2015年7月18日(土)~20日(月)
【メンバー】
L秋房伸一、加藤一子、尾崎稔 会員3名
【行程】
18日(土)ロッジ前8:00=北陸道=小出IC=17:45平ヶ岳鷹ノ巣登山口駐車場
19日(日)鷹ノ巣登山口4:05~6:00下台倉山~6:45台倉山~8:55姫ノ池~9:15平ヶ岳~9:30遊歩道終点~9:55雪渓~10:35玉子岩11:00~姫ノ池11:25~12:50台倉山~下台倉山13:30~14:55鷹ノ巣登山口=銀山平キャンプ場(入浴・幕)
20日(月)銀山平キャンプ場8:15=小出IC=北陸道=15:30烏丸御池
【天気】曇のち晴れ、山中はガス
写真: 平ヶ岳2140m 山頂
【記録】52期 秋房伸一
深田久弥「日本百名山」新潮文庫1978では(登山したのは、もっと前)「利根川源流域の最高峰」「バスの終点から頂上まで3日かかり、頂上からバスの始発点まで2日かかった」「汽車を降りてから、これほどアプローチの長い山は、ほかにないでしょう」「久しく憧れの山の一つであったが、なにしろ道がなく、ひどい藪で、途中野営せねばならないので、つい後回しになった。残雪を踏んで行く頃が一番登り易い。その機会を逃すと翌年延ばしになってしまうのである」という山。
平成の御代の今日では、百名山ということで道は整備され、平ヶ岳に登ったといっても、深田久弥さんが登った山とは、まったく別の山といってもよいかもしれない。山そのものは変わってないが。
とはいえ、行動時間は11時間(頂上付近で約2時間散策含む、純粋な登りは5時間10分、下りは3時間半)あり、長丁場だった。
天候が心配された3連休であったが、幸い雨には遭わず、ガスの中で幻想的な景観が広がった。メンバーの脚も揃い、余裕をもって登って下り、楽しい山行であった。
玉子岩に行く途中、雪渓があったが、キックステップで通過した。
帰路の銀山平キャンプ場は、芝生が手入れされた綺麗な場所で、風呂もあり、リゾート気分で癒やされた。小出インターからの下道は道幅も狭く、けっこう時間がかかる。秘境感は失われていない。
【感想】 52期 尾崎 稔
久々の秋房さんと加藤さんと再会。登山よりもお二人に久々にお会いするのが楽しみでした。
約11時間の山行でしたが、お二人と話をしながら歩いたので、長く感じず楽しい山行でした。頂上は曇っていましたが、たくさんの地塘や見事なお花畑を見ることができ大満足です。
現在、千葉県に住んでいますが、また例会に参加していきたいと考えております。これからもよろしくお願いします。
【感想】22期 加藤一子
以前から、地図で尾瀬の上の方に在る平ヶ岳という山が、気に掛かっていました。
麓までのアクセスにかなりの時間と労力を要し、急傾斜と細尾根、長い時間をかけて登って登ってくたびれた頃に平べったい頂が現れます。
山頂付近には池塘が沢山有り、辺りはガスに包まれていました。雪渓も多く残っていて雪深い地方に静かにひっそりと佇む山でした。こんな近寄りがたい山に、登る機会を作ってくださった秋房リーダーに、とても感謝しています。尾崎さんも千葉からの参加で、久しぶりに一緒に歩くことが出来て楽しい山行でした。
心残りは、奥只見湖の遊覧船に乗ってみたかったとか、紅葉の季節に来たら綺麗だったんじゃないかとか、少し思っています。
頂上から玉子岩に行く途中に雪渓があった
頂上付近は池塘(ちとう)が広がる
「玉子岩」
下山時には天気が回復してきた
銀山平キャンプ場