氏は2期生、奈良在のU(女性)さんは3期生、もう一方の京都在のH(女性)さんは5期生で私が入会した時にはバリバリの山屋であった。特にY氏は私が大学3回生の時、笠ケ岳で小屋番のバイトをしていたのだが、彼が穴毛谷の第2岩稜を登攀し山小屋へ立ち寄った時の出会いが、私が当会に入ることになったきっかけの人だけに思いで深い人である。
彼らとは10時05分に合流、小休止の後、白鳥高原スキー場へ向かった。この日は高山祭りの日とかで美並IC手前より強烈に込んでいたのでこのICで降り白鳥高原の登山口に向かった。登山口には12:30着。昼食後すぐにこの日の目的の毘沙門岳(1,385.5m)へ向かった。
登山口    13:00発
1,300m地点 14:00 
山頂     14:15(ゆっくり休憩)
山頂発    15:20
登山口着   16:15
CLのN村さんが体調不良で(年かな?)5分ぐらいで歩きを断念されたので他の5人はかなりのハイペースで歩くことになった。非会員3人も「昔取った杵柄」でしっかりした歩きである。山頂ではN村リーダーのことも忘れ1時間近く話し込んだ。山は案内にあるとおり最初と最後が急な直登であるが全体には歩き易い山である。我々以外には4パーテイ10人くらいの登山者に出会った。
この日の宿は「ひるがの高原スキー場」が目の前にあるアイリスであった。

8日(終日雨)
この日は大日岳(1,709m)に入る予定であったが、終日かなりきつい雨と云うのが前夜より判っていたので宿の弁当は辞退していた。前夜決めていた通り御母衣ダム経由白川郷世界遺産(合掌造)への観光ドライブにした。観光後、白山スーパー林道を経由し北陸自動車道で帰京した。帰りは渋滞も無く早く京都に着けた。 


【感想】36期 Y.T.
N村さんがCLの奥美濃例会に、何度か参加させてもらっています。今回の毘沙門岳白山信仰に関係があるようで興味がありました。毘沙門岳の麓の白山長滝神社(長滝寺)が白山信仰の拠点であるとか、白山を開いた泰澄に関係があるとか・・・。
 この日は天気が悪くて展望は得られませんでした。晴れていれば、きっと色々な山が見られると思います。位置からすると、北に野伏ヶ岳・三の峰・別山・白山、西に荒島岳、南に能郷白山、東に御岳、北東に大日ヶ岳が見えると思います。うまくいくと峰の間から赤兎山・船伏山・高賀山が見えるかもしれません。この確認の楽しみは次にぜひ登りたい大日ヶ岳までとっておきます。
 N村さんは今回体調を崩されていました。早く治して又楽しい企画をお願いします。
 民宿ではおいしい夕食の後、比良山岳会の初期の頃(1から10期くらい?)の話を沢山聞くことができました。私が36期で、30期以上も前の話です。比良山岳会の長い歴史の一端を聞きながら、本当に楽しい夜を過ごせました。


【リーダー所見】2期 M.N.
今年の五月の山行に行った熊野古道のメンバーで、秋の奥美濃へ行こうと約束をして、計画した今回の例会だった。シニア組が、色々の事情で参加できなくなり、山岳会のメンバーは、私とS方君と、T野君の三人になり、元会員三名を含めて、六人となった。当初から私の体調が悪く、例会を中止にしようかと思ったが、メンバーもきまっていたのでとにかく出発した。
1日目の毘沙門岳は、私がメンバーのスピードについて行けず、途中まで登り下山した。メンバーに心配をかけたり、迷惑をかけた事をお詫びします。来年は体調を戻し再度挑戦してみたいと思っています。
2日目に予定していた大日岳は、大雨注意報も出て雨があげしく、今回は中止にしたが、麓の宿は登山口まで5分というところで条件は良く、また利用したいと思っている。ちなみに、毘沙門岳には殺虫剤を持参したが「ヒル」はいなかった。