京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

〈個人山行〉小野村割岳

2015年1月24(土) 

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写真:巨木と一緒に

 

 

【メンバー】

L高橋秀治、堤 潤、秋房伸一 会員3名

 

【行程】

24日(土) 京阪三条6:30~広河原下之町(デポ地)8:059:45 711P~11:30 911P~12:00小野村割岳12:3013:00林道~14:55堰堤~15:30デポ地

【天気】曇/晴

 

【記録】52期 秋房伸一

 小野村割岳は入社してまもなく、ゴールデンウィークに、会社の先輩と当時独身だった妻と3人で芦生原生林側からテント泊で巨大なシダをかき分けながらコンパスを頼りに這い登った思いでの山。頂上に着いた時にはホッとしたが、広河原への下りも道がなくて結構たいへんだった記憶がある。北山の一番奥深くに鎮座する山というイメージ。

 最近では登山道も整備されているらしいが、簡単に登ったのでは面白くないので、スノーシューで高橋さんが個人山行されると聞き、同行させてもらった。

 広河原下之町のお墓の横から尾根に取り付く。最初は勾配が急だが、しばらくして緩やかになり、所々で巨木がお出迎え。

登山路になっているのか、テープ類がけっこうある。美山との稜線は、穏やかで感じよい空間。ちょうど正午に山頂に着いた。

 下りは、登山道よりひとつ東側の尾根を下りようということになり、途中まで順調だったが、林道終点を見つけるのに、若干手間取った。

 林道の下りでも案外体力を使うのと、渡渉その他諸々で、スムーズに全て歩けるわけではない。冬期は橋が外されていたりすれば場合によってはアウトだ。今回はなんとかなったが、険しい山域では、下りが林道だからといって、易しく考えないほうが良いと思った。高橋L、堤さん、ありがとうございました。

 

【感想】53期 高槁秀治

積雪期の小野村割岳と検索してみても余り登っている人がおらず、機会が有れば登ってみたいと思っていたところ、個人山行ではあるが、堤さんと秋房さんの3人で登る機会を頂いた。

下ノ町のバス停に立てばここから登って下さいと言わんばかりに取り付きの尾根がすぐそこに見えるが、よく見ると取り付き直下には墓地が有り躊躇する。少しずらして尾根に取り付きはい上がると踏み跡もあり北山の風情が感じられる尾根が続く。

この時期であるから、ラッセルを覚悟していたが、先週降った雨のせか思っていたより雪が締まっている。そしてこの尾根にも杉の巨木が至る所に有ることに気づいた。

P911から稜線を進み気が付けば小野村割岳山頂に到着。

昼食を摂り帰路のワサ谷林道を歩く時には雪が重くなり、谷筋という事でトラバース等を余儀なく強いられながら林道終了点でコーヒータイムのまったりした時間も過ごせた、有意義な山行でした。参加頂いた堤さん、秋房さんありがとうございました。