NO.3610 ゆっくり歩く笠ヶ岳
笠ヶ岳山頂と笠の小屋
2016年9月9日(金)夜~11日(日)
【メンバー】
L奥野淳子 辻春見 鹿嶽眞理子
(会員3名)
【行程】
9月9日(金)京都駅20:00=中尾高原口バス停(駐車場)
9月10日(土)中尾高原口バス停(駐車場)7:00~登山口7:05~水場~13:05雷鳥岩13:30~16:45笠ヶ岳17:00~17:15笠ヶ岳山荘
9月11日(日)笠ヶ岳山荘5:00~分岐6:20~7:35杓子平7:40~10:25笠新道登山口10:40~11:35新穂高温泉バス停11:50=中尾高原口バス停(駐車場)=京都
【記録】 54期 鹿嶽眞理子
9月9日(金)
天気予報二転三転し、最終チェック時に11日の天気が曇りのち雨となっていたため、クリヤ谷を通るのは天気の良い10日がいいとの判断で、予定と逆コースで回ることになった。このため、駐車地も中尾高原口に変更となった。
9月10日(土) 晴
うっかりと登山口を通り過ぎて管理道に迷いこみうろうろしてしまったが、コースタイムはその分を割愛して記載している。
前日の雨で、クリヤ谷の水量が気になっていたが、渡渉は普通にできた。笠ヶ岳は急登でしんどい山と聞いていたが、実際なかなかであった。高度をあげると、穂高が見え、そのうち槍も見えだした。素晴らしい景色に感嘆しながら前へ進んだ。
雷鳥岩に着くと、笠ヶ岳が見えた。すぐそこのように見えてなかなか遠く、道も岩がごろごろしていて歩きにくい。笠の直前は大きな瓦のような薄い岩が堆積した道だ。だんだんガスが出てきて、山頂が見え隠れする。山頂に着いてすぐはまだ青空が見えていたが、あっという間にガスの中。景色が見えず残念だったが、その代わりにブロッケン現象を見ることができた。なんと、そばにいる人も含め4人ほどの影が浮かんで見えたのに驚いた。ここから笠ヶ岳山荘まではすぐ。
笠ヶ岳山頂にて
9月11日(日)晴
天気予報は好転して晴れとなった。後ろに笠ヶ岳、前に槍と穂高を見ながらの稜線歩きは快適だった。朝焼けの美しい空や光がさして輝く笠等に感動しつつ進んでいく。杓子平まで来ると笠とはお別れ。次第に道は急になり、ところどころ3段ほどの梯子や、歩くとぼこぼこする鉄板がある。岩もごろごろしている。ここを登るのもしんどそうだなあと思いながら下山した。
【感想】 54期 鹿嶽眞理子
去年、新穂高温泉から双六岳、三俣蓮華まで行ったときに、笠ヶ岳がすぐ近くに大きく見え、次は笠にと思っていたので、今回行くことができてよかったです。ただ、笠は急登でしんどいと聞いていたのですが、足元が悪いから余計にしんどく感じるのだと実感しました。
お天気はちょっとガスは出たものの、いい天気で、素晴らしい景色が見られて最高でした。
【感想】 50期 奥野淳子
一人で来た時は小池新道を登り笠新道を下りました。クリヤ谷を歩いてみたかったのですが、読図や徒渉が不安で諦めました。
今回、仲間を得てクリヤ谷を登ることができました。改めて会に感謝すると共に、ご参加くださった辻さん鹿嶽さんに感謝です。
天気は予想に反して晴れ、西側からの槍穂を十分に楽しむことができました。いつ見ても素晴らしい山々です。
朝の槍穂高連峰