京都比良山岳会のブログ

山好きの社会人で構成された山岳会です。近郊ハイキングからアルプス縦走までオールラウンドに楽しんでいます。

No.2783 東北の山(鳥海山・月山)

 
【日程】2006年9月15日(金夜)~18日(月)
【参加者】6人
【天候】16日 曇り時々雨 17日 曇り時々雨 18日 雨


【記録】48期 J.I.
9/15(金)21:00山科駅前集合
9/16(土)0:30有磯海サービスエリア(休憩),7:00滝の小屋下の駐車場着,7:20駐車場==7:35滝の小屋(荷物準備)==8:55河原宿小屋(10分休憩)==9:55薊坂下(15分休み)==10:40伏拝岳==11:25山頂小屋(25分休憩)==12:00新山頂上==12:35山頂小屋==13:40七五三掛==13:55御田ケ原分岐==14:20鳥海湖==14:40T字分岐==16:10河原宿小屋==16:45滝の小屋
9/17(日)6:10滝の小屋発==6:25駐車場(出発準備35分)==9:10月山八合目駐車場 着==9:20月山八合目登山口==10:35仏生池小屋==10:55行者返==11:40月山頂上(15分休憩)==12:40仏生池小屋==13:40月山八合目駐車場
9/18(月)2:05鳥海高原家族旅行村発==(黒崎,有磯海,南条サービスエリアでの休憩を経て)==11:10山科駅前解散 

 15日の夜,台風13号の接近を不安に思いながら,家を出た。そして,山科駅に着いたとき,もう一つの不安な点を思い出した。マイカーで山形まで行くということだ。しかしながら,東北の山へ休暇を取らずに(しかも安価に)行くにはマイカーに限る。そんなふうに安直な発想で飛びついたわけだが,今回も行ってよかった山行の一つとなった。
S内さん運転で山科を出発。もっぱらの話題は,何時に滝の小屋に着くか,台風の影響で,日曜以降は雨だろうから,できるだけ早く現地入りして,当初の予定より早めて土曜日中にピークを踏んでしまおうということだった。夜の北陸道はすいていて,夜明け時分に由良海岸に到着。鳥海山らしきシルエットを発見し,気分も幾分か高まる。

そして,滝の小屋下の駐車場に着いた。そこから,滝の小屋めざして,歩き出す。滝の小屋付近で幕営と聞いていたが,適当な場所がない。小屋の管理人にS内さんとT野さんで確認したところ,幕営禁止になっているらしい。素泊まり2,500円のところを2,000円にまけてくれて,滝の小屋に泊まることとなったので,不要な荷物をそこにデポしていく。
東北の山だからなのか,空気がさらっとしていて,それほど汗だくにはならない。気持ちよく八丁坂を登りつめると,河原宿小屋(営業終了?無人のよう)に着いた。ここは,少しなだらかなところで,花の咲きそろう頃はお花畑が美しいところらしいが,時期としては少し遅かったようだ。まばらにしか見られない。
休憩の後,再び登り出す。地図上では,雪渓の上を登っていくようになっていたが,雪が一番少ない時期だそうで,一度横切ったのみである。時々,後ろを振り返ると,日本海庄内平野が見下ろせた。上を見れば,草が紅葉し始めていて,これもまた格別である。急登の薊坂の下で休んだ後,ピークを目指す。そして,登りきってびっくり。外輪の尾根に出くわす。草の生えたなだらかなピークを想像していたのに,岩だらけの殺伐とした頂上だったのだ。

帰りは,皆が急登だった薊坂を下るのを嫌がって,別の道を選択。結果的にかなり遠回りとなったけれども,途中の千畳ケ原のあたりは高層湿原となっていて,静かな良い所だった。また,一旦下って,登り返したりと,変化に富んだコースを堪能。(簡単な岩登りあり。)
翌17日は月山に行くことになった。おそらく,天気がよくないだろうから,鳥海山付近を散策するよりもピークハントするほうがいいだろうとの判断からであった。小屋管理人の助言によると,できるだけ早く登山口に行ったほうが良いとのことで,早々に出発する。
月山八合目付近は高層湿原エリアとなっていて,木道を行く。風景はいいけれども,何だか蒸し暑く,気がつけば汗だくになっていた。少し急な行者返を越え,モックラ坂を登ると,月山神社に着く。
ここに入るには有料(500円)。支払いを済ませ,お祓いをうけて,入山。大粒の雨こそ降ってないものの,曇っていて,視界はゼロ。
来た道をそのまま引き返し,駐車場に着いたら,本日の宿(鳥海高原家族旅行村)に向かう。車から昨日登った鳥海山の頂が見えたことや鳥海山荘の温泉から月山が見えていたことも,この山行を大変思い出深いものにしてくれたように思う。

最後に,運転をしてくださったS内さん,T野さん,T田さんには大変お世話になりました。それから,K藤さん,T辺さんもご一緒できてよかったです。ありがとうございました。