絶好の沢日和でした。
気温も低かったので、牛コバでゆっくり足拵えをして二回目の渡渉点から入溪。
No.3004 2010年4月25日
沢例会/白滝谷~1080ピーク
【参加者】L上坂淳一 竹田樹世子 AT 秋房伸一 小松久剛 向昌宏 小泉賀奈子 計7名
【天候】快晴
【記録】7:45出町柳→京都バス→坊村8:50~9:50牛コバ(休憩)10:20~10:30入溪~11:30白滝(休憩&登攀)12:40~13:10夫婦滝(休憩)~14:30オオカメ谷出合~15:00P1080m(休憩)~16:20木戸峠~17:45志賀駅(解散)
絶好の沢日和でした。
気温も低かったので、牛コバでゆっくり足拵えをして二回目の渡渉点から入溪。
トップの小松はジムの成果かガンガン攻めるので、後続がついていけないくらいでした。
白滝はTがリード。固定ロープで全員が滞りなく通過。夫婦滝もTがリードを主張したが、皆で押しとどめて滝見台から登山道に上がる。
午後からも快晴は続き、1080m標高点まで小泉が読図を担当し無事到達。秋房トップで釈迦谷を源頭から下降して、最後は関電道を使って汁谷へ出る。雲ひとつない青空の下、木戸峠を経て志賀駅に下山。
イワウチワ、イワカガミ、ミヤマカタバミ、バイカオウレン、カタクリ、ショウジョウバカマ、ニリンソウ、ネコノメソウ、ボタンネコノメソウが見られました。シャクナゲはまだまだでした。
【感想 L上坂】
夏の大峰から逆算すると、そろそろ沢の足慣らしと、初心者向けの体験例会をしておくべきかと思い例会に組んでみました。
白滝谷は4月下旬というのに例年より水温が低かったように思われます。また、このところ雨が多かったせいか、快晴にもかかわらず水量も多い目でした。しかし、この日を待っていたメンバーもいたようで参加者のテンションもかなり高く、好天にも恵まれ満足の一日でした。
ジムトレ組のTさん、小松さんの突破力は目を見張る進歩でした。僕としては冷たい水を避けて行きたかったのに、トップがガツガツと滝身に入っていくので、とても寒い思いをさせられました。
全員がロープワークも順調にこなし、パーティとしても、またパワーアップした実感を得ました。
【感想】 52期 秋房
このところ朝晩寒い日が続いていたので沢のコンディションとしては冷たいのではないかと心配していましたが、快晴に恵まれ快適でした。
ちなみにウエアは、化繊速乾薄手靴下+ウール沢靴下+ネオプレン沢靴下+沢靴+膝下ネオプレンスパッツ+膝当。上は化繊速乾下着+モンベル沢ジップネック長袖+ランニング用ジップネックシャツ半袖+ウインドブレーカー。下は化繊速乾下着+モンベル沢タイツ+七分丈ズボン、でした。
今回の例会は一粒で二度美味しいというか、狭義の意味での沢登りだけでなく、沢をつめてピークに達するという、本来的な意味での沢登りもセットになっており、沢の源頭を確認して尾根に達する様子を実地で確認できるなど、地形の学習としても有意義でした。
今回も数回お助け紐を出してもらいましたが、お助け紐があるのと無いのとでは、バランスのとりやすさが雲泥の差であることを改めて実感しました。私が思うに、お助け紐はゴルフのハンデのようなもので、実力の違うメンバーがパーティとして一緒に行動するには欠かせません。フリークライミングのゲレンデでいきなりアブミを出してもらうのとは違いますから、いわば沢の美風とでもいえるお助け紐についても、それぞれのメンバーが安全に使えるようになり、パーティとしての力量が高まれば良いと思いました。もちろん、個人の突破力を身につけることは不可欠ですから、私もジムで練習してみます。
沢登りには自由があります。その場の状況に応じて自分でルートを見いだし、ひとつひとつの課題をクリアしながら、前進していく醍醐味が、たまりません。普通では見られない景観が目の前にどんどん現れてくるのも感動です。リーダーはじめ同行の皆さん、ありがとうございました。
【感想】 52期 小松
ついに待ちに待った沢の季節がやって参りました。
去年の芦廼瀬川では、岩登りパートでは全く動けず、ロープワークは分からず、沢に打ちのめされたような大変悔しい思いをしました。これを挽回すべく、今年の1月からクライミングジムで修行していましたが、その成果を試せるのが楽しみで楽しみで仕方ない状態でした。きっと一緒に練習していたT先輩も同じ想いだったと思います。
