京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

〈個人山行〉 沢練習「神童子谷遡行」

2019年6月24日(土) 

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高見淵をリードする幸三郎さん

 

【メンバー】L高橋秀治、鹿嶽眞理子、高橋幸三郎、土井司、TW 会員5

【行程】624()ロッジ前630分集合童子谷林道終点(車デポ)930分~945分スタート~入渓955分~トガ淵~へっついさん1045分~高見淵1110分~赤鍋ノ滝~釜滝2条1240分~幕営1330分~釜滝2条~赤鍋ノ滝~高見淵~林道~駐車地16洞川温泉18時京都

【天気】曇り後晴れ

【記録】53期 高橋秀治

3年前に小松リーダーのもと遡行して以来すっかり神童子谷ブルーが忘れられず、梅雨の晴れ間を願って「釜滝2条」を超えた幕営地で焼肉をしたく思い、一泊二日の企画をしました。

謳い文句は、『「関西起点 沢登りルート100」の表表紙にも取り上げられている「釜滝2条」が朝日で輝く景色を見に行きませんか?』とメーリングリストでお誘いしました。

その呼びかけが良かったのか、鹿嶽さん、高橋幸三郎さん、土井さん、TWさんの4名が参加表明頂きました。しかし、週間予報では日曜日が曇り後雨という事で、仕方なく「釜滝2条」まで日帰りで行って来ました。

入渓地点からいきなりの泳ぎという事ですが、参加者のうち2名は泳ぎが苦手という事で「トガ淵」を通過するのにお助けロープを出しながら30分かかり、「へっついさん」に到着は1時間、「高見淵」を通過に30分とこれでは「釜滝2条」に行けるかと心配になって来ました。しかい、晴れ間が現れ、「赤鍋ノ滝」を通過する時には皆さん、たわしの使い方もマスターされ、その後はワイワイガヤガヤと遡行して、気が付けば「釜滝2条」に到着。

 

 

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釜滝2条をバックに

 

そこで皆さん笑顔で各自の撮影会を済ませ、左岸をはい上がり幕営地に到着。その後思い思いの遅い昼食をとり、下山の準備万端、体力を回復し、遡行してきたルートを下るだけです。下っている途中に、「犬取谷」で釣りをされていた方が後ろから追いついてこられ、その後を一緒に付いて行けば尾根ルートを歩けるかと思い、先に行って頂きました。豈図らんや、スピードが違いすぎ、見る見るうちに姿が見えなくなり、岩に付いた足跡を辿りながら下り、「赤鍋ノ滝」手間の右岸にタイガーロープが有るのを発見。先ずは高橋が這い上がり稜線まで出ましたが、その後のルートを見極められず敗退。

「赤鍋ノ滝」を下るのは、いきなり飛び込んでその後も「高見淵」も滑り台状態で行けば良いのですが、そこまでするのも如何なものかと思いとどまり、ロープをだして慎重に下り、無事デポ地まで戻って来ました。

落ちて危ない所は無い神童子谷遡行ですが、皆で力を合わせて「釜滝2条」に浸かり最高の笑顔が見られた山行でした。

その後洞川温泉に入浴、夕食は、偶然見つけた葛城インター手前にあるトンカツに特化した「松のや」に入り、値段・味等期待以上でさらに充実できた一日でした。

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へっついさん