京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.3039 草津白根、四阿山(あずまやさん)、浅間山 日本100名山シリーズ

15日8:00 京都八条口集合、出発で例会はスタートした。例会は土日祝日高速割引を想定し1週間の予定であったが半分を終えた段階、すなわち18日の夜の天気予報が関東地区(秩父周辺を含む)に太平洋高気圧に寒気がぶつかりかなり不安定、集中豪雨が発生しているとのことで両神山甲武信ヶ岳、瑞ガキ山を断念して帰京した。

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No.3039 草津白根、四阿山(あずまやさん)、浅間山 日本100名山シリーズ

2010年8月15日(日)~19(木)

                           6期 四方宗和

参加者 L 四方宗和、四方真知子、葛城美知子     計3名

15日8:00 京都八条口集合、出発で例会はスタートした。例会は土日祝日高速割引を想定し1週間の予定であったが半分を終えた段階、すなわち18日の夜の天気予報が関東地区(秩父周辺を含む)に太平洋高気圧に寒気がぶつかりかなり不安定、集中豪雨が発生しているとのことで両神山甲武信ヶ岳、瑞ガキ山を断念して帰京した。

山行報告

8/15  晴れ

志賀高原散策

この日は渋温泉の民宿泊りにした。北陸周りで行ったので上信越自動車道が若干込んでいたが15:00に着いた。それで志賀高原まで足を伸ばし「琵琶池」の週遊コースを歩いた。

8/16(月) 晴れ

草津白根山(本白根2,171m)

9:00 駐車場(白根火山、有料)発

9:15 逢の峰

9:30 ロープウエー山頂駅

11:00 本白根コース最高点(2,150m)

12:00 ロープウエー山頂駅(昼食)

13:00 駐車場

13:30 湯釜

14:00 駐車場

①この山は100名山とはいえ山登りではない。中ヒールの観光客が「湯釜」までは長蛇の列。さすがに本白根の方はハイカーは激減するがサンダル姿も見かけた。草津温泉からロープウェーで来た人だろう。

②本白根の最高点は2,171mであるが火山ガスの危険性があり立ち入り禁止である。三角点2,165mも同様である。我々は2,150mの最高点で満足しなければならない。

③この日はバラギ高原・嬬恋オートキャンプ場にて幕

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8/17(火) 曇り時々晴れ一時雨

四阿山(2,354m)

8:30 バラギ高原登山口発

9:50 茨城(バラギ)山山頂

10:30 1,750m ピーク

11:30 1,932m ピーク

12:30 2,180m ピーク

13:00~13:30 山頂 昼食

14:50 ロープウエー駅着

    バラギ高原を1時間の歩き

16:00 バラギ高原登山口

最初の計画では南面の四阿高原から登る予定であったが嬬恋テント場に連泊を決めたので嬬恋テント場すなわち東面のバラギコースを取ることにした。エリアマップのコースタイムでは登り3時間半のコースであるが4時間半かかった。またエリアマップにある「鬼岩」の位置も違いあまり人が歩かないコースと思われる。にもかかわらず登山道は整備されているが急登が多く一般向きでない。我々も復路は途中から別れロープウエー道を選んだ。  

バラギ高原・嬬恋オートキャンプ場で幕

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8/18(水)  晴れ時々ガス

黒斑山(2,404m、浅間山の外輪山)

6:40 嬬恋テント場発

 7:40 車坂峠登山口発

     中コース経由

 9:10 トーミの頭

10:05~20 湯の平

10:40 前掛け山登山口分岐

11:20 鋸岳

11:45~12:00 仙人岳

12:25 蛇骨岳

12:50 黒斑山

13:10 トーミの頭

14:10 登山口

浅間山白根山同様活火山で今も噴煙を上げており登山禁止区域内にある。前掛け山へ登山するのか外輪山を縦走するのかは夫々の判断による。我々は好天の中ギザギザのやせ尾根を縦走したくなり湯の平まで下り前掛けコースを捨てJバンド経由鋸~仙人~蛇骨~黒斑山コースを辿った。

