京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

〈個人山行〉比良の沢 口深谷

2013年6月22日(土)

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雲に包まれる武奈ヶ岳につめ上げた

【参加者】CL小松久剛 長野浩三 藤松奈美 会員 計3名
【天候】 6月22日(土)雨のち曇り
【行程】
5/12 7:00出町柳駅前→9:00口深谷入渓口~9:50 ゴルジュの滝左岸巻き終わり~13:56 最後の大滝~15:40 武奈ヶ岳山頂~ 17:00 坊村に下山、帰京

【感想】52期 小松久
童子谷がまた雨で流れたため、(実際は流れそうだったため)撤退しても痛手が少ない比良の沢に行くことにしました。

昔ランニングシューズのTさん、沢靴の本田さんと3人で行った沢で、結構巻きまくってあっさりつめあがった記憶があったので、かなり気楽に取り付きましたが、今回はぬめりがひどく、先日のヌタハラ谷よりも難しく感じました。谷全体が黒い石で出来ていて薄暗い雰囲気なのも影響していると思います。

真っ黒な沢をつめあげて爽快な武奈ヶ岳頂上に至る、というギャップがこの沢の魅力なのかもしれません。
これもまたひとつの沢の姿。今年はまだまだ沢に行きます。どんな姿の沢に出会えるのか、楽しみです。長野さん、藤松さん、また一緒に行きましょう。

 

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写真:暗いゴルジュの登攀がつづく

 

【感想】46期 長野浩三
 久しぶりの口深谷だったが,水量もぬめりも激しく昔来たときよりも難しかった気がする。特に巻きがなかなか緊張した。バイルがあると有効だったので今後は巻きのある沢はバイル必携かと思う。暗くて陰気な沢だが,最後の大滝は迫力があり登ったという気になるし,最後の武奈ヶ岳までの詰めはおもしろかった。武奈ヶ岳山頂から100mほどの西南陵まで詰められたのでおもしろかった。小松さん,今後も沢の企画をよろしくお願いします。

 

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写真:口深谷最後の大滝

 

【感想】54期 藤松奈美
入渓したとたん、水量とぬめりに驚き怖じ気づいてしまいました。
慣れるまでの始めの三分の一までが、緊張感で本当に長く感じました。小さな滝がたくさんあり、楽しく、というより、がんばって登りました。わたしにとってはレベルの高い沢でしたが、リーダーの小松さんと、長野さんの手厚いサポートにより(ぜいたくでした)なんとか遡行することができました。
怖かった大滝の後、緩やかな滝に癒され、ぶなのすぐそこに突き上げた時はほっとしました。本当にありがとうございます。
小松さんの安定したリードが、とても頼もしく格好良かったです。
もうすこし練習して、リードとは言わないまでも、自分の力で登れるようになりたいと強く思います。