当日はトップを任せていただきましたが、クライミングジムのやっかいな課題と比べると白滝谷の登りはだいぶやさしめで、かつ、流れのあるところはスタンスも滑りにくいので楽しい流心ばかりガンガン進んでしまい、他の方には寒い思いをさせてしまいました。すいません。
お助け紐の出し方など、課題はまだまだありますが、とりあえずは修行の成果が実感できて大変満足な遡行となりました。
これに飽き足らず、引き続きジムでの練習とロープワークの練習を続けて、沢突破の戦力になっていきたいと思います。
楽しい例会をありがとうございました。
【感想】 51期 T
昨年のあしのせ川遡行ですっかり沢登りに魅了されてからというもの、ふたたび沢登りの季節がやってくるのを待ちわびておりました。
あしのせ川の遡行で一番ネックだと思ったのが、沢の歩行についてでした。
歩き慣れていないので、岩はどれも滑りそうに思え、とても歩行スピードが遅かったので、これでは日が暮れてしまうなという印象でした。
しかし、その後諸先輩方から「水が流れているところを歩けば滑らない」という話を聞き、今回そのとうりに歩いてみると、なるほど滑らない。
これなら行けそうだという実感がつかめたことが、今回大きな収穫でした。
登攀力については、日頃のフリークライミング練習の成果が発揮され、必要充分に身に付いたなと感じましたが、逆にフリークライミング練習の影響で「綺麗な登り方」にこだわる様な癖がついてしまっている様な気がします。
沢の登攀は危険度が高いので、登り方にこだわらず「どんな手を使っても登る(迅速で安全な方法を選択する)」ということを常に意識していきたいところです。(また、それが沢登りの面白さであるとも思います。)
それと、リードやセカンドにおける安全確保、ルート工作などの技術が稚拙なので、そこのところにも力を入れていきたいところです。
最後の夫婦滝のところで、上坂さんに担がれ、もう少しで夫婦滝を登攀しようとするところまでいき、危うく命を落とすところでした。生きてて良かったです。
【感想】 52期 向
はじめて沢に登ってきました。カヤックにのっていたので川を歩くことに抵抗はありましたが、水しぶきをどっぷり浴びながら岩を登っていくのも緊張感があり楽しかったです。想像以上に水流のなかを突き進みましたが、私は寒がりなので少しそれて出来るだけ水につからなくてすむようなルートを取りました。夏なら水に入りたくなるので暑いときにまた来たいです。初沢登りとしては怖さを感じることもなく楽しめたのが良かったです。沢の感じもつかめたので、これからロープワークや岩登りの技術を身につけて沢にも行けるようになりたいと思います。ご一緒いただいた皆様ありがとうございました。
【感想】 51期 竹田
比良の沢歩きははじめてで、夏はともかく春に水遊びなんてうん十年ぶりのことでした。なんとかの冷や水なんてことにならないかと心配もありましたが、芽吹いた木々が陽光に照らされ、少し肌寒いながらもよき沢日和でした。
おそるおそる沢に入ったものの、トップが滝と言う滝はすべて正面突破を試みるため、その後に続く私も調子に乗って水浴び状態になりました。水に漬かっている間はアドレナリンが出ていて元気一杯、楽しくってしょうがなかったですが、休憩のたびに寒い思いをすることになりました。寒がりなのに、反省してます。
今度はネオプレーンのベストを着ようと思いました。(あと水が入らないようにリストバンドも)
さらには足がつくところでドボンしてしまい(しかも2回も)1回目はみなさん、大丈夫か!?と言ってくださいましたが、2回目はその光景を写真に撮っておられましたね。仕方ありませんが。秋房さんのお助けは白滝谷に寄付となってしまい、じつに無念でした。上坂リーダーがお助けを出してくださってほっとしたら、やっとふつうに登れるところだと気付いた始末。
春の花々が開花してとても可憐でした。リーダーさんがお花に詳しいことに、すみませんがとてもびっくりしました。
ちょっとしたルーファンも楽しかったです。
オオカメ谷ものんびりとしていていい谷でした。
みなさんにお世話になりっぱなしでした。
ありがとうございました。またヘタレのお○ちゃんでも行けるところであれば、是非よろしくお願いいたします。
P1080にて