19日(木)

帰京  前日、浅間山終了後、埼玉県秩父へ向かい両神山の麓、「国民宿舎両神荘」に宿を取ったがニュースは所沢の集中豪雨を伝え天気予報は「今後不安定」を伝えていた。参加者を考え残りの山々来年回しにした。

【感想】      48期 葛城美知子

登った3つの日本百名山、特異な山ばかりで違った景色が見られた。登山1日目の草津白根山本白根山の広い円形火口と、そこに咲いていたコキンレイカの花が印象に残りました。2日目の四阿山、2.000mを越えても樹林帯、山頂付近はシラビソで何処まで登っても暑かった。最後の岩場一登りで山頂に着くと、ようやく展望が開けホットしました。3日目の浅間山、広々した湯の平から見た、大きくて丸い浅間山と険しい岩場の外輪山の景色はスケールが大きかった。5日間お世話になり有難うございました。

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クジャクチョウもいました)

【感想】    42期 四方真知子 

いつもながら早足韋駄天の四方を追いかけて登らねばならないとおそ足の私はプレッシャーをかかえていたが、今回葛城さんが参加、彼女は私の歩調にも合わせてくださったし、花の名前も教えてくださったので、私の目的の花もたくさん見ることができ倍の楽しさを味わえた。

16日 草津白根山

始まりの山歩きだから、花を見れば止り、観察と喜んでいた。イワオトギリ・ミヤマアキノキリンソウ・オオバヒメシャジン・ヤナギラン・マイズルソウの鶉の卵のような色の実・ガンコウランの黒色の実・コケモモの赤い実・ゴゼンタチバナの赤い実・クロマメノキの黒い実。

頂上近くのガレ場ではコマクサ・コキンレイカ(ハクサンオミナエシ)の競演だった。

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   (コマクサも咲いていた)

17日 四阿山

暑いしきつい直登多しと大変な登りで、私のテーマソング「君の行く道は果てしなく遠い、だのに何故歯をくいしばーーり君は行くのかそんなにしてまで…山があるからだーーー!」と頭の中で叫んで励ましての山登りだった。帰りはロープーウエイ(正しくはゴンドラ)があると聞いたら、文明の利器使わねばと乗車して、車までの長い車道を歩いた。私は山岳会員なれど、読図もだめ、山もチンプンカンプンわからん、短時間・超楽チン・乗り物使用の観光登山者だと改めて確信した。あーしんど。

花はかわいいツルリンドウ・1輪のオダマキが。ホツツジがたくさん咲いていて、満足。

18日 浅間山

トーミの頭から湯の平までの下りは緑鮮やかな笹の中ウメバチソウ・ミヤマウスユキソウ・ヤマハハコ・アキノキリンソウフウロ・トモエシオガマ・ミヤココゴメグサのお花畑、まるでスイスの山を歩いているような、浅間山のでっかい優雅な姿を眺めながら快適な下り。唐松の平原のようなそこから見上げれば、日本でない西部劇に出てくるそそり立つ岩山。あれを登って下るとはと、あんぐり。しばし驚き、感心している場合ではないと、ひたすら岩山を登って、Jバンドをやっつけ、やせ尾根を歩いて、仙人岳・蛇骨岳・黒斑を通り景色を眺めての下山だった。今回はこれが一番私にはいい山だったと思った。

19日

まだまだ続く山行だったが、雨模様が2日も続くとわかり勇気ある撤退と1場所だけ観光を、日本の滝百選の丸神の滝の名瀑を見て帰った。この日程の長さが観光登山者の私には好都合だった。

その他の花(葛城さんの調査協力による)

タケシマランの実・マルバダケブキ・オヤマリンドウ・シナノオトギリソウ・ノリウツギサワギキョウ・ワレモコウ・スイレン(バラギキャンプ場)・オヤマエンドウの実 ナナカマド・シャジクソウ・ギンリョウソウ・トリカブトマツムシソウ・オヤマリンドウ・シャジクソウ・ミヤマコアザミ・ネバリノギラン・シシウドなどの花々を楽しんだ。